戦闘開始ッ!!


(よし、遂にダンジョンか、

シイナ、ダンジョン内で俺じゃ勝てなさそうなのがいるのは大体どんぐらいからなんだ?


『大体ですがなんとか生きて帰れるくらいだと二十六階層ですね、

まぁ十五層に偶に出て来るネームドが相手だと死んじゃいますけど、、、』


「そっかそれは気を付けないとな」


『いや今回最大でも

一桁層までぐらいしかいきませんよ?』


「、、、そかツ」



「着いたぞツ此処がダンジョンだ、

まぁ前にも説明した通り無名ダンジョンなんだが」






「さて、此処からは俺ら騎士団の者が五人以上の付き添いで行くそんで

勇者だちはぇ〜合計、、、二十八、、よし、一班8人四班で行くぞ」


「「「「「「「「はいッ」」」」」」」」」



——五層————————————————


「さてお前らは俺が付いてくぞ」


「ッ5人じゃ無いんですか?」

「あぁそのことかまぁイレギュラーが起きた時は邪魔にしかなんないからな」



「(シイナ、今まで気づかなかったんだがもしかして団長ッてメッチャ強いのか?)」


『えぇ合ってますよ、

すごく強いです今の貴方より全然強いですもしかしたらこの王国最強、?

なのかもしれません、

なんでこんな国にいるのかがわからないんですが、そうだなたしかに)」


「ハルッよそ見するなッキラーハウンドだしっかり見て対処すればやれるぞッ」


「はっはいッ」



「春ッ大丈夫か?やれるかッ無理はしなくていいんだからなッ!!」


「大丈夫だよ瑠衣ッこれくらいなら殺れるッ

それに模擬とはいえ勝ったしな!!ッ」



そこまで言ったところでキラーハウンドが叫びながら走ってきた


『ガルゥゥッ』


「(シイナッ今回のダンジョンは俺が手伝ってくれって言うまで何もしないでくれッ)」


『なんでですか?ッあぁそういえば弱い振りしてたんでしたね』


「春ッ危ないッ避けろッ!!」


「ッ!!あまいッ真っ直ぐだと避けやすな、取り敢えず後ろ片脚貰ってくぞッと!!」


「(あのハルという奴、上手いな)


