御国の話

前書きッ!!


えとですね、徒堕月 世廻です、はい、今ですね、自分が一週間毎日投稿したら小説の質はどうなんの?


的な事を勝手にやってます、はい(ちょぉ〜どうでもいい


まぁそんな事は置いておいて、はい、そのですね、騎士団長出てきたんですけど、

名前がなかったんで、今つけようと思うんですよ、マタイけど


ほんで、その名前というのが、貴族位騎士男爵の、アルバン クラマーです、


            オチマイッ


————————————————————





「ハァッハァッハァッハァッお、前、います全員、殺すつもりで、やった、だろ」


「おっと、これは想定外だ、まさか、誰も死んで無いだなんてね、

僕も最初は殺すつもりはなかったんだけどね、でも、君みたいなイレギュラーが、

いたから仕方なくね、」


「でも、良いや、君は既に満身創痍、殺すのは簡単、だからね」


「さあ、死ねッ斬過」




 斬過


一度の斬撃で何度も相手を切り裂く剣技

※追加の斬撃の数はスキルレベルに依存する






「まぁッ少し落ち着きたまえよ、Aランク」



「ッ!?第、三…王子、、、様」

「そう、如何にも、僕が第三王子、クローリア クロム シリストだ、

久しぶりだね、相変わらず人当たりが成ってない、」


「そうだね、シリスト王子、何年ぶりかな?、そして此処にはどの様な御用件で?、まさか何となくは、無いよね」


「そうだね、まず一つは君も知っている通り勘、かな、あとはこの子達にね、」


「成程、王子も僕と同じ様な用件だったんだね、、、」

「君と一緒にしないでもらえるかな?、あと、そろそろ戻ってくるよ、

それにしても、随分とまぁ酷くなったもんだね、勇者の一人が敵に回ったのは大きいけどまぁ、なんとかなるか」


「それも、勘かい?、」「ふふッ」

「やっぱり僕は王子が苦手だよ、何を考えているのかが分からない」


「ほら、クラマー、ご苦労だったね、済まない、大丈夫だったか?」


「ッ!?、シリスト様ッ!!えッえぇ、ですが、すみません、魔人にやられてしまいました、」


「それと、私は自爆魔法で死んだはず、なんですが、、、」


「うん、まぁそうだね、だけどそれを今考えても意味が無い、

それと、敢えて言うなら、そこの彼、だと思うよ、それだけ分かっていればいい」


「お前、王子、だっ、たん、だな、、、それと、こいつ、どうにかしてくれないか?」


「あぁ、そうだね、わかった、それと、どうして皆んなに攻撃をしたんだ?、

まぁ大方彼の力が邪魔だったんだろ?そして彼なら全員を守れるともわかっていた」


第三王子のシリストは少し考える様子を見せながらも何処か陽気で、

まるで探偵に憧れる子供のする名探偵ごっこの様であった


「はて、なんのことかな?、別に僕は魔人を討伐しようとしただけだよ此処にいる勇者君達も見たんだろう?、

彼がその額から角を生やしこの世界に来たばかりの物とは思えない力を使っていた所を」


「そんな事はどうでもいいんだけどさ、瑠衣、お前どうして黙ってんだ?」……………

……「春、お前は、つよいんだな、、、俺は、今回何も出来なかった」


「何を悩んでんのかは知らんがそんな事——「すまない、話の途中で、まぁでもここで何をしても王に報告はしないといけない、

だからってまずは帰還しようか、今日は色々起き過ぎた」……………




それからというもの瑠衣は一言も喋る事はなく他のクラスメイト達の殆どは春の事について少しでも聞こうとしていた

————「なぁ、あれッなんなんだ!!「そうだぞ!!なんでお前力隠してんだよ!!」

「チッなんかの間違いだろ」

「っ、僕は、一度殺された、、、金沢に」

「「「ッ、、、」」」

——————その光輝の一声がきっかけで皆んなが晒し続けてきた現実に目を向ることとなったのであった









————————————————————


クロステラ王国 王宮 王座の間


「国王様ッこれは一大事ですぞッ勇者の中から魔人族などに寝返るものが出たとなどあってはこの国の信用は地の底ですぞッ」


「まぁ落ち着け、クラリス、ことの重大さは承知済みだ、今すべきことは魔人族がこの国に紛れ込んでおることの解決だ」


「失礼ながら国王様、私めにご意見を、」

「ん、どうした?コーカス」


「では、おそらく、気づいてはいると思いますが、魔人が出たと言うのならば、たとえ相手が勇者様方だとしても、力をつけていない今の状況では、

