第25話・・クロちゃん野良猫さんと結婚する
野良猫さんの彼との約束の日が来ました。でも、僕は一抹の不安がありました。彼は本当に、あの場所に来てくれるのか?本当に心配でした。いつもなら、ノラ君と行く道も、今日は、僕一匹で行きました。水辺に着きましたが、やはり、彼の姿はありませんでした。どれ位待ったのかわかりません?諦めかけたその時でした。彼の匂いと共に彼の姿がありました。
「🐱ミャー・・クロちゃん、遅くなってごめん」
「🐱ミャン・・野良猫さん来てくれたのね」
僕たちはただ見つめ合う事しか出来ませんでした。そして僕たちはお互いの身体を、あわせてゆきます。そして僕たちは結ばれたのです。静かな時が流れてゆきます。すべての行動が終わった、あと、僕は彼に言いました。
「🐱ミャン・・野良猫さん、ご主人様にあってくれない。」
「🐱ミャー・・いや、逢わない方が良いと思う。こんなに身体汚いし、もう長く生きられないし。」
彼は寂しく答えました。僕は、それ以上彼に声をかけられませんでした。
そして僕達は、別れて、行きました。これが、彼の姿を見た最後でした。それからの彼を、知るすべは、今の僕にはありませんでした。家に着くと、ちょいとさんとジャッキー君も、じゃれあってました。
「🐶ワン・・ジャッキー、ここに座りなさい」
「🐶くぅん・・嫌だ。」
微笑ましい二匹を見ていると、気分が和らぎました。それから僕は、ずっと彼の事を考えていました。何日も、何日も、そして、僕は彼の子供を妊娠している事に気がついたのでした。
・・・・26に続く
ついに野良猫さんの赤ちゃんを宿したクロちゃん🐱
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