第19pedia 七草粥
「突然ですが、今日は何の日でしょうか?」
エプロンをした
「1月7日!
「ちが…わないけど違います。七草粥を食べる日です。」
拍手をしている
「七草粥って聞いたことあるけど、食べたことないね!」
「実は私もそうなんです。そこで、正月食べ過ぎた
「わーい!でも、どうして1月7日は七草粥を食べる日なの?正月に酷使したお腹を労わるなら、1月4日の方がいいんじゃないの?」
「それは、以前、おせちのお話の際に出てきた『
首をかしげながら考え込む
「調べて!ヨミpedia!」
それを聞いた
その間に
今回はすぐに調べられた様子で、
「あまり難しいお話でもないので、作りながら話しましょうか。まずは――そうですね、せっかくなので七草のお話でも。
「わかるよ!せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ!」
「どれがどれですか?」
「わかりません!」
「正直でよろしい。実際、すずなとすずしろ以外は葉っぱですし、分かりづらいですね。ちなみにすずなは蕪で、すずしろは大根です。」
「ほえー。じゃあまずはすずなとすずしろをした処理するね!」
「お願いします。この七草についてもう少し補足すると、七草粥に使われる七草は『春の七草』と呼ばれておりまして、他にも四季それぞれの七草や、地域によっては海の七草などもあったりするそうです。」
「で、『どうして1月7日に七草粥を食べるのか』でしたよね。」
「そうそう!1月7日の節句って『
「よく覚えてましたね。七草粥の起源は、紀元前の中国の風習になります。元は『
「ほえー。もとはお粥じゃなかったんだね!」
「元々は『正月で疲れた胃を休めるため――』っていう感じじゃなかったんだね?」
「そうみたいですね。そもそも、使われている春の七草が、『日本のハーブ』と称されているような健康に良いものですし、お正月に不足しがちなビタミン類を補える、かつお粥なので消化にも良いという点では、理にかなっているので、後付けだったとしても理論的には正しいと思われます。」
「健康にいいし、おいしそうだし、いくら食べても大丈夫だね!」
「確かに、健康に良さそうな見た目してますが、食べ過ぎないようにしましょうね。胃を休めるためでもあるんですから。」
「善処します!」
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