  ザシュッ


『キャウンンンッ』


「(これじゃ逃げたりはしない、かなら)」


タタッタタンタッタタタッ


四つ足のうち一つを関節から切られたことにより不規則な動きでそれでもまだ

ハウンドはせめてコイツだけでも殺そうと春に牙を剥いてきた


「だがッ結果は変わらないんだよなぁ〜」


俺はそういうと剣で相手の軌道を逸らし空いているもう片方の手で強引に首に短剣を刺しそのままの勢いで

ハウンドの首を引き裂いた


「なっ」「ふッはっはっは」「凄いッ、」


「大丈夫ッ春君」


「瑠璃か大丈夫だよ」


「春、お前ほんとに凄いな、?スキルかなんか隠してたのか?」


「いや、俺は余り強く無いからな技術を磨いたんだお前も訓練とか、

モンスターのことについて調べてるの見てただろ、?」


「そうなんだが、まぁいいや」


「春も意外とやんじゃ無いでもまだまだね私なら魔術で一撃よッ」


「でも凄いよッ春君ッすごくカッコ良かった

よッ!!」


「あぁ本当によく練習をしてしているのがわかるな、」



その次は雪、瑠璃、瑠衣と無事終えた因みに雪は


「確かに一撃だが手加減を覚えろ素材が灰化しているところがある、

それに階層が崩れたり一撃で倒せなかった時の隙とその後の地形が悪くなりすぎるしな

これじゃただでさえ肉弾戦が不得意な魔術師は不利になる

凸凹だから当てにくいし野生で過ごしてきた魔獣相手だと避けられたら

耐えられたら終わりだからなまぁ要するに勇者は脳筋を直せ」


と言われていた

最後に金沢だ因みに今の階層は八階である


「最後に金沢だなよしキラーハウンド3体だがどこまで戦えるか見たいからまず一人で行ってみてくれ」


「分かりましたいきますよッ、、、」


『ッこれは!!マスターッ離れて下さいッ(もうやってるッ)』


「危ないッ団長ッ避けるか防ぐかしてくださいッ!!チックソがッ

瑠衣ッ雪を連れて金沢から離れろッ!!」


「?ッわかった!!」


「ちょッ何してやがんだ!!」「瑠璃ッ「春君ッ!!」


「ゴミヤロォォガックソッ邪魔だッ」


 ドゥゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴンンンンン


「まさか裏切り者だったとはなぁッ金沢ッ!!貴様は絶対に逃がさんぞッ」


「クッハハお前の相手は俺じゃ無いッ魔人だよッ来いッ」

「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ〜ン君の相手はわ、た、し、だよ!!えいッ」


「グゥッ、こッ、のぉッ逃げろッお前らッガハァッ」


  ドゥオオオオオォォンンンンン


「(やばいなぁこれ、此処の一番の戦力の団長と離された、

此処の壁は硬く無いからおそらくこの音的に数十メートルは離れているはずだ、

それに魔人まず団長の復帰は無いと思っていいならッ)」


『ダメですッ!!マスター一人だけなら逃げれますッ此処は撤退を』


「ダメだッ時間を稼ぐ、絶対に死なせないッ」『何故ッ、ですか?他人ですよ放って置ば』


「ダメだ助けられる命は助けたい、それにシイナの言いたいことも分かる、

だけど何も死んで助けようだなんて思ってなんて無い勝算はある」


『ですがッ』


「信用できないか?自分の主が、全員助けるッだから手を貸してくれッシイナッ」


『分かり、ました、、、』「ありがとう」


「瑠衣ッ」「なんだッ」


「お前は転移結石で魔の森に行けッ

雪ツ雪は瑠璃をつれて魔人が出たと王国転移結晶で国王たちに伝えにいけ」


「あんたはどうすんのッ「そっそっだよ春君はッ「危険すぎるぞッ」」」


「邪魔だ死ねッ瑠衣ッ」


「まさかッやらせてやんね〜お前の相手は俺なんだッよぉ!!」


「ッ死ねッ」「お前こそッ死んでも文句言うなっよ!!鬼人化ッ炎雷装衣ッ炎雷角ッ」


『もしかして隠す気ないんですか?』


「皆まで言うな」


「なっなんだ春それは」


「説明は後だ「「あのぉ俺(私)その転移結石持ってくんの忘れましたぁッ!!!」」


「あっ私は持ってるよ」


『見捨て、ましょうよ』


「(いやたしかにびっくりしたが

その分時間を稼げばいいだけだそれに俺も一つは持ってる雪は逃がせれる)」


『何故そこまでして、、、

私にはあの者たちが要るとは思えません』


「(でもな、あいつらは友達なんだよ、大切な、な?」


『わかりましたでは生き抜いてください

正直私はマスター以外

がどうなろうともどうだっていいんです

自分のことを第一に考えて下さい』


「(わかった)」


『あとその、、、出来れば私に体を下さい』


「(わっわかった善処するだがどうしてが)」


『マスターと二人旅がしたくなりました』


「(あっおうじゃッやるか)」


『既にやってますよねふざけてるんですか馬鹿ですかアホなんですかなんなんですか?え?どうなんですか?』


「(うん相変わらず酷い言いようだな)」


「雪ッこれ使えッ」


「なっ応援呼びに行くんだから瑠衣が」


「瑠衣の方が早く動ける」


「生存率がそっちの方が高い早くいけッ」


「それなら一緒に」


「馬鹿言うなッ俺はお前たちより断然強いが

お前らを庇いながらなんて無理だッ」


「それは足手纏いッてことか」


「あぁ邪魔だ、それに殺そうとなんてしないからな時間稼ぐだけだ、

だから死にゃ〜せんよ、だからいけッ!!

