わがままお姫様をわからせたら、服従の首輪をかけられヤンデレ姫のあまあま奴隷にされた

あら、勇者様っ


んふふ、また呼び出してしまってごめんなさい


私の為ならいつでも?


あら勇者様、嬉しいことを仰ってくれるのね


ふふ……毎日勇者様とお会いできるなんて、今でも夢みたい……


だってだって、そうでしょう?


魔王討伐に行ってしまったあなたは、長い間この国を留守にして……


私、寂しかったのですよ?


来る日も来る日も勇者様が無事に帰ってこれるようにって、国中の僧侶や神官たちには沢山お祈りしてもらったわ


あら、言ってませんでしたっけ?


ごめんなさい、てっきりもうご存じなのかと……


どれくらいしていたのかって……当然、一日中ですわよ?


勇者様が無事に帰ってきますように、勇者様が傷一つなく帰ってきますように、


勇者様が魔王を早く倒せますように、愛しい勇者様が早く私の元へ帰ってきますようにって♡


えへへっ、勿論、皆さんが進んでやっていただけましたわ♪


やっていただけない方は、少し言い聞かせたらすぐに賛同してくれましたもの♪


ふふ♪


あぁ、そんなもうどうでもいいことで勇者様のお時間を奪っては申し訳ありませんわ


今日お呼びしたのはですね……


あそこに見える山のてっぺんに、すごく大きな宝石があるって噂を聞きましたの♪


だから、勇者様にはそれをすぐにでも取ってきてもらいたくって♪


……え? それだけ?


えぇ、それだけですわよ?


だって、私が欲しいんですもの


本当は何人か送り込んだのですが、どうやら呆気なく死んだようで……


全く、勇者様にお手を煩わせるなんて……死んだ後に神の元へは行けないように呪いをかけさせていただきましたわ♪


でも、魔王を倒した勇者様なら朝飯前ですわよねっ♪


……どうかなさいましたか?


ほら、勇者様なら今日中に行って来れるでしょう?


さぁさ、私の指に、噂の素晴らしい宝石をはめに行って来て下さい♪


……行かない?


何故です? 特に問題ないでしょう?


まさか勇者様……行かないというおつもりですか?


まさかそんなこと……


//低音

ないですわよね


まさかこの国の姫である私の言うことを聞けない勇者様……いいえ、国民がいるはずがありませんわ


私の言うことは国王とこの国を守護する神の言葉と同然!


……わかったら、さっさと行ってくださいな?


……許さない?


何がですの?


……お父様に言いつける?


んふふっ、さぁ言ってごらんなさいよ?


お父様は私を寵愛するばかりか、もはや骨抜きになって私の思うがままに動くお人形さんですからね?


どちらの言うことを聞くのか……お分かりのはずでは?


……何? 訂正?


もう言ってある、ですって……!


えっ、え……で、でも、お父様が私に何か言うことがあるはずありませんわ


きっと、また宝石を取りに行かせるはず……!


だったら聞きに行ってみろ?


……な、なんでですの……?


い、良いじゃありませんか、私の欲しいものくらい、取って来てくれたって……!


私言いましたわよね? 勇者様のために全力でお祈りしたって!


それも拷問だってお父様に言いつけた?


え、ぇ、そんな……!


ぇ、ぃ、いや、そんなはず……!


わ、わかりました、わかりましたわ!


その宝石は諦めますから、どうか、撤回を……


……お父様は、私との縁を、切ると……?


そ、そうです、か……


ふふ、ふ……


//歩きながら

わかりました……私は、罪を受け入れます……


ふふ、どこかで、悪いというのは分かっておりました……


けれど、お父様や勇者様が幸せそうなのを見て、嫉妬しておりましたの……


たとえばあなたも、幼馴染、でしたっけ……その方と今はご一緒なのでしたよね


それが、少し……妬いてしまっていて……


ふふ……惨め、ですわ……


ねぇ、勇者様?


こんな私に、最後の一つ、願いを叶えてはいただけませんか?


私を、少しだけ強く、抱きしめて欲しいんです


ただ抱きしめてくれるだけでいいの


そうしたら……これからはあなたの明るい温もりで、誠実に生きて参りますわ


さぁ……お願い……


ぎゅうう……


//首輪嵌め


……ふふ……ふふふっ、あははははははハハハハハハハハハハっ!


勇者様! だからあなたは……大好きなんですの♪


あら、床に倒れて大丈夫ですか?


でもご安心なさって? すぐに良くなりますわ


//囁き

私のことを愛してやまない、最高の旦那様になれるんですもの♡


んふふ……


今嵌めた首輪は服従の首輪……


あなたを、私のことが大好きで、心の底から愛してやまない、私だけのペットにできる品物ですの♪


抵抗なさると苦しいですわよ?


あなたが愛していた妻への感情はなくなって、その愛や劣情、それに服従したくなる気持ちが私に沸々と沸き上がるの♪


はぁ……なんて可愛らしい罠にはまってしまったのかしら?


けど……勇者様が悪いのよ? 私の好意をぜぇんぶ無下になさるから……


//低音囁き

私に逆らうからこんなことになるのよ


//低音囁き

ぜんぶ、あなたのせい


だから……勇者様、あなたを私のモノにしますね♪


そしたら、最初にお父様の首を切り落として、私を王女に据えてくださいな♪


そして、私と勇者様だけの王国にしましょ♪


欲しいものはなんでも手に入れる、全部奪う、なんでも私たちのモノ……♡


あら、そんなことしないって、まだ口にできるの?


凄いわ……けれど、嫌悪感なんかないでしょう?


//甘く囁き

むしろ、今すぐやってあげたい、全部私にあげたいって感じてる……♡


んーっ、可愛い……嬉しいですわ、勇者様ぁ♡


あぁ、あとそれと……あなたの伴侶だった方も、私からあなたを奪っていた罪で処刑しちゃいましょう♪


ねっ、それが良いですわね♡


あははっ、剣に手をかけているの?


けれど抜けない……あと少ししたら、あなたの心は完全に私のモノなのだから……♡


//以下囁き


ね、お願い……私のために、全部奪って? 私たちの愛を遮るものも、邪魔なものも全部壊して、殺してきて?


そうしたら……勇者様のコト、一杯甘やかしてあげますから……


あなたの愛しい、妻として♡


ふふ……もう瞳が虚ろで、とろぉん……ってとろけてる……♡


それでは手始めに、この国を私にくださいな♡


だ・ん・な・さ・ま♡

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