第19話 魔に属す"モノ"

魔物とは魔神が産み出した生命体である


アルスガルドに元から存在している生物には『魔獣』が存在するが、魔物はこの魔獣に近い言えるだろう


魔獣は体内に一定値を超える量の魔力を有する生き物の事であり、長く生きた動物や元々強く長寿な生き物は、この魔獣に分類される


その強さは他の動物の非ではなく、魔力によって強化された革や肉体、牙や爪は用意に人の造るものを破壊できてしまうだろう


しかし、人と共存できる魔獣も多く存在している


毎朝とれる牛乳は飼い慣らした『ヘヴィカウ』という魔物の乳が多く、その殆んどが温厚で大人しい草食の魔獣だ


住んでいる平原から牧草で誘導すれば付いてくることが多いので、そのまま牧場に入れてしまえば後は乳を絞っても怒ることもなく、知能も高いので敵意の有無も感じ取ってくる


敵意がなければ余程興奮していない限り攻撃などしてこないだろう


唯一、命の危険がある場合は頭の角と最大で5mを超える巨体とパワーで暴れまわるので食用には向かないのが難点だが、逆に肉食の獣程度であれば返り討ちにしてくれるので牧場にとっては頼もしい味方なのだ



四足歩行の4m程もある体に赤茶色の体をした巨大な蜥蜴『ランドリザード』は騎乗用の魔物として有名だろう


森林や砂岩地帯にも住むこの魔物は乾燥にも強く、スタミナも非常にあるので騎乗にはうってつけなのだ


ただの獣や下級の魔獣程度なら逃げ出す体と強面とは裏腹に草食であり、卵や幼体から育てて共にいればよい相棒となってくれるのである



しかし、魔物は違う


魔物は『魔神が世界を手に入れるために作り、放った尖兵』である


どのような魔物であれ、どのような習性を持っていようとも必ず持っている本能には…『この世界の人々を駆逐する』という物が根付いているのだ


故に、共存や利用は不可能


どのような魔物も人に対して何かしらの害を与える力があり、毒、知能、力、生態…いずれかの方法で人へダメージを与えられるのである


人にのみダメージを与える本能故に、他の原生生物には過剰に殺戮を及ぼすことはなく、むしろ環境に適応していくのだ


魔獣の住み処や自然の多い場所で魔物が繁殖し、生態系の一部へと組み込まれているのはこのためである


そして、魔物の上には魔神からの指示を直接実行する種族が存在する


それが……




「『魔神族』ですわ。彼らは創造主である魔神に忠誠を誓った、人と似た姿の一族…特徴としてその肌は青く、必ず頭部には角がありますのよ」


黒板にチョークを振るうラウラ先生の講義『魔物と魔神』は既に何度目か分からない程の回数もおこなわれており、この講義は1年生から3年生まで皆が受けられる講義となっているが…その人気は凄まじく、一番広大な講演を行なう大型ホール教室を使っても尚、毎回席が埋め尽くされる絶賛ぶりだ


ただ教科書を読み上げてくるだけの講義ではなく、実際に見て、戦ってきた者の話は詳細と現実味を多分に含んだ情報であり、それが生徒達に人気の1つとなっている



「先生!魔神族って強いんですか?」



ある生徒が声を大きくして、その問いかけをラウラに投げ掛ける


恐らく、みなが気になっていたのであろうその質問に、ラウラも拡声魔法で答える


「強いですわ。『暗黒属性』という固有の魔法を操る種族で、その肉体強度や筋力、魔法の才能も全員が一級の戦士や魔法使いと言えるほどの実力者…そこに加えて魔物を操れる能力もあって生半可な戦力では一人でも対処は難しいですわね」


