取り敢えずまぁ自己紹介と今後の予定を立てとこうか


「さてと、俺の周りの生き物は癖が強い奴しかいないのか?、ハァ〜本当にやになるぜぇ〜って、お前は、ニワ、トリ?、此処は誰も来れないんじゃ、、、」


「コケェッ!!」

そこにいるのはトサカが異様に大きく、そして凛々しく伸びた全体的に鳥の理想的な体型を体現したかの様な全長約五十センチは有るニワトリ(?)がそこにいた




『、、、はぁ〜遂に俺も幻想を見始めちまう様になったかぁ……』


「コケェェッ!!!」

『ウッセェなテメェこの野郎ブチ殺すぞッ!!』


「、、、ペッ」


『あぁそうか、はぁ〜ん、、、この曲がりなりにも最高神様の俺に喧嘩を売るとは、良い度胸じゃねぇかよ、コケコッコさんよぉ』


「コォ〜ケッ!!」


最高神の一部vsニワトリ



かくして最高神様と謎のニワトリの負けられない戦いが始まった。


『オラオラオラオラッ!!このクソドリがァァァ!!』

「コケッコケェ、コケ?コケケッ」


その戦いはタヒィラスの攻撃から始まった。

だがその猛攻は全て華麗に、そして失笑と共に避けられた、

因みにタヒィラスの繰り出すその攻撃は一個一個が小規模のクレーターを作り出すほどの威力とスピードを兼ね備えたものであると言う事も伝えておこう。





それから暫くの間戦闘は拮抗状態を保っていた、だがそれもやがては変わり今ではひたすらに怒りを溜め込めたタヒィラスと防衛も迎撃でもどちらでも——「あれ?、こんな事も出来ないんすか?弱いっすね正直言って期待外れでした」という雰囲気を醸し出しながら戦闘は更に進んでいった。


          、


          、


          、


          、


          、



更に戦闘は長引いた、だがそれももう決着寸前であった。

それもそうだろう、怒りで単調な動きを繰り返していたタヒィラスとその隙を逃さず突いていったニワトリ、

タヒィラスは息も絶え絶え打撲跡は凄まじく、最早満身創痍と言っても過言では無いだろう。

だがそれでも流血が無いことや決着が付いていない事も鑑みるとこれもニワトリに手加減されているという事なのだろう。


『はぁ、はぁ、はぁ、仕方ない、次で決めてやるよ、俺の理と事象に干渉制御行使する神の力でな、まぁ一種の言霊の様なものだ』


「コケッ?」



死ね、その一言で全てが変わった。

大地は変形し無数の槍となってニワトリに襲いかかり、その空間はニワトリを引き裂こうとし空気は無くなり何処からとも無く現れた神器という物が猛威を奮った。

そしてニワトリはと言うとその全てを超高速で動き避けていた。

更に——「コッケェェェェ!!」と叫び此方も何処からとも無く二回り程小さなサイズのニワトリを無数に呼び出し決死隊もとやかくという程の突撃をさせていた。

その威力は凄まじいもので一体ぶつかるごとに小さなクレーターが出来るほどであった、更にそのニワトリは自分から本当の、爆死をするべくしにに来るのだから避けようも無い、よって叛逆の気を失ったタヒィラスは呆気なくやられたのであった。




最高神の一部vsニワトリ



勝者ニワトリ




『、、、えっ?俺負けたん、』

「コケ、」


『俺、仮にも最高神だよ?この世界の中でもかなり強い方なんだよ?』

「コケ、」


『お前神?、敬った方がいいの?』

「コケ、」


『なんでお前そんなに強いの?誰かの眷属?イリスの僕?』

「コケ?」


『そっか、はぁ〜自信失くすなぁ〜俺さ、元は最強だったんだぜ、これでもさ、、、』

「コケェ?」


『マジだよ、』

「コケェ」


『俺の名前はタヒィラスだ、お前は?』

「コケ?」


『いやだって、いつまでもお前とかニワトリとかだとやだろ?』

「コケッ?」


『てかそもそもお前名前あるのか?』

「コケッ!!」


『名前は?』

「コケコケェッ!!」


『あぁ成程、プールか、宜しくな』

「コケッ」


かくしてこの最高神の一部vsニワトリの戦いは無事に終えたのであった。

そして何故かニワトリとタヒィラスは気があったのかとても仲良しになったのでした。




















「さてと、なんかメッチャ長かったけどようやく本題に着手出来るわ、えっと、魔法陣、の前に座標展開、えぇ〜、、、」


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「よし、じゃあ此処を中心に半径一メートルの空間に立体的な魔法陣を組むか、まぁこれが一番難しいんだけどな、先ずは中心にえと魔力を付与した鉄の棒を刺して、八重に魔法陣を重ねるだけ、うんまぁ簡単だな言うだけなら、、、シイナァいるかぁ?」


