第18話・・野良猫さんとの再会
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僕は、ノラ君の言葉で、水辺に向かいました。初めて向かう所なので、道に迷わない様に、自分の匂いをつけながらの道行きでした。
「🐱にゃー・・クロちゃん、ここだよ」
「🐱ミャン・・とても、綺麗」
僕達は、水辺に山や、田んぼが鏡の様に
写っていてとても綺麗でした。僕は、ノラ君に進められるまま、水を飲んでいると!聞き覚えのある声が聞こえたのです。
「🐱ミャー・・あ~ぁ喉が乾いた」
僕は、振り返りました。そして見て見たら、数ヶ月前から、逢えなくなっていた彼でした。
「🐱ミャン・・貴方は、野良猫さんなの」
僕は、目を疑いました。身体中が、ボロボロだったのです。
「🐱ミャー・・君は、飼い猫さんのクロちゃん」
「🐱ミャン・・やっぱり、何かあったの」
「🐱ミャー・・町から、逃げ出してきた」
話によると、悪い人間に、捕まって、逃げ出してきたらしい。
「🐱ミャー・・クロちゃんは、幸せかい」
「🐱ミャン・・うんとっても」
僕は野良猫さんの話を聞く度に辛くなりました。その人は、野良猫を捕まえては、虐待し、殺す酷い人らしいのです。涙が止まりませんでした。そして、彼と、一緒にいたお友達も、その人に殺されたらしいのです。かける言葉も見つかりませんでした。でも、このままほっておく訳にもいかず、言葉をかけました。
「🐱ミャン・・うちのご主人様にあってくれない。」
「🐱ミャー・・嫌、合わないほうが、良いと思う。」
やはり、心は、ズタズタになっていました。僕は、思いました。人によっては、虐待する人もいるけど、そうじゃない人もいる。何とか彼を助けてあげたいと思う、僕だった。
・・・・19に続く
クロちゃん🐱と野良猫さん🐱の運命は
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