他三人のその後


「、、、(シイナ、生存者の確認を頼めるか?、」


『えぇもうしていますよ』


「、なら、丁度いい蘇生する、これは俺が招いた種だ、安心しろ、

記憶は消すもっと上手く立ち回れた、、、」


『いえ、記憶は消さないほうがいいでしょう、後々厄介な事になりかねません』


「そうか、だがまぁいい、あと、止めないのか?今からやる事はかなり危険だぞ?」


『良いですよ、それがマスターにとっての最善、なんでしょう?』


「ハハッ、悪いなじゃあ始めるか、スゥ〜、

『死者蘇生 命の回廊 魂の依代 生命の息吹 輪廻転生 数多の命 救済の代償 対価の完済』

出来た、な」


『何処か体に異常はありませんか?何か足りないとか?』


「あぁそれなら大丈夫だ、今は何故かとても静かで心地良い、

ん?、そういえば復活、させたのだったな、

まぁいィッ!?」


「誰だ?、お前、瑠衣、か成程、でも少し遅かったよ、間に合わなかった」


「彼女化け物がッ!!お前は、勇者様達に紛れ込んでいた魔族だな、

その力、まだこちらに来たばっかの勇者とは到底思えない」


「瑠衣、何かあったか?」









————————————————————


ハッハッハッ



「ックソ!!何処だ、何処に居る冒険者ッ、いや、まて、本当に此処に、いる…のか?、もし、このまま見つからなかったら」


『ジャヤァ゛ァァァァァァァァァッ!!』


「はっジャイアント、スネーク?、(そうだ、何を勘違いしていた、

此処はあの金沢や春クラスが増援として役に立つ奴が、居る場所だ、

なら、此処に、Aランクモンスターが居ても、何にもおかしくない)」


バゴォォォンン


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



「ッファイアブラストッ取り敢えず逃げッどうして、まさか、地中から、

このまま、俺は、死ぬ?のか、怖い」


余りの恐怖で発した一言、

だがその一言が自分は目の前の存在に恐怖していると自覚した、

いやわかってはいた、だが認められなかった

自分が助けを呼ばなければならないと、

自分に皆んなの命が掛かっていたのだから


そして、死を覚悟したいや、死ぬしか無いと半ば諦め、目を瞑り、

心の中で(ごめん)と、いうと瑠衣は、命を落とす、事はなかった


ズチャァー


「どうしたんだい、こんな所で、危なそうだと思ったから、

助けさせてもらったのだけれど、もしかして、邪魔だったかな?、」


「え、?」


あっけにとられてしまった、何故なら、全長十数メートル、横幅二、三メートルはあろうかという蛇の体を斜めに両断していたのだから、、、


「あっあのッ!!助けッ助けてくださいッダンジョンに、魔人ッ魔人が出たんです!!、

このままじゃ皆んなが死んじゃうんです!!」



藁にも縋る思いで懇願した、

瑠衣は自分達勇者に価値が有るとは思うが王族の様に役に立てたのだから、

光栄に思え、などというふうにも思わない、

何しろ、これだけ強ければ、

国に呼ばれもするだろうし、何より自分達を助けるメリットが無いからだ


「うん、まぁ取り敢えず落ち着こうか、今ここまで来れる近場のダンジョンだと、

成程、君は勇者、なんだね、(正直、コイツらに媚び売ったって、何にも意味はないし、

ダルいだけだ。

それに助けたとして、脚光を浴びるのはどちらかなんて自明の理だ、俺は勇者の、

引き立て役にしかならない)」

「あっあの?、どうしたんですか?、」


「少し考え事をね、さて、じゃあ分かったよ

条件付きでなら良いよ、

(だが、国相手なら、どうだ?、

今この国は、勇者を手放すことが果たしてできるだろうか、答えは、否、出来ないならば、そこに漬け込み勇者のお守りをする。

適当な理由をつければ、この程度の力だ、

ダンジョンに入ったって低層までしかいけない、ならば僕の魅了系スキルを全力で使い、近づける様になった王妃や、

女勇者達を俺の物にし、この国を裏から牛耳れば、、、)


「じょっ、条件、ですか?」


「あぁだけどまぁ安心してくれ、条件は、あんまり難しい物じゃない、

まず一つ、絶対に僕に指図しない事、僕の方が経験も多いしね、

そして二つ、僕より前に出ない事、守れないかもだからね」


「それだけ、ですか?」「あぁそうだよ」


「じゃあ、行こうか、着いて来れるかい?」


「ッはい、その」


「ん?何、あぁお礼、」「はい、ありがとうございます」


「いや、良いよ、これくらいね」



















————————————————————


「ん、ンン、眩しいなぁ、」


「雪ちゃん、これ、此処、、お城だよ」




「あっあれ、あの人門番だよ、雪ちゃん、でも、通してくれるかな?」


「その時は、交渉(物理的)するんだよ」


「あははぁ、雪ちゃんは逞しいなぁ、でも、それもそうだね」


「あっあの、門番の人、ですか?」


「ん、なんだ、子供か?どうしたんだ?」


「えと、私は一応勇者なんですけど、増援が欲しくて、と言うのも、

ダンジョンで金沢君が、私達の事を裏切って魔人と一緒に攻撃して来て、

団長とも話されてしまったので」


「まっまて、勇者は今ダンジョン、あぁそうゆう事か、では、勇者様、

皆には自分が言っておきますので、どうぞ、お進み下さい」


「ありがとうっ」

「あっありがとうございます」



 



