到着


……「ッ何か、あったの、か?「確かに、先ほどまでの音は、下?だったけど少し変ね」


「あっあのぉ何かあったんですか?確かにさっきから、

地響きが凄いですけど、、、?」


「ん、あぁ大丈夫だよ君が心配するほどのことじゃない安心するといい」


「はっはいすいません過ぎた事を」


「そうだぜ、心亜、騎士団の人達がなんかあったら絶・対・に、守ってくれんだからもっと気楽にいこうぜ、気楽に」


「あぁ是非任せてくれ」


「そっそう、かなぁ、、、」


「確かに、黒の言う通りだ、

騎士団の方達に一方的に頼る事になるのは少し思うところがあるが、

そんなに緊張していては出来ることも出来ないぞ、」


「そうよ心亜ちゃん、

此処には私たちがいるの、だから安心して良いのよ他の子達もッ、私たちに任せて、分かったッ?」


「「「「「「はいッ(はっはいッ)」」」」」」



そして少し経ち休憩時間になり騎士達が全員集まりかなり小さい声で話し始めた


「隊長ッあぁは言いましたけど大丈夫なんですかね?」


「まぁ大丈夫じゃぁないだろうね」


「ッそれじゃあ!!」


「まぁ最初から何も無い方がおかしいパワーレベリングだしねそれに、

此処には死ぬのが怖い奴なんて居ないよ此処にいるのは、王・国・の・為・に・死・ね・る・奴・、だけ、だから、、、」


「隊長、それ、は」


「まあ何にしても私達には王が勇者でやる事なんて分からないだからもしかしたら、

今、死んだ方がいいのかもしれないけど、

私は難しいかもだけど彼ら彼女らには幸せで居てほしい、

だから、

あの子達はあの子達だけは、

何があっても必ず守る、それが例え


「隊、長分かりました、

ついて行きますよどこまでも例えそれがどんな死地だって」


「「俺もッついていきますッ!!」」


「先輩ッ私も、ついて行きます是非、一緒に戦わせて下さいッ!!」


「お前ら仕方ない奴らだだが最優先は、勇者様達だぞ分かったなッ」


 「「「「はいッ」」」」





「よしッ皆十分な休憩は出来たなじゃあ行くぞ本格的なレベリングスタートだ」



…………そうして約二、三十分程経ったその際一際大きな地響きが鳴った


「?、(此処はやけにキラーハウンドが少ないなまあいいもう少し奥に行けばもっと出てくるだろう

それに強い奴ならあの子らのいい経験になるだろうし)

皆ッ此処から先は何が出るかわからないだが絶対守るから安心してくれ

だが一応注意しながら進むッ」


その一言にそこに居る全ての人が頷いた

そしてこの選択が最悪な悲劇をもたらすとは夢にも思わなかった事であろう




クチャックチャッハグゥッンッグシャッチャッ


「なんだこの音は咀嚼?音モンスターを食べる奴は此処には居なかったはずだが」


彼女の脳裏には突然変異の四文字が浮かび上がったその名の通りモンスター、魔物、魔獣などが代表的な生きた生物であれば稀に起こり得るネームドに次ぐ種や

レベルにもよるが災害とされている存在の事だ


「引き返すぞ先程からの地響きといいこれは恐らく国が動くレベルの物だ

出来るだけ足音を立てずにいくぞ」


コンッコン、コン、コン、カラン


だが足音を一切立てずに動けなど何も訓練のしていない転生者達に出来るはずもなく不幸な事に躓いてしまい小石を蹴ってしまった


「ッすいませんッ、」


「皆走って前休憩した所までそしたら転移結石が使えるからッ、!!