全滅は時間の問題でしょう、なので今いる二人の勇者の所在を隠し、賢者と聖女として育てるのが妥当ではないかと思われます」


コーカスの言う事は至極真っ当な事である、何故なら勇者とは言うならば最強の才能ポテンシャルを持っているただの人間でありその力を最大限に生かすには育成が必須で有り、

数少ない勇者のうち一人とはいえ相手に寝返ってしまった現状、

少しでも多くの、そして巨大な力が必要であり、魔人たちが残りの勇者を見逃すとは到底考えられなかったからである



「そんな事で悩むなよッ俺なら魔人になんて遅れは取らない、

その証拠に俺は勇者よりも何倍も強い、なぁ?簡単だろ、」


「ハァ〜息子、いやグラムよ、事はそう簡単に運んではくれないのである、

たしかにグラムは勇者よりも強い、それは認めよう、だが、それでもお前が魔人に勝てる保証は無い、

今はお前の様な愚図であっても第一王子という名目が有る、そう簡単に死なせる訳にはいかんのだよ」


コンコンッ




「ッ良い、通せ、それで、貴様は、何者だ、名を申せ」

「ハッ自分は偵察部隊うらの一人、 カルマと申します、姓は御座いません、

急遽ご報告があり参上仕りましたッッ、」


「何ッ!?それは誠か、」

「ハッ現場を直接この目で拝見したのですが間違いは御座いません」


「なんとッ皆の者、どの様な報告であろうとも、静かに、心して聞くが良い」


「では、勇者様方がいるダンジョンには、カナザワと、魔人族による反逆が起きています、

そして、此処からなのですが、無能と判断された勇者の、ハルが、恐らく半魔になったと思われるカナザワと交戦中です」


その報告自体に驚く者は誰一人としていなかった、なんなら——「おぉ、あの無能が肉壁を、」など「まだ間に合うのでは?」と、助けを出すかを考える素振りを見せたが、

それも次の報告により皆の思考を停止させる事となった


「いえッ、これにはまだ続きがございます」

「なんだ?、もうしてみせよ」


「はっただこの報告は、実際にこの目で確認したことであり、決して偽装ではないこと、どうかご容赦を、」


「良い、そんな事で咎めたりはしない、」


「では続きを、カナザワと交戦したハル様は、暫く劣勢を続けるも十分な時間稼ぎと、撹乱を行いました、

ですが、相手は召喚魔法でを、召喚すると、ハル様を追い詰めてゆきました、

追い詰められたハル様はなんとか逃げました、ですが、此処からが問題です、」


「ッ此処までですら既に問題は多く残っているのだが、、、」

「あんな無能が?、雑魚が半魔と渡り合った、だぁ?ふざけてんのかよか


「もう一度現れたハル様は、数が全く無く、さらにまるで人が変わったかの様に着実と、カナザワワを追い詰めてゆきました、

あと、気になるのが、悪魔はそのハル様を見ると、と、言いながら消えて行きました、」

わかったな?





「国王殿下ッその異世界人は即刻処刑ッいや公開で打首にすべきです!!

罪状は国家反逆罪ですッその異世界人は制御しきれない力を隠していたんです!!何かよからぬことをするとしか思えません!!」


「ッ成程の、事の経緯は分かった、彼はわしから見ても危険だ、だが、先入観に囚われず、ちゃんと考えてものを言え、

わかったな?、確かに、彼はいつ起爆するのかも分からない導火線に火が付いた状態の爆弾だ、だが、それは同時に、

恐らく絶大な恩恵も与えてれるだろう、どちららにせよ、

わし達は苦肉の策を取るしかない、分かるか?殺そうとするのは簡単だ、

だがそれでは限られたものしかついてこない、それを間違っていると気付けばその限られたものすらも離れて行く」


「「「ッ、」」」


「リービエ、確かに寝込みを襲うのは簡単だ、クラウン、闇ギルドに依頼すれば自分はやらなくても済む、

チェッカー、そうやって暗殺者ギルドに頼むのは少し安直だ、」


「国王様、では、その者に奴隷契約の首輪を着けて死ぬまで飼い慣らしにするというのは、これなら、我々全員の力を使えば簡単にハルという勇者を悪役に仕立て上げることができる、」


「うむ、それならば検討をしておこう、その事を盾にほかの勇者達も使えるかもなぁそれにしても、たった一人で魔族に対抗できる存在、か、これは、世界の覇権を握るのも時間の問題、だなハッハッハッ……………………

………









それから暫くの間、王座の間は不敵な笑みを浮かべた者達の小さな笑い声が響いて行くのであった







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