「追われし奴隷編」第7話「森の中の鍵」

森に入らないと行けないらしいが、入った所で何があると言うのだろうか、どこを見てもあるのは木だけだ。森に入ってから、大量のモンスターが襲ってきたが、全て「解錠」によって遺伝子レベルまで分解した。

今の俺のレベルは10にいったくらいだろうか、あれから興味がないのでステータスは一度も確認していない。

それにしても、俺は何故町に向かっているのだろうか?、そうじゃなくても、さっきから俺はスライムを倒したところから、動こうと思ってないのに、足が勝手に森の中に入っていったのだ。

これが、神の言っていた呪いというやつなのだろうか。俺は性格が戻ってから、初めてステータスを確認した。

「なんだこれ...」

俺のレベルは森で倒したモンスターだけで、157まで上がっていたのだ。

「おいおい、序盤の森でモンスターを少し倒しただけだろ。」

俺は気になって、「把握」を適当なモンスターに使ってみた。すると、そのレベルは序盤の森のくせに、140というレベルだった。

俺は「解錠」で、攻撃される前に全部分解していたから、見るまで気づかなかったのだろう。ここまで全て神の計算のうちだろう。

だが、神の言っていた呪いという物が見当たらないのだ。俺はもしやと思い、アビリティを確認する。

「やっぱりだ、神の野郎」

俺が見たのは「感情」(状況打破)のアビリティだ。その説明にはこう書いてあった。

その時の状況に合わせてステータスがアップする。通常時には、「神」ギフティアの狙ったように動く。そう書いてあったのだ。

俺は完全に神にはめられたのだった。




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