第3話家事

優斗が、家に夕方に帰ると鈴華がエプロン姿でニコニコしながら


「お帰りなさい。」


と言ってきた。


両親共働きなので家事全般を鈴華がこなしていた。


「今日は、ホワイトシチューだよ。」


優斗は、鈴華を無視してリビングルームの椅子に座ってお湯を沸かしてカップラーメンを食べ始めた。


「お兄様、夕飯前に‥。」


「うるせーよ。」


最近、優斗は、鈴華を見てるとイライラする。


鈴華は、寂しそうな顔をして自室に入って行った。


こんな自分が優斗は嫌いだった。


八つ当たりするなんて‥。


さすがに言い過ぎたと思って鈴華の部屋のドアを叩いた。


鈴華は、泣いていたのか目を真っ赤にして扉を開けた。


「悪かった。最近イライラしてて。」


「お兄様、良いんですよ。反抗期なんでしょう?」


え?


ニコニコ笑顔で鈴華は聞いてきた。


「まぁ、そんなところかな‥。」


鈴華は、天然美少女だった。


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