俺の命のためにいけッ」


「ッ死ぬんじゃないぞ行くぞッ雪、瑠璃」


「わっわかったわよ死ぬんじゃ無いわよッ」


「絶対助けを呼んでくるからッ」


「ッ逃げるなぁッ!!」


「炎円ッ」


「グゥッ邪魔だッ」


「刻雷ッ流石にアキレス腱切られたら動けないだろッ」


だがそんな思いとも裏腹に金沢はもうすでに完全に人間を辞めているため回復力は魔人と同等なので

倒れて二秒ほど過ぎた頃にはもう既に完治していた


「うーわぁッバケモンじゃんあっそうだッM29カウンターボアード8-3/8インチVer.3スチールフィニッシュガスガンッ」


本当なら装填が要るけど

魔弾にして少し改装したから魔力を送るたびに再装填出来るようにできたんだよなぁ

魔力を少なく込めて

魔力ストックの量産だけ考えたらッこんなふうに銃に込めれッばそのまんまに弾雨ッ「死ねッブラックホールッ」


ババババババババババババンンンンンンンンンンンンン


ドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥウウウウンンンンンンンンンンンンンンン



「銀光星これでワンチャン」


「ダークディメンション」「ダメか、アースバインドッ黒焔禍」


「ウッグハァッ『マスター上から来ますッ


「黒雷ッわぁ〜でらぁ゛そんなこと!!」


「(ッ逃げながら戦うッなぁ、俺のスキルレベルマックスは?、)」


『有りませんが?』


「ならスキルを犠牲に違うスキルのレベルは上げられるか」


『はい出来ますよ、ただ今まで一度も例がないので半分賭けですが』


「わかったじゃあ種族スキルとシイナがいると思った奴以外は経験値にしてくれ

6割を取得経験値量上昇、必要経験値量減少、スキル取得率上昇に振ってくれ

あとはシイナのレベル上げと鬼の極、必要そうなスキルのレベル上げに使ってくれ」


『承知しました少し待ってください』


………

『出来ました』


「早いなぁおいッまだ五秒くらいしか経ってなかったぞ」


『?、ならもっと遅くした方がよかったですか、?』


「いやッ優秀過ぎて助かったって事」


「何をォォゴチャぁごちゃあ言ってんだよッよそ見してんじゃねぇーッ」


  ドゴォォォォンンンンン


「ッ、、ハァッ二十メートルくらい吹っ飛ばされたな」


『来ますよ魔獣を持ってますキラーハウンド、大丈夫ですか?』


「死ねぇッハルゥゥゥ」「炎翔ッあっぶねぇ〜!!」


『大丈夫ですか』


「あぁ大丈夫だ」


『次ッ投げてきますよ』


「なっ炎駒」

「そんなもんかあハァルゥゥゥッ!!」


半ば半壊状態の魔獣と魔術生物の炎駒がぶつかったが

高速投げられた勢いと魔獣そのものの魔法魔術耐性のせいもあってか相殺することしか出来なかったのである


   バァァァァンンンンン


ビチヤビチャグチャドスッ  

  

   ぽたぽた


散った肉片や血液のせいで此処ら一帯は既に人が見られるものでは無くなっていた


「ウッ」


『大丈夫ですか眼を閉じても問題なく動けるようにくらいのサポートは余裕でできますが、?』


「いやッいいッ、今克服するかどうかの違いだどうせな」


『そうですか、分かりましたですが少しでも無理だと思ったなら言ってください

何も今じゃないといけないわけでも有りませんので』


「感謝する」


「そういえば金ザ」


『超級越えの魔術がきますッ一度避難を次』


「わかったッ」


「核滅消威弾ッ」


「雷俊ッ」


その瞬間あたりが漆黒の闇に包まれた


ドォウウウウウウウウウウウウウゥゥンンンンンンンンンン




...................