早くッあんた達は私と時間稼ぎの為に残るよッ!!」


「「「「はい」」」」


「早くッそんなに稼げないッ!!」


「いくぞ心亜ッ皆さん御武運を」


「任せてくれ」


タッタッタッタッタッ


「はッ!!来るッ行きなさいッ」


「ニクゥッ、肉、肉の匂いダァッ喰らわせろッ全員ッ俺ぇにぃいッ、ッ

逃げんなぁァァァ

今の俺には贄が必要なんだァァァッ魔物じゃぁタリネェんだょ拒否権は、ねぇッ」


その言葉を言い終わった瞬間騎士にはまるで瞬間移動したのかと錯覚させる程の速さで長い一本道を走る転生者に迫り

前に経ち黒い魔力を物質化させ物理的に逃げ道を封鎖した


「なっまさかッおいッ戻って来いッ」


「逃げんなよォォォッ」


「まっまさ、さ、君はかな、ざ、わ?」


「ぁあそうだ金沢だよ、アッハッハッハッハッハ神童は俺が殺したよォォォッ

英作だったぜ、なんせ俺から助けようとした春にョオ僕達の仲を引き裂こうとする下賤なる魔族よッ死ぬがいいッ!!だったんだぜぇ」


「、、、何がッ」


「ん?ぁあ何怒ってんだ?」

「何がッ英作だッ!!殺したんだろッ!!それもッこれもッ全部お前がッ」


「おいおい勘違いはやめろよなぁ確かに元々殺すつもりでいたが、

アイツから来たんだぜそれに、此処は弱肉強食だ弱い奴が悪りぃんだよ」


「そんなのッ俺達はッ」


「んなのは関係ねぇんだよじゃぁなんだぁテメェは前仲間だった奴が敵になっても殺せねぇのかぁ゛ア゛?」


「それ、は、、、、」


「この世で一番悪いこたぁな弱い事だよッ弱くて何にも出来ないくせしてぇッ!!

一番でしゃばって来る奴らだ、

なぁどうしたらあの神童を守れたと思う、そりゃぁな強くある事なんだよ

結局はどんな正義も悪も、

圧倒的な強さの前では平等にひれ伏し

恐怖し様々な、

せめてもの願いを口にし死んで行くそう、

例えば、とかなッ!!」


「なんで、そんな簡単に、人を友を殺せるッ金沢ッ!!」


「、ハッ?お前馬鹿か?、

せめて話くらいちゃんと聞いてろよそんなんだから、死ぬんだぞ」


「ッ危ないッ乱君ッ!!」







—金沢視点———————————————————




「(こりゃ他の奴のとこで戦った方が良さそうだなありゃやべぇ)」


「逃すつもりは毛頭無いぞ」


「残念ッもう本体はここにゃあ居ないぜクラスの奴らに魔力痕を付けたからな

何処かでもう既に暴れてんじゃねぇかぁ?』


「ッ消えろッ」




「ゥぁッガハッやっぱ反動が、ヤバいな、魔術は黒の魔力は出せる、か

なら魔、者たちォ狩って、こ、い」


金沢がそう命令すると黒い魔力はダンジョン内に散らばっていった


「ハァハァハァクソッ恐らく騙せるのは長くても十分程度なら今のうちに殺すか、」


それから恐らく一分ほど経った頃だろうか急に宙に浮く黒い魔力が現れ魔物を放り出した


「来た、か、『悪食』」


グッチャクチャッチャハグックチャックチャックチャグシャッハグッッン


「あぁッウガぁぁあぁァァァハァハァやっぱり悪食でも半分しか魔人に成れていない体じゃ反動が来るか、


だが金沢は魔物を喰らった反動を甘く見過ぎていた


「ァガックッソガァ体が、侵食されて、行くッウッただ体力が多く回復するだけの反動じゃ、ねぇ」



そして金沢は気絶した


体感数時間程過ぎた頃目を覚ました実際には二分程度だったのだが金沢は体力こそ回復していたものの生命力がいちぢるしく低下していた因みに先の出来事で金沢は魔物の毒を完全に克服したある意味での人類初の突然変異が観測されたのである




クチャックチャッハグゥッンッグシャッチャッ


「ニクゥッ、肉、肉の匂いダァッ喰らわせろッ全員ッ俺ぇにぃいッ、

逃げんなぁァァァ今の俺には、

贄が必要なんだァァァッ魔物じゃぁタリネェんだょ拒否権は、ねぇッ」







————————————————————


「ッ危ないッ」


「うぁ?」 「、、、ガハッ」


「「隊長ッ」」「そん、な隊、長」「隊長、さん」


「チッんじゃあ折角だから骨の髄まで燃やし尽くしてやるよ」


「に、げッロはや、く『自爆魔法ッお前も死ねゲスヤロォッ!!』


「ッ!!なックソッテメッこんな所でやったらあいつらもただじゃ済まねぇぞッ!!