事実、多くの上位魔物を倒した歴代の勇者も魔神族の戦士や幹部に敗れ去った者が殆んどなのだ


しかし、そもそも彼らが使役する魔物が強力ということもあり魔神族を目撃する人は多くないのだが


「ではラウラ様!旅の最中で特に強かった相手はなんですか!」


当然、魔物の講義とあっては一番強い魔物を知りたいのが彼らだ


その質問を予想していたラウラもくすり、と笑いながら


「そうですわねぇ…魔神族の中でなら魔神直下の三魔将は誰もが凄まじい強さでしたわ。そう…正直、ジンドーが居なければどうなっていたか分からない程に。それを抜きにするならば、魔物で最も強いのは間違いなく『四魔龍』ですわ」


彼らにとって三魔将という名前はほぼお伽噺の中の名前だが、そこに連なるほどの有名な物が『四魔龍』であった


四魔龍の恐怖は恐らく、前に出てこない三魔将よりもその名を知らしめているものだ


なにせ…四魔龍によって魔神大戦中の数百年の間にかつて繁栄を誇った国家の半数以上が滅び去ったのだから



空を統べる『魔鳥龍グラニアス』


海を統べる『魔海龍ルジオーラ』


森を統べる『魔蟲龍エデルネテル』


地を統べる『魔蛇龍ガヘニクス』



「……その4体こそが最強の魔物で間違いありませんわ。事実、あのジンドーすらこの4体は殺しあぐねて『封印』という手段を取らざるを得なかった怪物ですもの」


「そ、それって封印から出てきちゃうんじゃ無いんですか?」


気になるのはそこだろう


封印ということは、四魔龍は生きているということだ


お伽噺の怪物がまだこの世のどこかにいるなどと…そう聞けば恐れるのも仕方の無いことだろう


「封印の場所はジンドーしか知りませんわ。旅の最中に封印した四魔龍ですが、魔神討伐後にジンドーが徹底的に封印処理を行うと言っていましたもの」


その表情はどこか嬉しそうでもあり…同時に少しだけ物憂げでもあった


彼の言葉はそれだけではない


旅の終わりに彼は確かにこう言った


『…絶対ではない。安心はするな』


彼の言葉が脳裏をよぎる


彼は自分の封印に自信はあったようだが過信まではしていなかったのだろう


そして、何の偶然か


その凶報をラウラが耳にしたのはこの日から数日後の夜のことであった



「…なんですって?」


学院の学長室にて顔を会わせるのは学院長に加えて魔女サンサラとラウラの3人だ


聞き返すラウラの剣幕は鋭く、声も一際低い


「複数の目撃証言があるの。数日前にヨルフェ帝国の北部にある永久凍土の奥地、魔物の群生地になっているスフォルツ冷原からガヘニクスが出てきたそうよ」


「…っ行方は!?」


「スフォルツ冷原を出てからは地中を移動し始めたから、そこからは一切不明ね」


「…帝国を通りすぎましたの?あれだけ国を滅ぼすことに執心していた怪物が…」


「それなんだけど…ちょっと気になってうちの門下生を向かわせたわ。ザッカーも一緒に、ね」


パチンっ、と指を鳴らせばまるで空間にディスプレイのような光の幕が現れ、そこにサンサラと同じウィッチハットとローブ姿の女性が写り混む


サンサラも数百年を生きる魔女なだけあり、その下に抱える弟子の数は凄まじい


『見えています?お師様…うん、こっちからじゃ見えてるのか分からないのが難点よね、この水晶…』


「はぁ…見えてるし、なんなら聞こえてるわよレレイラ」


『おわっ、し、失礼しましたっ!』


