第7話 ジャガイモ知恵の門(芽に毒があるか否か)
ジャガイモ知恵の門(芽に毒があるか否か)
「ならダンジョンに畑を作り、その結果から推測するのがいいんじゃないか?」
「知恵の門でそれを造るんだ。」
「農業用水と作物から知恵の門を作成か。」
期間は恐ろしく長くなるが知恵の門には変わりない。
なんせ知恵とは本来長い期間を得て取得するモノなのだから。
「すると作物はジャガイモとか根菜類が良いか。
どんな土でも育つ作物の方が素人でもわかりやすい。」
「ジャガイモの芽に毒はあるか否かにしておくか。
その他、生活様式も整えておこう。」
「日本のまんまではいかんから、江戸時代の様式を使った方が良いな。」
その後も色々案をだしていき、ダンジョン制作と自分たちの強化も進めていた。
もう一つの抜け穴として自分たちで外に出て、生物を殺すとダンジョンポイントが手に入るからだ。
「安全だと思わせつつ、舐められないダンジョン造りは難しいな。」
「むしろ安全だと思わせない方が良いんじゃないか。」
「最奥だけに危険なモノを入れるのは防衛として会ってると思うぞ。
相手が必ず油断して来たところを確実に仕留めるってことも良いと思うぞ。」
「もしくは生活様式、住まわせるにあたり、それ相応の試練を入れるのもありだな。」
ダンジョンは化けモノの穴であるべきか否か。
「あとどれくらい余力を残せるかだな。
聞きはしないが、ダンジョンポイントはすぐに切り替えられるくらいの余力は残していた方が良い。
それに今回のことも失敗しないとは言い切れないからな。」
「学校で何回習ったと思ってんだよ。
もちろん残してるぜ。」
「失敗しないと言い切れないから練習するんだしな。」
しかしキリキリの家計なのも事実。
オタク生活には金がかかるので家計管理もそこそこ行う。
購買や学食は安く作られているがお金がかかる。
通学費も公共交通機関を使うと月1万円かかるのは高校生ではざらだ。
彼らはオタク生活を続ける上で様々な節約をしてきた家計のスペシャリストでもあった。
一人密売をした例外は居るが……
「俺は海産物を倒して生計を立てていくわ。」
「俺も砂漠で遭難した人物を装いつつ、狼やらサソリやらを倒していかないとヤバい。」
「王都の俺は……。」
「下手に動かない方が良いよな。」
「冒険者や騎士に見つかったら死ぬしかねえだろうし。」
「逆に不良どもや他に搭乗していた人たちがどうなっているかも気になるところだな。」
彼らのことは知ったことではないが、もしこちらにちょっかいをかけてくるのであれば強力な人材になってくるに違いない。
その辺りの情報は何としてでも集めなくてはならなかった。
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スライム道
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