第24話 初体験!?
「私の…初めて…貰ってください…」
やばいやばいやばい!目が明らかにおかしい!あのお父さんめ!なんか盛ったな!?
「ほんとだめだって!!優莉さんっ…」
「…私では…ダメなのですかっ…」
優莉さんが動いた瞬間サラシがはだけ落ちた…なんとか体を動かして着物を腕に取り、隠したからギリギリ見えてない…でも俺の脳裏に彼女の谷間が刻み込まれてしまった…
「なぜ…隠すのですか…」
涙目で見てくる彼女はやばいくらい可愛すぎた…普段眼鏡をかけて真面目に仕事をこなす彼女が今はメガネを外しトロンっとした目で俺に訴えかけてくる…それだけで俺の理性はとびそうだけど…それをグッと抑えて俺は言葉をつむぐ
「さっきも言った通りです…それは本当に好きな人にしてあげてください。」
そういうとじゃあ!と彼女はさらに顔を近づけキスする寸前の距離で俺に言葉をなげかけた!
「では本気であなたを好きだといえば!見てくれますか!?してくれますか!?」
「落ち着いてください!!」
「ッ!?」
俺は最後の力を振り絞り彼女の両手を持って持ち上げた。
「そういうことはお互いがお互いを愛し合い、子孫を残したい…子供が欲しいと思った時にするものなんです。ながれながれでするものじゃないんです!!」
「では…どうするのですか!?私たちはしなければ出られないのですよ!?」
「……カメラあの1台だけ?」
「はい…」
ここはアニヲタの力を発揮する時がきたようだな…俺は少しだけ着物をはだけさせ、足を出した。
「じゃあ俺がカメラに背を向けるんで、俺のここにまたがって。」
「…はい。」
うぉあ…さすがに生足同士で触れるとやばいな…我慢だがまん!おそらく優莉さんは何か変なものを飲まされたんだろう…顔が真っ赤で呂律も回ってない…意識がまだある今のうちに早くここから出て落ち着かせないと何をしでかすか分からない!彼女の意思関係なくこういうことは出来ないんだ!
「この上で前後に揺れて欲しい…」
「こ、こう…ですか?」
そういうと足を軸にして腰から上を動かし始めた。彼女の脚とおしりが俺の足に触れ、いくら俺が隠してるとはいえ、胸が俺の目の前で上下に揺れてなんとも艶かしい状態になっていた。目を逸らせばバレるから正面を見るしかない…
「そうそう…そうしたら少し舌を出して上を向いて…」
「は、はい…こ、こうれふか?」
優莉さんは舌をぺろっと出して俺にみせた…いや!俺にしなくていいです!めちゃくちゃ綺麗な舌だった…危うくあの舌を吸いたいという衝動にかられてしまった…
「そうそう…」
「あの…これになんの意味があるのですか?」
「聞かないでくれ…」
だいたいのエロ同人誌はこういう体制ですることが多い…この体制で女性は感じると上を向きがちになる…なんてこんな純粋な女の子に言えるか!
「あとは俺の首に腕を回して…」
「こう?」
「んむぅぅ!?」
しまった…胸まで計算してなかった…それもノーブラの状態で押さえつけられてるからまずい…でもこのままの方がやってるふりが出来て…と思ったが俺の息が苦しい…
「ちょっ…一回…!!!?」
1回離れてと言おうとすると優莉は俺の方を向いていた。
「優莉…さん?」
「ふふっ、フリだけじゃっ…つまんないでしょう?」
そう言うと完全に体を下ろしてきた!ぐっ!?下着とはいえ彼女のあれが俺のあれに一瞬だけ当たってしまった!さすがに今のはやばかった…まずい…媚薬が完全にまわっちまったのか!?
「ふふっ、言葉では冷静な判断をしていても身体は正直なのね?」
「ちょっ…待って…ほんとにっ…」
「ふふっ…可愛い。」
まるでお姉さんのように俺をからかってくる…なんてチートな…。もう理性が…もたないっ!
「もう…げんか…い…」
俺は我慢できず彼女の胸に手を出そうとした…
「耀司ぃぃいいい!」
誰かが俺の名前を呼んで壁をぶち破ってきた!
え!?てかこの聞きなれた声…
「り、りな!?どうしてここに!?」
「何って…あんたをたすけ…って何してんのよぉぉおおお!」
りなは俺の今の状況を見て叫び声をあげた!するとそのせいで人がどんどん集まってくる!
「いい所だったのにぃ…邪魔しないでよ?」
「あんた…調子にのらないでよねっ!」
とりあえず俺は人がここに集まる前に優莉に自分が来てた上着を被せた
「何事だっ!これは一体!?」
お父さんが何事かっと部屋までやってきた…
アチャ〜これはゲームオーバー…かな?
ーー
「「申し訳ありませんでした!」」
そして俺とりなは正直に事情を話し土下座した…煮るなり焼くなり好きにしてくれ!俺は人に嘘をついてしまった!罰を受けて当然だ!そんなことを考えているとお父さんは笑いだした
「アッハッハッハッハッ!こりゃまた騙されたわい!」
「えっ…怒ってないのですか!?」
「おかしいと思ったんじゃ…あそこまでされて何もしようとせんのは…好きなおなごじゃったら我慢できずやるじゃろて?」
「た、確かに…でもどうして…?僕は嘘をついていたんですよ?」
「…嘘でもあそこまで言われたらなんも言えんわ!それに襲われておった時このままされてもいいと思うたじゃろ?」
「うっ…」
図星をつかれて何も言い返せなくなった…すると横にいたりなが俺に肘てつをかましてきた…いってぇ!
「それで?そちらの者は?」
「はいっ、五木りなって言います。」
ははぁ…と頭をさけまながら自己紹介した。いや、ほんとに殿みたいになってんじゃねぇか…
「お主は優莉のなんなのかな?」
「はい!優莉さんではなく私は耀司の…」
「俺と優莉さんの…た、大切な親友でーす…」
「んむむっ!んんんんっ!」
こいつは絶対要らんことを言うことが分かっていたから口を手でふさいだ。どさくさに紛れて俺の手を舐めていたがこの際どうでもいい!
「アッハッハッハッハッ!そうかそうか!優莉、良い友達を持ったなぁ!」
「はい…本当に…」
「……。」
よかった…媚薬の効果はもうきれてるようだ。俺たちのやったこともなかったことになり、結婚の話もしばらく先にしてくれるそうだ。そして帰る時俺はお父さんに肩を掴まれた!ぐえっ!!な、なんだ!?
「うちの娘はかわゆいじゃろ?」
「…月並みなことしか言えませんが、とても魅力的な女性だと思っております。」
「かっかっか!こりゃ孫の顔が楽しみじゃ!」
「え!?」
なんで急に孫の話?結婚とかの話は先延ばしになったんじゃ?
「今は好きでなくともこれからお主は優莉を好きになる!お前さん、押しには弱そうじゃからな。」
「うっ…何も言い返せない…」
「うちの娘と結婚すればさっきの姉も好きにできるぞ?お前さんを気に入っておったのでな!」
「そんなことしませんよっ!」
さすがに姉ふたりにまで手を出し始めたらやばいだろ!!
「あはははっ…まぁ、期待して待っておるぞ?息子よ?」
「勘弁してくれ…」
噂をすればなんとやら姉2人まで集合していた。お父さんから何とか逃れたが今度は薺さんにぐいっと腕を掴まれたなんでこの家族はみんな強引なんだよ!
「耀司だっけ?アタシゃお前が気に入った!ぜひ優莉と結婚してくれ!そしたらアタシともいっぱいやろうな?」
「仮にそうなったとしてもしませんよ!!」
さすがにこの姉妹だけは強キャラ過ぎてついていけない!!
「あははっ…あんな普通のエッチじゃ飽きちまうだろ?アタシならアブノーマルなやつでも全然構わないからな…」
耳元で囁かれてゾワゾワっとした…この人だけは!!本当に油断も隙もない!すると今度は優しく腕をひかれふんわりした感触が俺の顔を包み込んだ…むね!?いつの間に!?
「ダメじゃないそんないじめちゃ…それに私ならあなたみたいにがさつには扱わないわ。それに彼はアブノーマルなことはしないタイプだと思うわ。」
「…そうですね。」
りなの件があった手前あんまりはっきりと言い返せないのが辛いな…
「ふふっ、もし優莉に飽きちゃったら私の元へいらっしゃい…いつでも待ってるわ。」
「勘弁してくださいっ!」
「やーね、冗談よ」
あなたたち姉妹の冗談は本当に冗談に聞こえないんですっ!!
やっと解放された頃には夕方になっていた…もう今日は散々な1日だったな…
「耀司さん…今日は色々と…申し訳ありませんでした…」
「ううん…なんともなくてよかったよ。これで借りは返したよ」
むしろ貸しを作るくらいのことをされたけどもういいや。
「…本当に媚薬をのまされたせいで…気が動転してました…」
と、さっきお父さんに呼ばれていた2人の和服の人のうちの1人がやってきた。
「あの…その話なのですが…媚薬入りのはこっちなんです…間違えて普通のお茶を出してしまって…」
「「………。」」
あ、あぁ〜その…つまりそういうことだね。
優莉はもう首まで真っ赤にさせておれをギッと睨んだ!
「わ、忘れてください…今すぐにっ!」
「はっ、はい!」
でも忘れられないよなぁ…普段真面目な副会長があの妖艶なめで…ふんどしとサラシをつけて俺を誘惑してたんだから…
「…今日は本当にありがとうございました。」
「俺なんもしてない気がするけどな。」
「いえ、いてくれただけで十分です。」
そんな話をしていると後ろからりなと渡部さんと佐奈さんもやってきた!
「あれなんでみなさん!? 」
優莉さんが驚いているとその後ろから山城先生がはぁ…はぁ…と息を吐いていた
「ったく…車で送ってやったのに礼もなしかお前ら…」
「先生まで!?」
「おう、どうだったよ?」
「…なんにせよ上手くいったわ…耀司が姉2人とお父様に気に入られちゃったわ。」
「2人じゃなくて3人だけどな!」
と先生は俺の肩をもって胸を押し付けてきた!おいあんたまた!!
「耀司っ!私というものがありながらまた新しい女作ったの!?」
「このくだりまたやんのかよ!だから違うって!てかお前私というものって…」
「耀司くん?事情はよく分からないけどいい加減女の子を誘惑するのはやめようか?」
「佐奈さん!?誘惑ってなんですか!?俺どちらかと言うと全部された側なんですけど!?」
「あはははっ、こいつにそれを注文すんのは無理な話だな!それに私含め3人に迫られたんだ!こりゃ今晩のオカズは決定だな!」
「先生まで変な事言うのやめてください!」
そうやってやいのやいのと揉めあっていると、ふふっ、と優莉さんは笑った
「耀司さん…」
俺の名前を呼ばれたので振り向くと優莉さんは俺に頬にキスをした
「「「あぁぁぁ!!」」」
と周りの女性陣が騒ぐ中俺は混乱してなんも言えなかった!
「ふふっ、私は会長の恋を応援しています、もちろんほかの方を選んでも私は何も言いません…ですが、もし私を選んでいただけたのなら…一生あなたに添い遂げます…」
「優莉…」
「ちょっとぉぉ!あんたなにやってんのよ!てか耀司!あんたいつの間に名前で呼びあってんのよ!?」
「私なんてまだ呼び捨てにしてもらったことないしぃ…」
「なのも名前で呼んでほしいなぁァ!ねぇ!呼んで呼んで!」
「おっ、いいねぇ!でも私は生徒と教師っていう関係があるから…二人っきりの時だけ…京華ってよんで!」
「もう今日は大人しく帰らせてくれぇぇえええ!」
ーー
心の中
『まさか…まさかの事態ですよみなさん!』
そう佐奈がいうと周りがウンウンと同意していた。
『それに向こうは四人姉妹なんでしょ!?まさか!5人でやる気!?』
『それはさすがに考えすぎじゃないかなぁ…』
世羅の驚愕な言葉にさすがにないだろうと佐奈つっこんだ。
『でもさ、体は同じでも人格が5人いるんだからオレらの方が上じゃね?』
『『『『あ。』』』』
摩耶の言葉に4人が同時に声を合わせた
『そうだよ!私たちと一緒になれば5人とやれるんだよ!?』
そしてそれぞれ5人は耀司とやってる姿をイメージしてしまった…
『う、ううんっ!まぁ、体は同じだけどね…というかやれるって言わないでよ…。』
世羅は少し咳払いした。
『次は私だから!まぁ見てなさい!絶対私の虜にしてやるんだから!』
と世羅は勢いよく真ん中へ立った。
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