ヤンデレレズお嬢様「私のお嫁さんになって……」

あら、お目覚めかしら。


気分はどう?


といっても、口には猿轡、両足は鎖でつながれて、


そのうえ両腕は一ミリも動かせないようになってるんだから、


あまり寝覚めはよくないわよね


でも、喜んで?


すぐにでも解放してあげるわ


でも、条件として~


あなたには、女の子になってもらうわ


あら、聞き取れなかったかしら。


あなたは、これから、おんなのこに、なるの


うふふふふっ、ステキでしょう?


あなたみたいなステキな方が、


むさくるしくて、がさつで、気持ちの悪い男のカラダなんて


もったいないと思うの。


確かに、私は同性の方が好みなの。


でもね、性格は、あなたのことがだぁいすき。


……だからね、私、悩んだの。


あなたという存在は好きなのに、体は生理的に受け付けない。


悲しくて悲しくて、仕方なかったわ……


だけど、思いついたの。


あなたを、女の子のからだに作り替えてあげればいいんだって。


心配なんてしなくていいの。


私のお嫁さんになったら、世間体なんて……


ううん、なぁんにも気にしなくていいの。


ただ、私に身をゆだねて、私の求めるがままに


愛を受け止めればいいの


そんなに抵抗して、暴れて。


不安なの? 苦しいの?


そうよね、男だからだもんね


小さいころから我慢を強いられて、


男だからって、独り立ちを強いられて。


辛かったよね、苦しかったよね。


でも……この注射器の中のお薬があなたを救ってくれるし、


男になんかふさわしくないあなたを、


あなたにふさわしい女の子に変えてくれるの。


ふふ、すごいでしょ?


私の財力なら、私の力があれば、


こんなことは簡単だし、これからのあなたの、女の子としての生活も、


一生、私が何不自由なく面倒を見てあげられる。


あら、男としての欲求が出てるわね……


…………汚らわしい


その粗暴さも消えていくわ……


じゃあ、行きますわね……


ちゅ~~……


腕を見て……どんどん女の子のモトが入っていくわ…………


……はい、おしまい。


あら、泣いているの?


嬉しいのね……私もよ。


やっと、やっっっっと、あなたを完全に私の彼女にできるんですもの。


あ、眠くなりましたか?


では、ゆっくり、ゆっくり目を閉じて……


男の体を強制的に作り変えるんですもの。


それはそれは、すさまじい痛みを伴うらしいんですの。


流石の私も、あなたの苦しみ悶える姿は見たくありませんから……


あなたが眠りにつくと、体の改造が始まる仕組みになってるんですの。


あら、だめよ、目を開けちゃ……


でも、とろんとなってる目も、今ではかわいらしいものですね。


無理はなさらないで。


大丈夫……大丈夫……


ゆっくり、おやすみになって……

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