第6話

一体何を考えているの?リドル…!!

「私は彼女に逆恨みされる理由が私にあったと思います。」

リドルはまっすぐな目で私を見つめた。

「何を言っているんだ。君は何も悪くないだろう!!」

公爵様がリドルのことを庇った。公爵様がリドルのこを庇うたびに私は心が苦しくなる。

ほんとの公爵夫人は私なのに…!!

「分かっています。ですが彼女もすごく反省しています!私はその気持ちを無駄にしたくありません。ただしちゃんと一年ほど監視をつけます!どうですか?公爵様ダメですか?」

リドルは公爵様の方を向き、公爵様の手を掴んでいる。リドルの渾身のお願いの仕方なのだろう。

「……。分かった。だが不審な点が見られたらすぐに死刑だ。分かったな?」

ずっと下を向いていたエーミールが顔を上げた。不満なのだろう。だが、公爵様はエーミールの肩をポンっと軽く叩き分かってくれと言った。

「公爵様、エーミール。ありがとうございます…。ちょっと先戻っといてくださいますか?」

そう言い、リドルは公爵様とエーミールを先に戻させた。

するとリドルかつコツコツと音を立て私に近づいてきた。      

「大変だねぇ、公爵夫人のマリア様!家族に見捨てられてねぇ。」

「!」

やっぱりリドルはすべてわかっていたんだ。「やっぱりあなたは、分かってて私を…!」

許せない!!

「だったらどうだっていうの?いい人ぶって、顔も良くて幸せでウザいのよ!!!」

リドルの言葉は完全に逆恨みだ。

「なんで入れ替われるってわかってたの?」

私は彼女に聞いた。

「神のお告げ…よ。」

「ふざけてるの?」

私は聞いたがリドルの顔は真剣だ。まさか本当にリドルは神のお告げを聞けるっていうの?そんなわけない。私は一瞬言葉を失った。

「なんで私を助けたの?」

私はリドルに一番聞きたいことを聞いた。

「だってあなたにはもっともっともっともっともっともっともっと苦しんでもらわないと気が済まないの!あなたはこれからは絶望と苦しみを味わって生きていくのよ!!」

そう言って彼女は私のことを蹴った。何度も何度も公爵様に蹴られた時よりも躊躇なく蹴られた。

「まあ、ということでウザいからめっちゃ苦しんでね。公爵夫人。」

そういうとリドルは牢獄をあとにした。

なんで逆恨みでこんなめに遭わなきゃいけないのよ。なんでみんな信じてくれないのかな。いやこのままだとリドルの思うツボまずは…過ごした期間が長いモリーから本当のことを知ってもらわなきゃ!!モリーと私しか知らないことは…!

そっかあれだ!!



    作者より

えーとですね。こんな私の作品をいいねとフォローしてくれた方にお礼を言いたいと思います。ありがゴンザレス!!ジェルミさんと

色彩ベルさんほんとにありがとうございます!!ふざけてすいませんw


🌹🌹🌹🌹   🥀🥀🥀🥀  🌷🌷🌷🌷

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