先ほどの独り言が素なのだろう、目元を覆って溜め息をつくサンサラがそう伝えれば急にビシッと背筋を正した光の幕に映るのは彼女の弟子なのだろう


…実は、その中でも一番に位置する弟子なのだが、雰囲気が少し残念なのは気のせいではない


小さな背に栗色の長髪を揺らした弟子は水晶型の魔法具を持っており、それがサンサラの移す映像と繋がっているのだ


「ほら、早く見せなさいな」


『了解です!『浮遊レビテート』!』


弟子の彼女が唱えたのは自分を浮かばせる魔法だ


横に移動しなければ浮遊自体は簡単な魔法であり、そして高度が上がった先に映ったのは…



「っこれは…っ?」




ラウラの驚きを飲み込む声が響く、その視線の先に写し出されたのは真っ黒な金属の残骸が周囲数百mに渡って撒き散らされている光景だった


特に、その中央付近は地下まで金属による何かがあったのか、底知れぬ場所まで黒色が埋まっており、しかしそのどれもが無惨にも砕け、へし折れ、破壊されている


「これが封印の残骸よ。あの子…ジンドー君が施した封印の…恐らく、巨大な施設だったのね。推定できる限りだと一辺300m四方の台形型…こんな大きな物が今まで見つからなかったなんてねぇ」


それが何を封印していたのかは言われなくてもラウラは理解していた


あまりにもスケールの大きな物を見せられた故に驚きはしたが、まず間違いなくこれは…


「ここにガヘニクスは封印されてましたのね…」


「そうよ。ガヘニクスは溶岩地帯を好む魔物だから、永久凍土のスフォルツ冷原に満ちる冷気の力で抑え込んでいたみたい。それに、この施設…かなり深くまで続いてるみたいでね?恐らく…龍脈まで繋がっているわ」


「ほほぉ…成る程。もしや勇者殿は…封印と同時にガヘニクスをのでは?」


「理解が早いわねぇ」


学院長が長く蓄えた髭を触りながら、ふと口にした言葉にサンサラが相づちを返す


ラウラも光の幕に映る弟子も首をかしげているのは、やはり魔法に造形の深い二人だからこそなのだろう


龍脈とは地下深くを流れる魔力の源泉のような物だ


大地の魔力とも称され、その魔力はほぼ無限であり、この大地の深くを循環しているのである


「この封印はね、構造から推測するに…ガヘニクスの魔力と生命力を全て龍脈に流し捨てる機能になっていたのよ。普通は強力過ぎる魔力を垂れ流せば生態系が壊れてしまうけど…龍脈に流せば何も問題ないものね。だから、何十年と時間はかかるけど、そのうちガヘニクスは勝手に死に体へ変わっていく筈だった…」


「しかし、なぜガヘニクスは出てしまったのか…これ程大規模な封印が瞬で破られるとは考えられん」


「鑑定した結果もその通りねぇ。ここまでの大規模封印を内側から破るのは不可能よ。ましてやこの破壊の痕は…恐らくガヘニクスが封印を破ったのではなく、のね。それで中から封印施設を破壊して出てきた…そうとしか考えられないわ」


「この封印はその…2、3年で解けてしまうのですか?」


「そんなことないわ、言ったでしょう?これは何十年と歳月をかけて封印内のガヘニクスを葬るための施設だった…少なくともそれだけの年月は封印できる筈なの。だから非常事態なのよ…」


「っまさか!?」


「そう、何者かが封印を解除した…そう考えるしかあるまいて。ほほっ、厄介な話になりましたな。しかし、幸いにもガヘニクスは相当に弱っておるようだ。この封印が3年かけて奴を衰弱させておったのだろう、だから帝国を無視して、力を付けるために過ごしやすい火山地帯の方向へ向かった、と」