「あっメイドさん、王様って何処にいますか?」「えぇ、いきなり!!」


「おや、?勇者様ではありませんか、どういたしましたか?」


「ダンジョンで、金沢が魔人族の者と私達を攻撃して来ました、

今は幸い魔人族は団長、金沢は春が時間稼ぎの為に応戦してますけど、

多分、何方も優勢ではなかったですから、此処まで報告に」


「成程、春様は力を隠していた様ですね、分かりました、言葉一刻を争う事態です、

なるべく早く対処します、私は王様に取り合いますので、

勇者様は第三王子の

クローリア クロム シリスト様にあたってみると良いかもしれません

彼は、基本何処にも居ないし逆に何処にでも居ますので、放浪癖が有りますし、

仕事も何もしてないですしね、いつでも会えますよ、」


「おやおや、ちょっとそれは心外だよ、やあ、勇者、様と言った方が良いかい?、

それとも名前?、まぁいい取り敢えず、僕の名前は、シリストだ、

済まないが少々盗み聞きをさせてもらったよ、」


「いっいえ、それと、あなたが第三王子様、なんですか?」


「まぁ見えないよね、王子ってメイドとか召使いに気軽に話しかける様な人じゃなさそうだし、」


「まぁそうだね、だけど僕はかなり自由だから、他国の貴族を殺してもどうにかなっちゃうくらいには」


「まぁそんな事はどうでも良いんですが、今日は何をしていらっしゃったんですか?」


「習慣をしにちょっとね」


「まぁ、じゃあ、行くよ、二人とも、ダンジョンに、ね」


「えっもう行くんですか?」「大丈夫、ですか?、」


「うん、善は急げって言うし、それに春って勇者も気になるしね、」
















————————————————————


「誰だよ、お前、何処のどいつだとは、言わないが、何故俺に剣を振るう」


「黙れッ魔人がッ!!」 「春ッ!!」


「動くなッ約束した筈だ、勇者君、

ハッ星天」


男がそうゆうと、その手に持っていた長剣を放した、そうするとその剣は消え、

腰に携えていたレイピアを振り抜き不意打ちの剣技を、

春に向けて撃ち放った



星天


星を飾った輝く光を、

力強く天に振り上げ剣戟を浴びせつつ流星が如く数多の刺激を放つ剣技



「ッその直剣は、ブラフか、魔力で出来てるな、だが、

長剣の練習をしすぎて、本命の扱いが、

まるでなってないぞ?」



そうゆうと春は全ての剣戟を避け相手のクビに刀を振ろうとしたその時

男がとある技を使い春を後退させた


「ッバカがッ恒星」


「ガッ、(シイナッあのスキルの権限を剥奪しろッヤバい」


『無理、です大地の力を使っていますあれは、「(なら、みんなに防御壁を『わかりましたよ、』


「なぁ、こんな半径数センチしか無いのにこんな重力を発生させてるのって、

不思議だろ?、これはな、制約で条件をつけることによって性能を底上げしてるんだよ、

だから、

これの効果範囲は精々半径数メートル、

だけど、凄いだろ、

それは密度が凄いからなんだよ、

これは、密度に応じて、この世界の引力を引き継ぐって能力、」


「そんな、ッ馬鹿げた能力があるかよ」


「まぁね、これは禁術だし、そして僕は思ったんだよ、

これ、一気に膨張させたら、擬似的に、

超新星大爆発、

起こせるんじゃ無いかなってだから今、此処で試させてもらうよ」


「ッまッ「バン」


ギギギギギギガゴンン


ドゥゴォォォォォォォォォォォォォォンンンン



その瞬間、

白い光に包まれた転生者達は跡形もなく、消される事は、無かった


「ハァッハァッハァッハァッお、前、います全員、殺すつもりで、やった、だろ」


「おっと、これは想定外だ、まさか、誰も死んで無いだなんてね、

僕も最初は殺すつもりはなかったんだけどね、でも、君みたいなイレギュラーが、

いたから仕方なくね、」


「でも、良いや、君は既に満身創痍、殺すのは簡単、だからね」


「さあ、死ねッ斬過」




 斬過


一度の斬撃で何度も相手を切り裂く剣技

※追加の斬撃の数はスキルレベルに依存する






「まぁッ少し落ち着きたまえよ、Aランク」




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