12・炎上
ネットの炎上は凄まじかった。ほんの数分でライブ中継の視聴者数は千から万へ、そして数十万に、さらに世界へと膨れ上がっていった。中野の時間稼ぎは、無駄にはならなかった。
テロリストとの抗争の実況、それも世界的パンデミックを賭けたものとなれば、関心を引かないわけがない。人々は自らの明日の行方を左右する現実を固唾を呑んで見守り、拡散した。
SMSやLINEでの情報交換は幾何級数的に広がり、ネット映像を緊急実況する地上波テレビの視聴率も急上昇した。自衛隊や官邸の回線は抗議でパンクした。
そして――。
ミサイルがオスプレイに着弾する寸前、それは自爆させられた。
中野が凝視する中、前面に巨大な炎が膨れ上がる。すぐさま衝撃で機体が揺さぶられ、ミサイルの破片が風防に激突して亀裂を残す――。
だがオスプレイは、墜とされなかった。
中野が呆然とつぶやく。
「どうしたの……?」
無線が返る。涙声だった。
『中止の命令が届いた……。よかった……本当に良かった……。お前を殺さずにすんだ……』
「どうして……?」
『官邸の決断だ。お前、ライブ中継してたんだって?』
「知らなかったの?」
『とんでもない荒技を使いやがったな……』
中野は、自分の膝が小刻みに震えていたことに気づいた。死を、垣間見たのだ。
放心したまま、言った。
「間に合ったの?」
『どうやら、世論の沸騰にビビったらしい』
「だけど……この先は? 山崎に撃たれて片肺だし、他にもトラブルがあるかもしれない。長くは飛べないかも」
『統幕と調整してくれ。何かアイデアがあるらしい』
「了解……ありがとうね」
『俺は命令に従っただけだ。中止が数秒遅れていたら、取り返しがつかなかった。運が良かった……いや、貴様の周到さがこの結果を生んだのかな』そしてこらえきれないように、声を詰まらせる。『貴様は本当にイヤな奴だよ。小利口で、しぶとくて、諦めが悪くて……まさに自衛官の鑑だ』
中野はようやく引きつった笑いを浮かべた。
「あんたもね。撃つのも、止めるのも命令が絶対。ここまで融通が利かない堅物だとは思ってなかったわ」
『お褒めいただけて、嬉しいよ』
「わたしを殺そうとしたこと、責任とってよね」
『まだ終わったわけじゃない。負けるなよ。そして、死ぬな』
「大丈夫よ。わたし、小利口で、諦めが悪いんだから」
『その調子だ。絶対に墜落させるんじゃないぞ』
「賭ける? 私はもちろん、生還に」
『だったら俺は、墜落する方に賭けるのか? それじゃ勝っても、お前は死んでるじゃないか』
「たとえ墜落しても、救出されてみせるから。民間人だって預かっているんだしね」
『信じてるぞ。近いうちに、また酒を飲もう』
「生き残れたとしても、何ヶ月も先になるわよ。検疫は避けられないから」
『待つのは慣れてる。あと少し、延びるだけだろう?』
「了解」
そしてF2は翼を振り、去っていった。
中野の腕と膝の震えはまだ治らない。いや、いっそう強くなっていた。
ウイルス感染の恐怖は現実感が乏しく、理屈で考えなければ理解できない。しかし銃撃され、ミサイルを撃ち込まれる体験は、五感の全てを直撃した。
理性を超えた、原始的な恐怖だ。
必死に逃げ回ってる最中は感じなかった重圧が、危機が去った途端に重くのしかかる。心臓は激しく波打ち、浅く速い呼吸を緩めることができない。自分の体が、まるで他人に乗っ取られでもしたかのように意識と乖離している。
それでも、最初の関門は乗り越えたのだ。
中野は軽く目を瞑って、深呼吸を繰り返した。数分すぎると、呼吸が落ち着いてくるのが分かった。心臓の鼓動も、聞こえなくなっていく。
ゆっくりと目を開いた。
傷ついた風防の外には、見慣れた空と海が広がっている。快晴で、雲も少ない。脅威は、消え去っている。