そして、大戦時に最前線や防衛戦に出たこの場の3人はに少しばかりの思い当たりがあるのが、更に嫌な予感を加速させていく


「魔神族でしょうな、間違いなく」


「あり得ますわ。何よりも、三魔将が臭いますけれど…でも、魔神亡き今彼らが何を…」


魔神族は魔神敗北の際に世界の狭間…と呼ばれる異空間へと退散していった


この世からは全て消え、魔物だけが残った…筈なのだ


「間違いなく魔神族ねぇ。この封印施設、ただ封印するだけの場所じゃないわよ?ほら、この辺りの残骸…見覚えない?」


映像に映る黒の残骸の中から一部を拡大するサンサラ


そこに見えるのは破壊されてはいるがかなり大きな物でかつ、元の形を残している物であり…2本の穴が空いた筒が付いた台形型の土台に繋がったそれはまさに…



「…これは、『純魔法素粒子砲エーテリックカノン』…ですわね?」


まさに『艦載砲』と言うべき見た目の代物だった


魔力というエネルギーを純粋な衝撃と破壊力に変換して放たれるエネルギー砲…勇者が造り出した武装の1つ、それが『純魔法素粒子砲エーテリックカノン』だ


旅の後半…成長した勇者ジンドーが造る物は明らかにこの世のアイテムをぶっちぎりで凌駕していった


その中でも「兵器」と呼ばれるような物には必ずこの武装が搭載されていたのだ


「これが施設の内外問わず、至る所に取り付けられてるの。そして、砕け散った金属も只の鉄じゃないわ…ここはね、だったのよ。人を相手にするには過剰なほどの武装と防御…つまり、彼はこの施設を建造してある」


