第20pedia 腹鳴
ちょっとだけ前回のあらすじ。2人で七草粥を作った。
「お野菜とお塩だけのお粥だけど、意外とおいしそう!」
「塩加減がミソだそうですが、うまくできているといいですね。」
「おいしい!…って聞こえてたよね…お腹鳴っちゃった!あまりにもお腹空きすぎて――」
後頭部に手を当てながら「えへへ」と照れた様子を見せる
「お腹が鳴ることを『
「ほえー。お腹が働いてるからお腹が鳴るんだね!」
「そうですね。主に空腹時の胃の収縮運動の際に大きな音が鳴るようです。一般的に、食べ物が胃から出ていくのに3~4時間かかりますので、そのころにお腹が鳴ることが多いみたいです。ちなみに、1日3食バランスよく食べると、お腹の鳴る頻度は減らせますよ。」
「なるほど!ずっと食べてればいいんだね!」
お粥をおかわりしながらそういう
「鳴る頻度は減ると思いますが、健康的にはよろしくないですね。先ほども言った通り、しっかり消化して、空腹の状態になるとお腹が鳴りやすくなるので、お腹が鳴らない生活イコール、常に胃が食べ物で満たされているということになりますし、そうなると生活習慣病のリスクが高くなったりします。」
「ヒッ…病気はお腹鳴るよりやだなあ…。」
「これは晩ご飯なので、食べてもいいと思いますよ。あと、ずっと食べ続けなくても、適度な間食――例えば血糖値を手軽に上げられるチョコレートや、腹持ちの良いナッツ類などでお腹が鳴るのを抑えることもできます。と、先ほど少しお話した『1日3食バランスよく』のお話の補足ですが、消化吸収は大まかに分けると『炭水化物→タンパク質→脂質』の順番になりますので、炭水化物だけ食べるより、脂質・タンパク質なども入った、バランスの良い食事を――という意味合いです。」
「ほうほう!適度にバランスのいいご飯と間食!努力します!」
「空腹時の胃の収縮運動は、十二指腸で生成される『モチリン細胞』から分泌される『モチリン』というホルモンによって促進されるそうです。」
「モチリン…もちもちだね!」
「もちもちですね。なぜかこれだけは
「今日、ヨミpedia言ってない!!」
「まあまあ。今日は調べてないからいいじゃないですか。」
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