第19話・・揺れる心

突然の彼との出逢いから、数時間が経ちました。彼の変わり様に僕は心を痛めていましたが、今の僕にはどうする事も出来ませんでした。友達のノラ君も、元気付けましたが、心を、開く様子はありませんでした。ノラ君が、言いました。


「🐱にゃー・・君は、クロちゃんの家に行かないの?」

「🐱ミャー・・僕は行けないよ❗身体も、汚いし、クロちゃんに迷惑だよ」

「🐱ミャン・・迷惑何かでないよ。」


頑なに拒み続けます。そうしてるうちに夕方になりました。


「🐱ミャン・・今日はここに居て、明日また来るから。」

「🐱ミャー・・飼い主さんが、心配しているよ。早く帰りなよ。」


明らかに元気がありません。

僕は、気を痛めながらも、ご主人様の元に、帰るしかありませんでした。帰路に着く僕の気持ちは、憂鬱でした。


「🐶ワン・・クロちゃんお帰り」

「🐱ミャン・・ちょいとさん、ただいま」

「🐶ワン・・クロちゃん元気ないね。」


そう言われた僕は、思いきってちょいとさんに相談しましたが良い案が出て決ませんでした。ちょいとさんは、


「🐶ワン・・クロちゃんの悪い予感があたってしまったね」と言いました。

「🐱ミャン・本当にあたってしまったね」


苦笑いするしか、ありませんでした。とても辛い夜でした。ずっと泣いていました。それを見ていたご主人様が、ずっと僕のそばに居てくれて、身体中を撫でてくれていました。


「🐱ミャン・・言葉が通じれば良いのに」

「寂しいのか?クロ、大丈夫か?」


と優しく声をかけてくれます。彼は、これからどうなるのか?なかなか眠れない夜でした。


・・・・20に続く


次の日果たして野良猫さん🐱はまだいるのでしょうか?

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