「あぁ居ないのねはい分かりましたチッ、」

 



それから約四十分は経っただろうか、少ししてシイナが戻って来てから少し呆れられていた様な気もしたが気のせいでしょう。










『あっおい春お前やっと終わったか、お前魔法陣作るだけだってのにどんだけ遅いんだよ、なぁプール』

「コケェ!!」


『「はっ?」』

「おっおい、おいおいなんだよあいつ、なんでこんなとこにニワトリなんていんだよ!!てかなんだよプールって」


『あぁその事な、話すと短くなるんだがいいか?』

「短いなら良いけどまぁなら早くで頼む」


『わかった、じゃあ「ん?」

『なんか此処に突然現れたから戦ったら負けたから和解して友達になった』


「えっ!?はっ?ちょお前負けたの?ニワトリに?マジでッ!?」


『マジマジのおおまじ』コケッ!!」

『「マジかぁ〜」』




「じゃっ、その鳥のこと説明して」

『おぉいいぞまず名前はさっきも言った通りプールだ、何処から来たのかは知らん、種族は一応神だ、獣神に分類される神だな、スキルやステータスはふせとこう、基本的にコケとしか喋らないけどまぁなんとなく意味は分かる、多分これもスキルによるものだろう、あと多分念話とか意思疎通をちゃんと出来るスキルも持ってる筈だ、なんで使わないのかは知らんけど、戦闘能力は俺より上だ、まぁ相性とかもあるけどな」


「なるほど、てかこいつデカくねぇか?二メートル半はあるぞ?」

『あぁそれな、それはここに来てからおっきくなった、」

「へぇ、あっそういやシイナ、この世界でニワトリなんて見たことあるか?」


『そういえば気づきませんでしたがこれが初めてですね、この世界には恐らくニワトリは居ません、似たようなものならちらほらとは見ましたがね』


そのニワトリは春が居ない間にも成長をしており今や最初の凛々しい姿は何処にも無くまん丸い少しぽっちゃりとした愛らしい姿の小鳥の様な姿であった。

その様はまさにニワトリなどでは無く少し分かりにくいかもしれないがシマエナガの様であり、鳴き声が——「コケッ!!」では無かったら完全にニワトリ説が囁かれる事も無かっただろう。


「そっか、じゃあ俺はもうそろそろ帰るわ、あんまり長居してると先に行った奴らに追いつけなくなっちまう、それで良いよな?シイナ」

『えぇそれで構いません』


「コケッコケコケェコッケェェェェッ!!」

『ちょッ!?おいおいどうしたんだよプールっそれじゃあ俺が一人になっちゃうだろ!!』

「ん?、どうしたんだタヒィラス」『どうかしたんですか?』


『いやぁな、そのプールがお前らについて行くって、』

「あぁ〜な、今は無理なんだよなぁ〜あっじゃあこの国でてくときについでに此処に来るからそん時でいいか?」


「コケッ?コケケ」

「いやちゃんと来るからな?」

「コケッ!!」


『はぁ、なんでこのマスターにはよく分からない者達がこうにも集結して来るんでしょうか、』

『お前も大変だな、、、』

『貴方もですよタヒィラス様?なんなら一番面倒臭い神です』


「あっヤバ!?そろそろまじで間に合わなくなる、じゃあなプール俺が来るまで待ってろよ?絶対に来んなよ?分かったな?」

「コケッ」


「よしッじゃなタヒィラス」












 




「やばいなほんとに、よしっシイナ金沢が開けたあの大穴あるだろ?そこから行こう二階層まで、」

『分かりました、道案内は任せて下さい下さい………………





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