第2話 エッチC《しー》隊のメロンよ✨😜✨💕

「じゃァ、サクッと童貞卒業しちゃうゥ…….(。•̀ᴗ-).☆゚.*・。゚」

 まるで卒業旅行にサイパンへでも行くような軽いノリだ。

 


「どこがサクッとですかァ……(⑉⊙ȏ⊙)!! 

 そんなに軽々しく童貞卒業なんて出来ますかァ〜……!!」

 可愛らしい顔をしているのに言うことは過激だ。



「あらッ、大丈夫よ。童貞卒業ライブなんだから、目一杯、ドームでたのしまないと!」



「いやいや、ドームッてェ……!!

 どこでたのしんでいるんですか!!

 乃○坂の卒業ライブじゃないンですよ」



「フフぅン、羨ましいわよねェ……( ꈍᴗꈍ)!!

 ドームで卒業ライブなんてェ!!

 こっちはせいぜい秋葉の小規模ちっちゃなライブハウスで、三百人くらいのオーディエンスの前でライブするだけよ」

 自虐的な笑みを浮かべた。



「こっちはッてェ、もしかしたらどっかの地下アイドルなんですか……」

 確かに、発言は多少問題はあるが、見た目は可憐な美少女アイドル系なので納得してしまう。



「まァ……┐(‘~`;)┌ 今はインディーズのねえェ!!

 言っても、わからないと思うけど!!」

 美少女は肩をすくめ苦笑いを浮かべた。



「取り敢えず、名前を教えてくださいよ!」

 ボクはアイドルヲタなので、彼女がインディーズアイドルなら応援しても構わない。


 いや、是非とも応援したいトコロだ。

 今まで見てきたアイドルでもトップクラスの美少女と言って差しつかえない。

 もちろんイチ推しにしたいくらいだ。



「えェ……(◔‿◔)!! 私の名前?!」

 少し躊躇ためらうように苦笑いを浮かべた。



「そうですよ。ボクは、神保じんぼです」


「えェ……(☉。☉)!!! チ○ポー!!」



「違いますよ!! 神保じんぼ 達朗タツローです!!

 宜しく!!」

 軽く会釈をし、手を差し伸べて握手を求めた。


 この辺は、何度もインディーズアイドルの握手会へ行っているのでれたものだ。



「わかったわ……(. ❛ ᴗ ❛.)ノ. 

 チ○ポーつローねェ」

 小悪魔は両手で包み込むように握手に応じクスクスとたのしげにみを浮かべた。



「あのですねえェ……ヾ(*’O’*)/ どこをたせてンですか!!

 神保じんぼですよォ……!!」

 


「わかったわよ! 怒鳴らなくッたって!!

 チ○ポーでしょォ……( ꈍᴗꈍ)!!

 ウッフフ、チ○ポー タツローなのね」

 美少女は納得したように何度も頷いて微笑んだ。



「違いますッてェ……!! なにを納得してるんですかァーー!!

 神保じんぼですッてェ……!! じんぼ!!

 だいたいアイドルが言う下ネタですか!」

 無茶クチャ言う美少女だ。


 やはりインディーズアイドルなのか。

 メジャーアイドルの口から『チ○ポー』と発することはないだろう。



 しかしさすがアイドルだけあってキュートなので乱暴に追い出すワケにもいかない。



 どのみちアイドルでなくても女の子を乱暴に扱うことはないが。



「ジャッジャァァァーーン……\(^O^)ノ」

 いきなり美少女は自分でファンファーレを鳴らし真っ赤なコートを脱いだ。

 目にも鮮やかなショッキングイエローのコスチュームだ。



「えェ……(☉。☉)!!!」

 驚いているボクの頭の上へポォーンと、その脱いだコートを放り投げた。



「うッわァァァ……ヾ(╬⁽⁽ ⁰ ⁾⁾ Д ⁽⁽ ⁰ ⁾⁾))/」

 突然、頭からスッポリとコートを掛けられ、目の前が真っ暗になった。



「ちょッちょっとォ……ヾ(*’O’*)/ なにをするんですか!!」

 出し抜けに、視界を閉ざされパニック寸前だ。


 目眩めまいがするような甘美で蠱惑的な匂いがボクの鼻孔を刺激する。


 だが決してイヤな気分ではない。

 むしろ興奮してくるような薫りだ。


 誰も見ていなければ、このまま美少女の匂いを嗅いでいたい。


 ピーチのように甘い薫りを嗅いでいるだけで下半身が熱く火照ってくるようだ。



「うわァァーー……!!」

 ようやく美少女のコートを抜け出し、改めて彼女の恰好を見て、余計よけい驚いた。


「えェ……(⑉⊙ȏ⊙)!!」

 一瞬、ハッとして息を飲んだ。


 コートを脱いだらグラビアアイドルみたいなコスチュームだ。

 鮮やかなショッキングイエローの衣裳で、かなり露出が激しい。



 真冬だと言うのにセパレートタイプで、お腹の部分はむき出しだ。

 可愛らしいおヘソが丸見えになっている。



 このままどこかのアリーナのライブで歌って踊っても構わないくらい妖艶でセクシーなコスチュームだ。


 何より驚いたのは、脱いだらスゴいタイプだ。


 女子高生のように可愛らしく童顔なくせにEカップはあろうかと言う巨乳だ。


 グラビアアイドル顔負けのワガママで豊満なオッパイをしている。



 ムチムチで、目を見張るようなダイナマイトボディにボクは圧倒されてしまった。




「私は【エッチしー隊】の蒼井メロンよ」

 また小悪魔のように妖しく微笑んだ。



「えェ、エッチしたいの……(ʘᗩʘ’)!!

 青いメロン!! どんな名前ですか!!」



「ウッフフ……*・゜゚(^O^)ノ.☆゚.*・。゚

 見たい♬ 聞きたい♬ 美少女隊♬♪

 一心同体、チューしたい♬♪

 ひと晩じゅうでも抱きしめたい♪♬

 みんなと、もっとエッチしー隊♬

 男子が夢見る蒼井メロン♬♪

 チェリーボーイのハートをメロンメロンにして差し上げますわァ……(。•̀ᴗ-).☆゚.♪」

 ラップさながらにリズムを取り、現役のアイドルらしくクルクルとダンスを舞ってみせた。

 


「な、な、なんですかァ……(⑉⊙ȏ⊙)!!

 それは!! エッチC隊ッて!!

 どこの淫乱なエロアイドルですか!!」





    






☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚

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