第9話・・野良猫さんとの別れ

夕べのお風呂騒動から一夜明けて、清々しい朝が来ました。

「🐱ミャン・ちょいとさん、おはよう・」

「🐶ワン・・クロちゃんおはよう・・」

一通りの挨拶をして僕は出かけました。

昨日の猫さんに会いに行くためです。

いつもの様に溜め池の反対側に向かいました。そこには彼とそのお友達も一緒でした。

「🐱ミャン・・おはよう・・」

「🐱ミャー・・クロちゃんおはよう・・」

「🐱ミャン・・その方はお友達・・」

「🐱ミャー・・そうだよ野良仲間だよ。」

「🐱ミャオ・・はじめまして」

こんな会話を暫くしました。


彼とその仲間さんの話は、とても辛く悲しい話でした。

食事していたら人に石をぶつけられたり追いかけられたり、何もしてないのに罠にかかった仲間が、檻に入れられたり、と聞くのが、とてもつらかったです。

何日も何日も同じ場所で野良猫さんと会いました。何日かたったある日野良猫さんたちとあっていた時、人の声が聞こえてきました。

「クロちゃんおはよう。お友達」

その時です。野良猫の彼とそのお友達は、逃げて行きました。

「🐱ミャー・・人間だ。逃げろ💨」

「🐱ミャオ・・急げ、逃げろ💨」

「🐱ミャン・・待ってよ。」

僕には、何故逃げるのか、わかりませんでした。

「クロちゃん、お友達に逃げられたの」

「🐱ミャン・・そうなの」

そう言うとその人は、僕をなでなでしてくれて、僕のお家まで送ってくれました。

その人は、昔に牛乳をくれた人で、ご主人様のお友達でした。

「クロちゃん、じゃまたね」

そう言うと、かえって行きました。

それから、しばらくぼーっとしていると後ろの方で、声が聞こえてきました。

「🐶ワン・・クロちゃんお帰り・・」

「🐱ミャン・・ちょいとさん、ただいま」

そしてご主人様の声が聞こえてきました。

「ちょいと散歩に行くぞ」

「🐶ワン・・は~い、じゃ、クロちゃんあとでね。」

「🐱ミャン・・ちょいとさん、行ってらっしゃい」

ちょいとさんはご主人様に連れられて散歩に出かけました。

それからしばらくは野良猫さんの彼とそのお友達の事をずっと考えていました。

ご主人様に紹介するべきかしないほうが良いのか?

ずっと考えていました。


・・・・10に続く


野良猫さん🐱たちの運命は如何に

クロちゃん🐱はどーなるか?

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