第24話「ブランク」
ノバスと心の戦いが始まった一方で、ケルベロスの相手をするバルク
「グルウゥゥゥワァァァ」
「そんなに吠えても何もねぇぞ、わんころ」
とりあえず、標的が俺に変わっただけでも今の状況から抜け出せたと言ってもいいかな。俺が今ケルベロスなんかと戦って勝てるかは正直わかんねぇ。5年前なら一瞬でケリは着いただろうが、ケルベロスは最上級レベルの召喚獣、しかもノバスが育てたというのであれば更に脅威だ。ブランクのある俺が何処まで出来るか分からねぇが、あいつらにカッコつけちまった以上は勝ち以外ねぇわな。
「わんころ、遊んでやるぜ」
そう言い、バルクは構えをとる
「グルワァァァ」
ケルベロスが大きな爪でバルクに襲いかかる
「よっと」
バルクはケルベロスの攻撃を簡単にかわす
「力は強くても、スピードが足りねぇな。
そんな遅い攻撃じゃ、俺には当たらん。
今度はこっちの番だ。くらいやがれ、俺の渾身の一撃、
ドゴッ!!
バルクの放った岩の鈍器はケルベロスの左端の頭に当たり、鈍い音を奏でて、まとめて3つの頭を吹き飛ばす。
「マジか、勝っちまったよ。せめて苦戦はさせてくれよな。こっちはブランク背負ってんだからな」
ギフト、名もない森、バルクVSケルベロス
勝者、バルク
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