進化祭り
修羅道さんとの楽しい食事を終えて、ドクターには『ムゲンハイール ver5.0』を修理に戻ってもらいました。
タイーホされるんじゃないかとか、人を初めてぶっ殺したこととかで、なんだかとっても疲れたのでホテルに帰ってベッドに身を投げたら、そのまま意識を失いました。
起きたら1日が経過してました。
やっぱり疲れてたんかな。
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★デイリーミッション★
毎日コツコツ頑張ろうっ!
『約束された勝利の指先 その2』
エクスカリバーと叫びながら指パッチン
0/2,000
継続日数:108日目
コツコツランク:プラチナ 倍率10.0倍
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デイリーを確認したらいつものやつが来たので、経験値工場で叫び散らしました。エクスカリバー!
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★デイリーミッション★
毎日コツコツ頑張ろうっ!
『約束された勝利の指先 その2』
エクスカリバーと叫びながら指パッチン
2,000/2,000
★本日のデイリーミッション達成っ!★
報酬 先人の知恵C ×2 (20,000経験値)
5,000経験値
継続日数:109日目
コツコツランク:プラチナ 倍率10.0倍
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はい、速攻で終わらせましたよっと。
というわけで本日のデイリーは完了です。ありがとうございましたカリバー。
さて、今日からまたダンジョンへ戻るとしましょうか。
キャンプまで出勤してきました。
平穏へ戻ってきた感じがしますね。昨日の死闘が嘘のようです。
さっそく徘徊している老人を発見しました。購買コーナーを練り歩いております。警備員さん、不審者がいますよー。
「おお、指男、もう来たのか、勤勉じゃの」
「プロですから」
というわけで神出鬼没なドクターを運よく捕まえることに成功しました。
「『ムゲンハイール ver5.0』の調子はどうですか?」
修理できたかな。
「おう、順調じゃよ。経験値工場、見てみるか?」
「ん?」
なんか「わしん家あがってく?」くらいの感覚で俺の経験値工場あがるか提案されたんですけど? それ俺の隠れ家なんですが。
ドクターについていくと、キャンプから少し離れた路地裏に”扉”が設置してありました。そこから経験値工場へ入場です。
「いつのまにこんなところに……」
「シマエナガさんとぎぃさんが開発協力してくれたんじゃよ。その時、『メタルトラップルーム Lv2』も貸してくれたと言う訳じゃな」
話によると俺がぐっすり熟睡している間に、シマエナガさんとぎぃさんによって経験値工場はドクターに解放され、そこで組み立て作業なることを行っていたらしい。
「って、なんすか組み立て作業って」
「まあ、とりあえずこれを見てくれい」
そう言って、ドクターは2つ並んだコンテナの隣、3つ目のコンテナを手で指し示します。横の二つより一回り大きめで、『経験値生産設備 ver2.0』も『経験値強化設備』もすっぽりなかに納められそうです」
「これぞムゲンハイールを越えたムゲンハイール、『大ムゲンハイール ver6.0』じゃ!」
「え、いつの間に……」
「わしは昔から仕事がはやいんじゃよ」
「いや、限度があるでしょうが」
よくよく考えればドクターって結構すごい発明家なのかな?
「機能はどうなってるんです」
「機能は『ムゲンハイール ver5.0』までのものをすべて踏襲しておるぞ」
「もしかして、合成機能も解明して、人工的に再現できたんですね?」
「もちろん、合成機能については全然わけわからんぞ!」
「流石! ドクター!」
理屈を越えた物をいつも組み立てる豪胆さ。
そこに痺れる憧れるぅ~。
「では、この『大ムゲンハイール ver6.0』をさっそく使うとするかの」
「あ、そういえば、なんでこんな大きくなっちゃたんですか?」
真面目にやってきたからかな?