だからッやめろッ下手したらこの階層も崩壊するぞ」


「ハッ例え化け物だとしても全魔力を使った爆発は怖いかッ安心しろッ私とお前以外、誰も死にはしないッ」


「クッソォガァァァァァァァッ…………


ドゴォォォォォォォォォォォォンンンンンン


「隊長ッ隊長ォォォッ」「そん、な」


「「終わった?のか、、、」」


「地上に、戻るお前達は魔物を警戒していてくれ、、、」


「「「、、、は、い」」」


そうして土煙が少し晴れた頃小さな足音と共に笑い声が一本道の洞窟に響いた


タッタッタッタッタッ


「ハッハッハッアァーハッハッハァッァッァッ、バッカじゃねぇーのぉ」


「「なッ「馬鹿っな、」」

「「隊長、の犠牲は、、、」」「どう、し、て、なんで!!ッ」


「バッカじゃねぇのかテメェらよぉ〜魔人が、半魔だとしても、

あんな残りカスしかない雑魚みたいな全魔力なんて有ってない様なもんなんだからよ

考えても見ろよあんなんで勝てんなら俺らが召喚される必要なんて無いだろうが」


「隊長の犠牲を無駄にするなぁッ!!」


「「隊長のッ敵ッ!!」


「、化け物、、、」


「ッ死ねッ!!金沢ッこのッ化け物がぁッ」


「ッバカッよせッ黒、戻って来い無駄死にするだけだ」 


「だからって何もせずにいれるかッッ!!」


「マジのバカ、」


そう言い金沢は騎士団の攻撃を避け黒の攻撃をわざと受け横腹を蹴り壁際に飛ばした


「ゥガァッ………ガハァッ」


「なッどうして、」


「取り敢えず、騎士団の方はそこで見ていてもらう事にしようか」


金沢は黒の魔力で作った柵で騎士団を閉じ込めた


「クッハァッ!!こ、のッ切れろッ」  

         

    ガキンッ


「「「「「黒ッ(黒君ッ)」」」」」


「もういい時間がないんだよだから、死ねよ、」

 

   『黒縫』


「グァッ「アァッ「イヤァァァッ……」」」


「ッ流石勇者、少しだけ情が移ってしまったとはいえしぶといな、次で決める」


 『ブラックレイン』


「シールドッ」 「バリアッ」


「たっ耐えられない」「もう、保たないッ早く逃げて!!」「金沢ッもうこんな事ッ」


「そうだッ「目を覚ませッ」


「一体何がお前をそんなにも突き動かすんだよッお前は一体なにがしたいんだ!!」


「ハァ、『フレイム』、」


金沢はフレイムを出し水蒸気爆発を起こさせた


そして転生者が四人死んだ



バゴォーンドゴォォォンボゴゴォォォンンン

   


水蒸気爆発が起きそのせいで辺りが煙に包まれた


「騎士団、お前らも死ね『悪器召喚』」


グシャァバゴンッグシャグシャグシャ


金沢の召喚した有りとあらゆる闇により擬似的に再現、召喚した闇の武器により騎士を殲滅した


そして召喚された暗黒器具で八人居る転生者のうち一人が死んだ頭から上が一瞬で弾けた事もあって即死であった




「、、、乱打だったから運のいい奴は残ったかなら喰らえッ『核滅『天照アマテラス』消威『焔ホムラ』


焔とは自分の発する魔力をそのまま焔に変え、操るという魔術

(純度が高ければ高い程威力、操作性が上がり必要魔力が減る)


ボゥオォォォォォォォォォンンンン


金沢の放った核滅消威弾を不変なる神の炎で包み込み掻き消し

春が焔の性質を変えるとまだ生きている転生者をその炎で治療した

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