「きっと大丈夫」今はそう信じるだって信用しているんだから


「よし、取り敢えず、石に、風龍帝王/暴風龍、よしッほっらッ喰らえッ!!」


ルミウスにより投げられた石は風を荒らし的確に竜の事を殲滅していった

暴風を纏ったその投擲は、さながら暴風龍のブレスと言われても納得のいく物だった



「うーん、なんか狙いずらいな、よし斬るかッ風切りッ」


剣を振るい竜の背中を斬っては飛び移り斬ッては斬って斬って斬って斬って斬って斬って

としている姿は、 

まるで某マ◯ガのリ◯◯イ兵長の様であった


「ッ!?アルカッ!!」




「このクソがッ風魔斬劍ふうまじんけんッ邪魔だッ」


「おっと、危ない危ない、おや?これはこれは貴方は、クククッ」


「アルカッ腕がッ、左腕が、なんで?どうして、コイツがやったのか?ならッ」


「ルミウス、安心しろ、コイツは私が殺る、今まで甲斐もなく頭に血が上ってた、

だが、この街はコイツを相手にしながらだと無理だ、だから、

私を助けると思って、あっちの龍の相手をしててくれないか?」


「ん、分かったよ、じゃあ速攻で終わらせてくるよ、じゃあね」


「あぁ頼んだよ」


バンッ


「行った、か」


「えぇえぇ、少し待っておいてあげましたが、如何でしたか、最後のご挨拶は、」


「最ッ高、だったよッ」「それはよガッタはァァッ!?」

「お前、油断し過ぎだろ、暴風龍魔剣」


  ドドドドォォォォォォォォォンン



「ヘルフレイムッ剣楓」


ルミウスが剣楓を放つと楓の葉の如くさん方向に斬撃が飛んで行き謎の男を切り裂いた


「アルカ、ごめん、僕は此処までしか力を使えない、龍の事を考えると、

やっぱり多く力を残しておかないと」



「ハハっまさか不意打ちをしに来るなんてな、よくやった、もう十分だよ、助かった、後は私に任せろ」





「それじゃ、今度こそ」







「さて、おい、生きては、いるんだろう?魔人?悪魔?それとも魔物の変異種?、

まぁ別に良いが起きろよ、戦えないだろ?不意打ちも効かないくせして」


「ッダァーハッハッハッハッハッ、面白い面白い面白い面白い面白いッ!!、実に面白いィィィあ゙ァァ、

これだから生物というのは辞められない、

あぁ、貴方と戦えば、

もっと


「答えは、ノーだ、遊ぶ暇も無く殺してやる」


「禍渦ッそんなつれない事いわずに、楽しみましょォォォヨォォォォッ!!」


「やっぱり、あんたは嫌いだよ、あと、今の私は怒ってんの、忘れてる?」



禍々しい渦がアルカの足元を中心に発生し、吸い込もうとするが、

それをアルカは次元魔法で無理矢理魔法の核を壊し無事生還する


「魔拷具ッではぁァァファラリスの雄牛、

これは、三秒以内に抜け出せなかったら火炙りで確定死の拷問器具ですよォ」


「なッ!?これは、クソッ仕方ない、エクスプロージョン」


ゴォォォォォォォォォォンン



「ハァ、本当に、めんどくさいスキルを使う」


「アハハッヒッヒヒッ面白い面白いッ実にッ面白い!!、素晴らしい、

まさかあの様なやり方で抜け出すなんてェ」


「じゃあお返し、死ねッ」


「処刑道具第七番ギロチン」


男がそうゆうと、空高くから三つのギロチンがアルカに向かって落ちてきた


そしてそれを剣で防ごうとするがあっさり切られ咄嗟に避けるが、頬に掠ってしまった


「、?これは、何故?いや、そんな事はどうでも良い今はまだ、な、過去帰りッ!!」




過去帰り

 

過去帰りとは現在との差約束10分以内の過去に戻り、その最大十分前からやり直すことができ記憶以外の全てを過去の状態に戻す


※過去に戻っても、その事は自分以外に知覚する事は出来ない






アルカが過去帰りを発動させると、今さっきギロチンが落とされる前に戻った


「ッこのヤロォがッ!!」


「ッ!?避けますッ避けますッ?避けますかッそうですかァァァッ

あ゙ァァ本当にっ貴方は私をずっと楽しませてくれますねぇェェェェェェ」


「そのッ気色悪い奇声を上げんのを止めろッ!!」


「キヒッ第三処刑道具死神、

これは斬る事と殺す事に特化した物ですからねぇ防いじゃうとォ〜ザックいィィィッ逝っちゃいますよォォォォォォォォォ」


「ッガハッ!?過去、帰…り、」


処刑道具死神で心臓を刺されたアルカは咄嗟に過去帰りを発動させた




「ッスターバースト、これで死には、しないよな、、、」


虚無の空間からばら撒かれたとても小さいガラスの破片の様なものが、

他のガラスに当たり有毒なガスを放出する爆発を連鎖的に発生させた


その爆発は虹色に輝いており、爆発の影響で弾け更に粉々になった、

ガラスの破片の様なものが落ちてくる様はとても神々しかった




「クククっハハっガハハハハッ」


土埃を祓いそこから出てきたのは、

先程とは違い整った顔立ちの者から服はぼろぼろ、腕は骨が見え、

腹は抉られ顔などは皮や肉が爛れている、そんな姿だった



「マジで、生き物辞めてるよ、お前」








————————————————————



「さてと、こんな龍はちゃっちゃと倒してアルカの所に早く行かないとな、

風雷之朽渦ふうらいのきゅうず、これで、一対一だ、」



ルミウスが魔法を撃つと黒色の風と雷が渦の様に混ざり広範囲を攻撃した、

その時その渦に触れた一体の龍以外は皆例外無く肉体が朽ちてゆき、

風により切り刻まれ雷に撃たれ焼け焦げていた、それに当たった竜の残骸は、

とても生々しく、

半壊した街に死にゆく人々、肉片が散乱したこの状況は、

まさしく地獄絵図であった。




「ッ街の人を守らないとッアースウォール、ホーリーシールド、バリア、精神安定ッ」


『グルラア゛ァ゛ァァァァァァァァァッ!!』



「なっ、お前、今気付いたけど、龍じゃないな?、お前は無理矢理体いじくり回された唯の竜、ドラゴンだ」



「さてと、取り敢えず相手の強さがどれくらいか分かったところで、行くか」


『グラァァァッガァ゛ァァァァァァァァァ』



「竜の息吹か、だけ、どッ『クウォーター』ッ、4分の一にしてしまえば余裕だしな、」




クウォーター


クウォーターとは相手の放った技や魔法スキルの全ての効果を四分の一に魔力を使い強制的にするスキルである


※相手の力量、単純な火力や相性により必要な魔力量は変わってくる、勿論減りもする、

軽減出来ないものも有る








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