第14話恋心

れいなは、鈴華に嫉妬していた。


あんな可愛くて優しい妹がいるなんて‥。


いつか、わたしは優斗に捨てられるんじゃないかと疑心暗鬼になった。


義理の妹‥。


優斗は、れいなにキスもしない。


今まで付き合ってきた男はれいなの体を求めてきた。


それが当たり前だと思っていた。


優斗は、優しくて強いが自分を女として見てない気がした。


女友達とでも思ってるんのだろか?


れいなは、そんな気持ちをここ最近持ち続けていた。


いつものように優斗とれいなは休み時間たわいもない話で盛り上がっていた。


そこに、鈴華が現れた。


一瞬息をするのを忘れるくらい鈴華は美しかった。


「お兄様。調理実習で作ったクッキーなんですけどれいなさんと食べて下さい。」


「おう、サンキュー。」


優斗は、優しく微笑んだ。


「妹さん?」


「ああ、そうだよ。」


れいなは、鈴華に挨拶した。


「お兄様の彼女さんですよね?」


「はい。初めまして田中れいなです。」


鈴華は、お邪魔でしたねと言って行ってしまった。


「美少女だね。」


とれいなは優斗に言った。


優斗は


「そうか?」


と全く関心がないようだ。


れいなは、自信喪失した。






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