第21話・・クロちゃん苦手を克服する
僕達猫にとって、苦手な冬が来ました。今年の冬は、どうしても克服したい事がありました。それは、抱っこでした。僕は野良産まれなので、抱っこされた事がありません。なのでどうしても怖いのです。ご主人様は、僕のそんな気持ちがわからず、抱っこをしてきます。なのでどうしても克服したいのです。それに冬は、ご主人様と、その家族の皆様は、何時もコタツなる物で、暖まります。僕も、コタツの中で、一日の大半を過ごします。でも、コタツの中は狭いので、ご主人様や、その家族の皆様の足に蹴られたりしていました。なので、ご主人様の膝に乗りゆっくりとくつろぎたいのである。その為の抱っこ克服です。まずは喉をならします。するとご主人様が気付いてくれます。いよいよです。ご主人様の膝にゆっくりと乗ります。
「どうした、クロ、寒いのか?」
ご主人様は、僕にこう言いながら、喉を撫でてくれます。僕は、思わず、声を出して甘えます。すると益々ご主人様は、僕に、気持ち良い事をしてくれます。
「🐱ミャン・・とても、気持ちが良い?」
「クロ、今日は甘えん坊だなぁ?」
と、ご主人様が言いました。そして、何度も、何度も、甘えさしてくれました。その時です。僕は、ある事に、気付きました。今、僕はご主人様に、抱っこされていました。そうです。ご主人様のお陰で、抱っこを、克服していました。
「🐱ミャン・・ご主人様に、抱っこされてる」
「クロ、今日は、暴れないな?」
ご主人様は、そう言いながら、僕の頬とご主人様の頬とを合わせてくれました。
最初の抱っこから、2年の月日が流れていました。こうして、僕はそれからの月日を、コタツなる物の中では、抱っこで、過ごしました。でも、僕はコタツなる物で、過ごしますが、ちょいとさんとジャッキー君は、犬である為か?お外で過ごします。とても可哀想ですが、僕には、どうにもならない事でした。
・・・・・22に続く
抱っこを克服したクロちゃん🐱
ちょいとさん家族はお外で寒いけど我慢してね!😭
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます