tsした俺が彼女になった件。

レイド

第1話

ある日の事。俺は……親友の家に遊びに行った。この親友と言うのは、まあ……一言で言うなら、幼馴染と同じなのかも知れない。

家が近所だったので、一緒に遊ぶ事も多かったし、同じ趣味と言うか、一緒にエロ本を買いに行ったり、エロビデオを鑑賞したりとかする悪友とも言える存在だと思う。ちなみに俺と親友の好みはきっちりと別れていた。

俺は巨乳派で親友が貧乳好きのロリコンだったのである。で、親友の家には何回も遊びに行っているので、何所に何が置いてあるのか、解っていた。エロ本の隠し場所なんかも、俺は知っていた。そんな俺と親友の二人っきりで、一緒にゲームで遊んでいると、ゲームが丁度ゲームオーバーになった時、親友が「もう、我慢出来ない」とか呟いて、俺に襲いかかって来て、キスして来た。俺は、いきなり何するんだ!こいつ!って思ったけど、まあ……襲い掛かってしまう理由が解ってしまったので、抵抗しなくて、されるがままになった。

キスされた後、俺は親友に


「なあ……一つ聞いていいか?」

俺がそう言うと、親友が


「何だよ……」


「お前さ……俺と、エッチしたいのか?」


俺がそう言うと、親友が「いきなり真顔でそんな事聞くか?普通!」と言った後


「まあ……したいと言えば、したいな? 何だよ? お前もこーなる事はある程度解ってたんだよな? だから俺と二人っきりになったんだろ?」


「まあ……そう言われればそうだけどな? 実はさ? お前に言ってない事あったんだわ」


「言ってない事?」


「ああ……実は俺……処女じゃねーんだな」


俺がそう言うと、親友が「はあ! 何だよそれ!?」って凄い勢いで言って来たので


「もしかして、俺の初体験の話、聞きたいか?」


「すっげー気になるから、聞きたい、始めての相手って誰だよ?」


「誰だと言われたら、そうだな……まあ……親父だな」


「は! それって実の娘にレイプしたって事か!?」


「まあ……レイプと言えばレイプなんだろーな、けどさ? レイプって嫌がる相手を無理やり襲うのがレイプなんじゃないか? 俺の場合は、ちょっと違ったしな?」


「違うってどう言う事だよ?」


「それはな?」


親友が聞いてきたので、俺は話す事にした。


「性転換と言う病気が発見されたのはお前も知ってるだろ?」


「ああ、まあな? と言うかお前がそうじゃないか」


「ああ、そうだな? 男だった俺がさ? 女になったわけよ? で……女になってさ? こう思ったわけ、俺、童貞だったしな……女の体、エロ本とかエロビデオとかである程度は知っていたけど、実際には触ったりした事無かったしな? で、そんな俺が女になってさ? まあ自分の体だから、オナニーしてもいいんじゃね?って思ってさ? やったわけよ? そしたら……それを親父にバッチリ見られたって訳、すっげー気まずかったね? 親父にとっては、実の娘のオナニーシーンを見せられたもんだしな? そしたらよ? 親父が「オナニーするんだったら、俺とやるか?」とか言って来たんだぜ? 俺は親父に「何で親父としなくちゃいけないんだよ!」って言ってやったら、親父が「お前、女になってオナニーしてたんだよな? だったら性欲はあるんだよな? お前自分だけの手とかでして、ずっと処女のまま過ごすのか?」って言ってきやがってさ? そう言われて考えたんだよ。で……親父とエッチして、処女じゃ無くなった訳、そんだけだな」


「そんだけってな? お前はそれで良かったのか?」


「そうだな……だってよ? 俺はもう入れる側じゃなくて入れられる側だぜ……童貞だったから、未使用のまま童貞が終わってしまったしな? けど親父が「俺が一人前の女にしてやるな」って言ってたから、まあ……確かに一人前の女にはなったんじゃねーの? 非処女だしなあ……?」


「そう言われると、そうなのか……?」


「でだ……お前さ? 改めて言うけどさ……こんな俺と、エッチしたいの?」


俺がそう言うと、親友がちょっと考えて


「させてくれるんだったら、俺はしたいな」


「そーだよな? お前、確か童貞だよな?俺も童貞だったしな?お前、俺以外の女子と遊ぶとか見かけた事ないんだけど?」


「そうだよ……お前知ってて言っているよな?だっていっつも遊んでるのはおまえとだったじゃん」


「まあな……お前とは付き合い長いからな」


「じゃあ……いいだろ?」

親友がそう言って来たので、俺は


「あのな? よく考えて見ろよ? さっきお前にキスされた時、俺、拒んだか? それで察しろよ……」


俺がそう言うと、親友があ、ああって言って、ちょっと顔を赤らめていたのが可笑しかった。

で、結局俺は、この親友とエッチしたのだった。ちなみに入れられた時、俺は親友にこう言ってやった。


「なあ、俺達今、繋がっているよな?」


「あ、ああ」


「で、俺の中、気持ちいいか?」


「すっげー気持ちいい」


「そりゃ良かった、親父の時は痛いだけだったからなあ」


「そうなのか?」


「ああ、処女は痛いって言うのは知っていたけど、あれ、本当だな? すっげー痛いの、ていうかな? 親父のがすげー大きいんだわ、おまけに長いしなあ?俺の中に半分ぐらいしか入らなかったんだよ、それでもすげー痛かったんだよな。でもよ……お前のはさ? 俺の中に全部入ってるだろ? 良かったよ……お前のがそんなに大きくなくて」


「それは……喜んでいいのか?」


「俺的にはそうだな、俺が良いって言ってるんだから、相性はいいんじゃないか? でだな……お前、こっから動かしたいんだろ?」


「まあ、そうだな……今でも気持ちいいけど、やっぱり動かしたい」


「動かすなら声出ちゃうかもしれないけど、これは演技で言うんじゃないからな? お前もさ俺の「あん、あん~」とかそーゆう声聞きたいか?」


「……そう言われると、なんか聞きたくなくなってくるな」


「だろ? エロビデオでよく叫んでたけど、あれは本当なのかね? ま、最初はゆっくり動いてくれよ? あと……出そうになったら、ちゃんと言えよな? 親父の時はゴム付けての挿入だったけど、お前、生のままだろ? 中で出されたら、俺、マジで妊娠するかも知れないしな?」


「ああ、解った」

そんなやり取りをしながら、俺と親友はエッチしたのだった。

エッチが終わった後、親友の両親が帰って来たので、俺は親友の家を出た。


後日、俺は親友に呼び出された。


「話って何だよ」


「いやさ……おまえとしてから、あれから考えたんだよ」


「ほう……で?」


「でだ……好きだ! 俺と付き合って欲しい!」


親友がそう言って来たので、俺はこの親友にこう言ってやった。


「おいおい、何言ってんだよ、もう突きあったじゃねーか」


「は?」


「お前のそれを、俺の中に入れて何回も突き合っただろ?」


俺がそう言うと、親友が


「お前……それマジで言ってるのか?」


「冗談だよ、さっき言った事……俺の事を好きだって言うのは本当なんだろ?」


「それは本当だが……」

「だったらな? 付き合うじゃなくて、他の言葉で言ってくれよ、そうしたら俺もきちんと返事、出すからさ?でも俺でいいの?今は女になったけど、俺って性格はこのままだぞ?」


俺がそう言うと、親友がちょっと考えてから


「ああ、それも含めて好きになったんだ、じゃあ……改めて言うぞ! 好きだ、俺の彼女になってくれ!」


そう言って来た親友に対して、俺の言う事は決まっていた。 それは……


「ああ、お前の彼女になってやるよ」

こうして……俺は、親友の彼女になったのであった。親友の彼女になった俺は、彼氏になった親友にこう言ってみた。


「なあ、俺がさ? お前の彼女になって、エッチ無しなって言ったら、お前は嫌か?」


俺がそう言うと、親友が


「何言ってるんだ? 嫌に決まってるだろ?普通のカップルってそういうもんじゃないか?」


「そりゃそうだよなあ〜、ま、いいけどさ?」


そんな事を呟いていたのだった。

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