「…では、ジンドーは…」


「何か、知っていたわね、あの子。魔神を討ったあの時、何を知ったのかは分からないけど…明らかに何かに


「しかし、一先ずはやるべきことが分かってきたか。第一にガヘニクスの行方を探る…そして第二に…」



「同じような場所…『人が寄り付かない』『大自然の奥』『季節の魔力が満ちる』場所を探すわよ。そこに…他の3体も居るわ」



ーーー


「お、カナタ・アース先生も次の魔物討伐の実践講義は着かれるので?」


「は、はい…一応。いや、要らないとは思うんですけどね?そのラウラ…先生が…」


同僚の中年教師から話しかけられるカナタは苦笑いをしていた


次は捕らえてある魔物を実際に生徒が倒す…という少し危険な授業だ


強い力を持つが故に、その力を躊躇わずに使えるようにこの授業は設けられており、危険さに見合わずかなり人気の講義なのだ


カナタは元より担当などしないつもりだったが、ラウラから「さぁ、次の講義も担当にしておきましたわ、カナタさん」と何故か勝手に担当者の1人にされていたのである


あの歓迎会以降、いっそうカナタを振り回すようになったラウラなのだが、その実シオン達3人の元に居させたいだけである


つまり、魔物討伐の実習には彼女達3人も出席しているのだ


場所は室内運動場…周囲を強靭な塀と鉄で囲まれたドーム状の建物の中である



室内と言うには相当に広いグラウンド


そのど真ん中に金属製のケージが幾つも置かれており、中には比較的弱い魔物がそれぞれ閉じ込められていた


緑色の体色に成人男性の胸までしかない背丈の2足歩行、下原だけ突き出た痩せこけた体の魔物、ゴブリン


銀と浅黒い青色の毛並みを持つ2m程の狼の魔物、ワーウルフ


赤黒い粘液の塊に淡く光る核が中心に浮いた3m超えの魔物、レッドスライム


主にこの3種が多く用意されている


目の前に並ぶ学生も普段は意気揚々と魔法や技を披露していたが、実際に本物の魔物を目の当たりにすると、やはり低級の魔物とはいえ本物を前に緊張を隠せない様子だ


理解不能な雄叫びをあげるゴブリン


牙を向いて涎を垂らすワーウルフ


動く度にグラウンドの雑草を『ジュッ』と溶かすスライム


生々しい魔物の迫力と脅威が、生徒達の『自分達なら低級の魔物くらい…』と凝り固まった認識を崩していく


「おー、いいねーいいねー。その緊張大事だねー」


そんな生徒達をからかうように出てきたのは痩せ型で長身の男だった


猫背でどうにも低身長に見えるが、その実かなり背丈は高く、声音は楽しんでいるのかやる気がないのか今一判断できない脱力感がある


加えて伸びた語尾が胡散臭さをさらに掻き立てる、若干不信感が否めない男だ


しかし、彼こそこの魔物討伐の実践講義を受け持つ主任講師ギルダー・レメスである


こう見えても実践的魔法運用のプロであり、彼もまた、この学院に来る前は冒険者として活躍した男なのだ


「命のやり取りする相手に舐めてかかる奴は基本死ぬからねー。その緊張感、覚えてないとだめねー、分かった?」


魔物の迫力に呑まれていた殆どの生徒が首を縦にぶんぶんと振り回す中、生徒の観察をするギルダー


1年生から3年生まで自由に参加できる講義なので様々な生徒が居るのだが…


(…本物の魔物を前にして怖じ気も緊張もない生徒は…3人かー。しかも女の子じゃないの)


そう、1年生の女子3人だけが何故か驚くこともなく魔物を見ているのである


普通は悲鳴を上げたりするものだが…は見慣れている、という感じだ


3年前に魔神が討たれて以来、この年代の少年少女が戦闘に立つことは基本無くなってしまった


だからこそ、講義という機会を設けているのだ


「まー、取り敢えず2人組でチームを組なー。1人は荷が重いだろー?」


突然1人で相手をしろ、と言うほど鬼畜ではない


まずは2人で組んでもらい、戦ってもらう


お互いの癖や得意な技を学び、連携を育てていくのが肝心なのだから






「マウラ、組むか?」


「ん…」


「そうですね。その方が良さそうです。あと、私ですが…」


速攻でマウラとペトラは2人組になると、余るのはシオンだ


さて、そこに颯爽と現れるのは勿論、シオンがこの講義に出ると知って受講していた…


「シオン、良ければ組みませんか?確か、炎系の魔法使いでしたね…俺…いえ、私なら前衛が勤まると思いますが…」


そう、この瞬間を待っていた王子レインドールだ


周囲から黄色い声や驚きの声が上がるのも気にせずにレインドールはシオンに近づいていく


それもそのはず、レインドールは今までどんな事でも特定の女性を名指して誘ったことなど一度も無いのだ


その表情は貴公子然とした普段と変わらないものだが、明らかにその目には普段と違う情熱の炎が宿っている


惚れた女性を守る立場…というのは、やはり男にとって譲れないのか、その視線は誰も気づかない程度の僅かな角度でカナタの方向へと向けられていた


しかし、シオンはぺこりと頭を下げ…


「申し訳ありません、レインドール殿下。実は、一緒にやりたい子が居まして…」


ビキッ


周囲の空気が固まる音が、きっと全員の耳に届いただろう


レインドールも固まって『どいつだ、俺から彼女を持っていく野郎は…』とでも言いたげなすごい表情になっている


この国の次期国王と呼べる彼の誘いを断る子女が居るなど普通はあり得ないのだ


そんなことを真顔でしてのけたシオンは少し歩くと人集りの中へと向かう


まるでモーセのように人の波が彼女の先を開けるように避けて開いていくと、その先に居たのは頭に『?』を浮かべた少女…


「どうでしょう?一緒に組みませんか、マーレ様?」


「わ、わたしですかっ?」


そう、声をかけたのは彼の妹であるマーレであった


周囲の緊張が弛緩する…まさか王子の誘いを蹴って別の男と組むのでは…と思っていたのだが、王子の実の妹であるマーレであれば問題はないだろう


レインドールも「ははっ、それなら仕方ない。失礼しました、シオン」と朗らかに笑って見せている



因みに、このやり取りを見たマウラとペトラも流石にレインドールの胸中に感づいたのか



「むっ、あやつまさか…」


「……あれは、黒……狙ってる…」


と目を細めて彼を見つめているのであった


















「えっと…なんでこっち見て笑ってるんです…?」


「いえいえ、お気になさらず、ですわ。ふふっ」

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