そしてしばらくの間瓦礫の落ちる音が続き

意外な声で春は意識を取り戻すことになった



「危ないっ!!」


「ッ、ゥ、ハッヤバっ」


「「「キャアァァァ」」」


「「「「助けてぇ〜光輝くぅ〜ん「なんだなんだ?」


「魔人?ですか」


「いやッ人間だ「「今のうちにやっちゃいますか」」「あの音の正体か」


「なっ光輝かッ」


「ちょうどよかったッ金沢が魔人になったみんなと転移結石で逃げてくれッ」


「君は何を言っている金沢が?バカを言うな!!」


「「『そうだそうだ何言ってんだッてか誰だよ」」」


「僕たちの仲を引き裂こうとする下賤な魔族よ死ぬがいいッ」


「ほんとだって俺は春だ」


「なるほどッならたしかにな最弱のはずの春がこんなに、、、

確かに魔人の敵の元に降ったようだな」



「ハルッテメぇー逃げんなぁッア゛ッ?テメェは、、、こりゃぁいい勇者の大量殺害が俺の目的だ」


「なっまさか二人で降ったか何故金沢ッ君がッ!!」


「テメぇがうぜえ〜からだよその自我中な考えがなぁッだから死ねッ」


『これだけは私もあの半魔人の意見と一緒ですね!!』


「俺も」


「そうかもう心までも堕ちてしまったんだな金沢、ならこの僕が最後に友としてッそして

一人の勇者として殺してあげよう」


「聖剣ッエクスカリバーッさようならッ『僕の為の踏み台君ッ!!』


光輝は金沢だけに聞こえるように言ったつもりだったんだろうが

春にはしっかり聴こえていた


「あれが学校一の人気者、か、『人間なんて大体そんな者ばっかりですよマスター』


「『でも死ぬのは、金沢じゃなくて自分、なんだけどな(なんですが』」


「なんだこれオモチャかはっつまんねぇ


そう言うと金沢は無造作に聖剣(笑)を片手で割った


「ぇッどう、いうッ!!

言うだって王様や姫様は絶対に折れなく何者でも切り捨てることができる

世界で唯一の剣だって言ってたのに!!」


    解説   


この剣はたしかに強いがあくまでも人間の範疇でのことで有り魔人にそんな常識いや人間に誰も壊せなかったし防げなかったからと言って他の魔人とか魔族にも

そんな非常識をなすりつけてほしくないと言うものでありしかも

光輝のスキルは最終進化形態のパッシブスキル聖剣ではない、

最強の剣なのはあくまでも聖剣の一番強い状態での話であるので勝手に

その話をした者たちが嘘をついていて自分を嵌めたなどと言うのはお門違いという者であるなので

どちらかと言うと聖剣召喚の力に加算し過ぎてスキルレベルを

ろくに上げてこなかった自分が悪いので自業自得という事なのである





「死ねッ」


金沢はそれだけを言うとただただ無慈悲にそれがまるで当たり前であるかのように

光輝の頭を捥ぎそのまま光輝の頭を潰した


ブチッ


「ハハッ案外簡単に取れるんだなぁ頭、まっもういいやハハハ」


グシャッボトンポタッポタ ポタポタ


「あぁこりゃ良いわッ完熟のトマトみたいだなぁ頭潰すなぁーよォォ」


「完全にイッテんな」


『えぇ気をつけた方がいいでしょう』


目の前で唯一の希望(光輝)が何も出来ずに死んだ事そして人の頭が最も容易く潰されたのを見て平然としていられるはずもなく

(春と金沢以外)クラスメイトの者は全員泣き叫んだら逃げ惑ったりなどしていて

阿鼻叫喚とまさに彼ら彼女らにとっては地獄以外の何者でもなかった


しかもそれに追い討ちを掛けるかの如く数と速さを重視した魔術が無数に展開されていた

しかもその魔術の矛先は自分たちであった



「ちょッまさかそれは全部は防げないぞッ」


「あっあんた早くあんな奴殺しなさいよッ」


「「「そうだぞ俺たちを守れよッ!!」」」


「ふざけないでッお前は私を守りなさいッ」

「「あんたのせいで光輝君がッ!!」」


などなど守ろうとしてあげているし最初に逃げろとも言っていたのにもかかわらず

理不尽に責められ続けていた (可哀想ッ)


「(これ、俺が命を張って守る必要有るんかなぁ〜?)」


『ないですよこんなクズどもは死ねば良いです!!はい、』

酷いんだなぁ〜確かにそのとうりなんだが)」



果たしてクラスメイトを守りながら応援が来るまで時間を稼ぐことができるのか

彼ら彼女たちの運命とは如何に!!

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