第41話

昨日はどうにも仕事から帰ったら眠くて寝ちゃいました。

楽しみにしてくださった皆様には大変ご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。


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「それを言うのならリビングデットから呼びかけに応じたのではないかね。」


「もしかして、俺が死ぬと師匠たちも死ぬ感じですか。」


「現状はそうだね。

 ダンジョンマスターの君とのパスはどう頑張っても、

 繋がりを消すことはできなかったし、

 もっと辛いをすることはできるけど、君の魂を離すようなことはできないようだ。

 もしくはしたとしても、蘇生手段があるのなら強制的に行動を起こされる。」


「いつの間に俺を殺したんですか?」


「君が寝ている間に臨死体験をちょっと経験させたくてね。

 ま、少々辛めの悪夢にしかならんよ。

 生と死をより身近に実感することで、生死のやり取りで起こる刹那の思考加速を惹き越しやすくしているのさ。」


何言ってるか、わかりません。

臨死体験なんてそうそうやりませんよ。


精々初めてなる病気とかで死期を身近に感じるくらいのモノですよ。


「なんだい、その様子だと過呼吸か、心筋梗塞の予兆でも感じたことがあるのかな。

 初めては痛いからね。

 特に過呼吸はパニックになることが多いし、ペーパーバック式だとそのままに死に至ることもある病。

 心筋梗塞の予兆みたいなのは心臓が動けなくなるくらい痛いだけで済むけど、自己制御が難しい過呼吸を経験するなんて、

 いじめられていたのかい?」


「そうですよ。」


オタクだからって理由でいじめられるのはしょっちゅうだった。

田舎だからジャパニーズポップカルチャーに対しての関心度がとても薄いんだ。

子どもでも関心が中途半端に高い人しかいないし、深く追求するタイプの人は皆無に等しく、オタク界隈でも浮くタイプなのは自覚している。


「そうか、私もいじめられっ子でね。

 いじめられない為に武術を極めたものさ。

 田舎だから、新しい文化を受け入れる人たちはあまりいなくてね。

 良く都会に住みたいと思っていたよ。

 ま、住んでみると中々刺激的なところだったけどね。」


「東京ですか?」


「東京だね。

 ま、住むには適さないかもね。

 人間は集団社会型生物だ。

 虎などと違い群れを形成する以上、社会からのはみ出し者は排除したがる傾向にある。

 けれども、大河君。

 そんな彼らを黙らせるだけの実績を積めばいいんだよ。

 武だってそうだ。

 オリンピックや世界選手権で金を取ればそれだけ認められる。

 自衛としてでなく見世物としての武ならその程度で大丈夫。

 けれども君はこの世界でモンスターを相手取る人間に勝つために修行をしているんだ。

 元の世界で言う、象を一人で狩るような無謀な少年になれるかい。」


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スライム道

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