「そんなもの横に並んでいるコンテナを見ればわかるじゃろう?」
「もしかして、『経験値生産設備 ver2.0』と『経験値強化設備』を進化させるために?」
「そのとおりじゃ」
天才。天才がいました。
というわけで、さっそく祭りです。
クリスタルはいくらでもあるので進化し放題でしょう。
「大本命の設備進化はあとにとっておきましょう。まずは装備を一新させたいです」
「いいじゃろう、データを取る準備はできておる」
では、何から手を付けましょうかね。
「この大きなクリスタルはボスクリスタルじゃな」
ドクターがクリスタルの山からシルバーに輝く巨大クリスタルを発見しました。
メタルモンスターを倒したときの奴ですね。
それはあとで修羅道さんのところへ査定に行く予定なので使いません。
「進化と変化と合成を選べるぞ、どれをするんじゃ」
「まずは進化でいいでしょう。変化して『コレジャナイ……』ってなるの嫌ですし」
「まあ、それもそうじゃな」
というわけで、まずはお世話になっている『蒼い血 Lv3』をぶちこんでいきますか。
『蒼い血 Lv3』は2回進化出来ました。
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『蒼い血 Lv5』
古の魔術師がつかっていた医療器具
MP1で充填。使用すると体力を回復する。
転換レート MP1:150
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とてつもない性能ですね。
素晴らしい。
でも、これ以上はどれだけクリスタルを『大ムゲンハール ver6.0』のなかに詰め込んでもグレードアップされないので、やっぱり、なにかしらの制約はあるみたいです。
『大ムゲンハール ver6.0』はグレード4の
「うむ、想像の域をでないが、これ以上の進化には『大ムゲンハール ver6.0』の根本的なスペックのほうを改良する必要があるのかもしれんのう」
とのことです。
まあ、『蒼い血 Lv5』が力不足とかって訳じゃないので、『大ムゲンハール ver6.0』を越えるムゲンハールが手に入るまでG5の進化はお預けですね。
他のやつの進化に移りましょう。
お次はこちら『選ばれし者の証』ことブチさんです。
ラッキースケベでは大活躍。目には見えていないけど、そのほかのシーンでもきっと大活躍しているチーム指男が誇る縁の下の力持ちです。
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『選ばれし者の証 Lv4』
あなたは世界に認められた。
大事に持っているとイイコトがあるかも。
幸運値 500/3,000
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ブチさんは3回進化できました。
幸運値なるものが追加されましたけど、なんでしょうかね。
すでに500溜まってるますけど……。
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『アドルフェンの聖骸布 Lv4』
偉大なる聖人の遺体をつつんだ布
あらゆる物理ダメージを40%カットする
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我がメイン装備『アドルフェンの聖骸布』も3回進化できました。
物理ダメージカットが40%になって大幅強化ですね。
進化前が20%だったので、つまりダメージ半減ということで間違いないでしょう(※違う)
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『メタルトラップルーム Lv3』
異次元の匠モートンによる作品
格納したモンスターが1日3体メタル化する
格納数20,000体
残数 24/20,000体
メタル済み 3/400体
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こちらは我が経験値工場のメインエンジン。
1日3体のメタル化です。これで喧嘩にならずに済みますね。
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現在の生産
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『メタルトラップルーム Lv3』
3,000万/24h
『経験値生産設備 ver2.0』
480万/24h ★ブースト★
『経験値のなる木』
???/24h
『経験値増幅魔法陣』
2,000万/24h
『経験値強化設備』
240万/24h
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合計:5,720万経験値
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プラチナ会員ボーナス
5,720万 ×10.0 =5億7,200万
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総生産:5億7,200万
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お次はこちら。
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『貯蓄ライター Lv3』
経験値は貯蓄する時代です
1兆0億3万4,751/99兆9,999億9,999万9,999
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もうめちゃくちゃだよ。
頑張ってカンストさせてから、『経験値強化設備』でこんがり仕上げようとか思ってましたけど、上限解放がえぐすぎてついていけませんぜ。
というかひとつ気になったけど、これ数字おかしくないかい?
さっきはデイリーくんの暴挙の余波で進化無し『貯蓄ライター』のカンスト値の9,999億9,999万9,999なはずなんだけど……あれ? 微妙に増えてる?(※経験値には敏感)
「ちー(訳:数字が苦手なくせに経験値にはうるさいちー)」
「ぎぃ(訳:先輩、ブーメラン刺さってますよ)」
うーむ、なんで勝手に増えたんだろう……(※『恐怖症候群 Lv8』です)
「はっ! もしかして、修羅道さんが俺の経験値を運用して増やしてくれているとか……! そういうことだったのか……流石、修羅道さんだ……」
また修羅道さんの株があがってしまいました。
どこまでパーフェクトヒューマンなんでしょうか。
では、いろいろと進化が終わったのでステータスを見てみましょう。
「ステータス」
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赤木英雄
レベル201
HP 101,741/101,741
MP 21,123/21,123
スキル
『フィンガースナップ Lv6』
『恐怖症候群 Lv8』
『一撃 Lv6』
『鋼の精神』
『確率の時間 コイン Lv2』
『スーパーメタル特攻 Lv8』
『蒼い胎動 Lv3』
『黒沼の断絶者』
『超捕獲家 Lv4』
『最後まで共に』
装備品
『蒼い血 Lv5』G4
『選ばれし者の証 Lv4』G4
『迷宮の攻略家』G4
『アドルフェンの聖骸布 Lv4』G4
『ムゲンハイール ver5.0』G4
『血塗れの同志』G4
『メタルトラップルーム Lv3』G4
『貯蓄ライター Lv3』G4
『千式メタルキット』G5
『夢の跡』G4
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たまりませんな。いやぁ壮観壮観。
装備全グレード4以上になったよ。
サングラス『迷宮の攻略家』と血に錆びついたブローチ『血塗れの同志』、心臓に埋め込んだ『千式メタルキット』に議員バッジ『夢の跡』──ここら辺は『大ムゲンハール ver6.0』で進化させられない
あるいは、もともと進化させられないのかな。
ともかく、現状ではどれだけクリスタルを積んでも進化はしないです。
「ぎぃ」
「おや、指男、ぎぃさんがなにやら持っておるぞ」
「あれ、こんな
「ちーちーちー」
「あれ? シマエナガさんも見たことない
ぎぃさんとシマエナガさんを問い詰める。
「指男、さてはこやつらさっきシタ・チチガスキー博士を倒した時に……」
あ。
そういえば、ぎぃさん黒い触手でまさぐってたな……シマエナガさんも悪い顔してこそこそしてたし……。
「ちーちーちー♪」
「ぎぃ♪」
えげつなッ。
ぶっ倒して、異常物質剥ぎ取ってくるとか。
やることなすこと世紀末なんですよ、もう。
でも、くぁいいから許しちゃう。
なにを盗って来たのか見せたごらん(ニチャァ
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