なんか、すごい、美少女たちから告白されてます、愛人、情人、思い人、専属メイド、つくっちゃいます。

6 雨ノ降 桃花から告白された。踏み踏みされて、気持ちい。

 6限目が終わり、放課後になった。

 

 

 

 「あの、才丸くん。話があるの。校舎裏で待ってるわ。」

 

 

 

 雨ノあめのふる 桃花ももか


 口も、きいた事のないクラスの女子だ。

  

 茶髪で、外に後ろ髪がハネている、ボブの髪型をした、身長145㎝程度の背の低い女だ。

 

 かわいい、顔立ちをしているが、クラスでは地味で目立たない女。

 

 ま、僕は彼女が素晴らしいものを隠し持っている事をしっている。

 

 いいおっぱいも尻も、かわいらしさも持ってる事を知っているのだ。

 

 観察していればわかることだ。




 放課後に僕を呼び出すだなんて、どういう、ことであろうか。

 

 まさか、僕を、殺す気か。

 

 あるいは、僕に告白する気だろうか。

 

 思い返してみると、クラスで、熱い眼差しを僕に向けているし。


 雨ノ降さんと接点なんてないし、好かれるような事はしていないので、困惑した。

 

 

 

 ま、取り敢えず、行ってみるか。




 教室から、出ると、階段を降りて、西校舎裏を目指す。

 

 

 

 部活動で、グラウンドは賑やかだ。

 

 昇降口のあたりは、生徒がたむろしている。

 

 向かえ待つ者や、友達、恋人を待つものが多いのであろう。

 

 

 

 校庭を歩き、校舎裏を目指す。

  



 人気のない、ところだ。

 

 

  

 樹の影で、上手く隠れるようになっている。

 

 

 

 雨ノ降さんは、ポツンと、突っ立って、僕の事を待っていた。

 

 

 

 「やあ。来てくれたんだね、よかった。」

 胸を撫で下ろすようにして、声を漏らした。

 

 

 

 「そりゃ、来るよ。待たせると悪いしね。」

 僕は言った。

 

 

 

 「優しいんだね。」

 雨ノ降さんはニッコりと笑った。

 

 


 眩しくて、みずみずしくって、とうとい笑顔だった。

 

 

 

 「そんな事ないよ。」

 僕は、謙遜した。

 

 

 

 「君の事が好きなんだ。」

 雨ノ降さんは顔を紅らめて言った。




 僕は、疑問に思った。

 

 どうして僕なのだろう。

 

 雨ノ振さんに、僕は釣り合わない。

 

 

 

 「どうして。」

 僕は、ききかえした。

 

 


 「好きに理由なんて必要ないよ。」

 雨ノ振さんは、言った。

 

 

 

 難しいことをいう女だ。

 

 理由もなく、人が好きになれるはずがない。

 

 

  

 「きっかけは。」

 僕は、きいた。

 

 

 「わからない。君は学校中から忌み嫌われているのに、学校を休むことも、別段、厭そうにすることもなく、むしろ、楽しそうにしていた。いつしか君を目で追うようになっていた。」

 



 ちゃんとみてくれているじゃあないか。

 

 僕の事をみてくれている。

 

 

 

 「ありがとう。」

 僕は、言った。

 

 

 

 「いえいえ。」

 雨の降さんは、嬉しそうに言った。

 

 

 

 「でも、ごめん。他に好きな人がいるんだ。」

 僕は、残酷に言い放った。

 

 

 

 「え。」

 雨ノ降さんの瞳に、僅かに涙がみえた。

 

 

 

 悲しませてしまった。

 

 僕は、悲しいことが嫌いだ。

 

 

 

 「ごめん。」

 謝ることしか出来なかった。


 告白するのも勇気のいることであっただろう。

 

 

  

 「いいよ、仕方ないよね。付き合ってとは言ってないしね。気持ちは伝えたよ。」

 雨ノ降さんは、笑っていった。 


 最初の時とは違うしんみりとした笑みだ。

 



 僕は恐怖した。

 

 

 

 これが、恨みに変わればどうなるのかと。

 

 女泣かせな男は、刺されて死ぬのだ。

 

 コワくなって僕は土下座した。

 

 

 

 「ああああああ、ごめんなしゃいいいい。どうぞ、踏みつけてくださいいい。」

 僕は、地面に頭を擦り付けた。

 

 

 

 「いいよ、やめてよ。他に好きな人がいるんじゃあ、どうしようもないよ。」

 雨ノ降さんは突然の僕の土下座に、驚き、呆れた様子であった。

 

 

 

 よし、もっと僕に幻滅してくれ。

 

 そうすれば、もはや、恨まれる心配さえないだろう。

 

 

 

 「頭を上げてよ。」

 雨ノ降さんは、申し訳なさそうに言った。 


 

 

 「いえ。是非一度、踏んでみてください。」

 僕は言った。

 

 

 

 「え。いいの。はじめてだ、人の頭を踏むのなんて。靴のままでいいの。」

 雨ノ降さんは困惑した様子で、言った。 

 


  

 「はい。ぜひ、お時間があってよろしければ、お踏みくださいませ。」

 僕は、頭を更に地面に擦り付けた。

 

 

 

 「じゃあ、遠慮なく、えい。」

 

 

 

 グりグり、グりり。

 

 

 

 「どうですか。」

 僕はきいてみた。

 

 

 

 「ちょっと、いいかも。」

 雨ノ降さんはニヤリと赤黒くほくそ笑んだ。

 

 

 

 グリイ、グリリ、ドスり。

 

 

 

 「あら。私とした事が、ごめんなさい。やりすぎちゃったわ。少し、踏む程度の予定だったのに、予想外に、いい気分になっちゃって―。」

 雨ノ降さんは、愉快に声を弾ませて言った。

 

 

 

 よかった、機嫌を取り戻した様子だ。





 いい踏みだ。

 

 思わず、二ヤけが止まらないほどだ。

 

 

 

 「ちょっと、何笑ってるの。踏まれてるのに―。」

 雨ノ降さんは不思議なものでもみる目で僕をみた。

 

 

 

 二ヤ、二ヤ

 

 二ヤア。

 

 

 

 「うへへ。うふふ。ブヘえ。」 

 

 

 

 「あなた、もしかして―、こういうのが好きなの。」

 雨ノ降さんは、声を潜めて、確かめるように言った。

 

 

 

 「はいい。実は僕、かわいい女の子に、踏まれたり、酷い扱いを受けるのが好きなんです

うううう。」

 僕は、叫んだ。

 

 

 

 「ふーん。変態さんなんだね。」

 雨ノ降さんは、僕の耳元で囁いた。

 

 


 ひいい。

 

 耳が妊娠しちゃうわあああああ。

 

  

 

 「ヒンっ。」

 思わず、声が洩れる。

 

 

 

 「えへへ。もー、かあ、わあ、いい、いんだからあああ。この、このおおお。」

 

 

 

 まるで、石ころでも蹴るかのように、僕を蹴って弄ぶ、雨ノ降さん。

 

 

 

 ああ、幸せだ。

 

 女子高生に踏まれる気分ってのはよおおお。

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