助かったのだ……。
だが、まだ最初の関門を乗り越えたに過ぎない。
ゆっくりと、頭脳が働き始める。
まずは、機体の点検だ。右エンジンが死んだことは分かっている。それでも、今のところ飛行は続けられている。推力はダウンして速度も遅くなるが、おそらく東京周辺までなら飛び続けられる。
統幕を呼び出す。
「中野です。撃墜命令の撤回、ありがとうございました」
航空幕僚長の声だった。
『全く、規格外の離れ業だったな。中野一尉は跳ねっ返りだという報告は受けていたが、ここまでとは……。政府に米軍からの要求を拒否させたなどという事態は、隊の歴史に残りかねない。君の技量も、しかと見せてもらった』
だがその声には、含み笑いも混じっているようだった。幕僚長自身がアメリカのゴリ押しを腹に据えかねていたのだろう。
「申し訳ありませんでした」
『いや、君はきっかけを作ったに過ぎない。いささか不穏当な手段ではあったが、ライブ中継で国民は現実に直面せざるを得なくなった。そして、多くの国民はアメリカの要求で自国民を殺すことに異を唱えた。今も政府を糾弾する声は凄まじい勢いで広がっている。特に官邸は、あまりに反響が素早いことに震え上がったようだ。怪我の功名だが、結果は悪いものではない』
「オスプレイを被弾させてしまいました」
『撃ったのも私の部下だ。そして、私の命令に従ったまでだ。彼を恨まないでほしい。逃げ切れただけで、大したものだよ』
「いかなる処罰も受け入れます」
『さて、隊には軍法というものが存在しないのでな……。まあ、公務員の守秘義務違反には問われるだろうが、大した処罰にはならんだろう。降格人事は考えなければならんがね』
「そんな程度で……?」
『君にはまだ重要な仕事が残っている』
「命令をお願いします」
『先ずは中継を中止したまえ。もう君たちを攻撃する理由はない。これからは隊の全力を投じて救出に向かう。すでにその作戦は動き出している。中継を終えたら、次の指示を出す』
「了解」
中野はいったん通信を止め、機内通話に戻す。
「灘さん、中継を止めてもらえますか?」
『了解。で……うまくいったのかい?』
「紙一重でしたけど」
『ひどく揺れて爆発音がしましたが?』
「ミサイル、撃たれました」
『なんだって⁉』
「着弾直前で自爆させてくれたんです」
灘のため息がはっきりと聞こえた。
『なるほど……。今、中継を切りました。で、機体の損傷は? 銃撃もされたようですが』
「右エンジン被弾。今は片肺です」
『問題ないんですか⁉ ローターが止まるんじゃ⁉』
「今のところ、飛行は続けられます。片肺飛行が可能な構造になってますから。詳しくは、これから検査します」
『統幕はなんと?』
「救出作戦を開始してくれたそうです」
『こんなに早く⁉』
「撃墜と並行して予備のプランを進めていたようです。そもそも、母島を発ってからまだ2時間ちょっとです。いろんなことが一度に起こりすぎです」
『そういえば、撃墜はアメリカから要求されたんでしょう? いかにアメリカが傲慢な国だとはいえ、ウイルス発覚から1、2時間でそんな重大な決断が提示できますか? 日本は一応、同盟国なんだし』
「テロ計画自体は、以前から情報を掴んでいたらしいです。決行が予測より早かったみたいですけど。だから対策プランも用意していたんじゃないでしょうか?」
『なんにしても、全員が助かるなら構わないですけど。少なくとも1ヶ月間は隔離されることになるでしょうが、死ぬよりはマシです。着陸地はまだ指定されないんですか?』
「まだです。でも、東京湾や駿河湾には小さな無人島が点在してます。おそらくそのあたりでしょう」
『おっと、それから、長谷川のポケットから何かのスイッチのようなものが見つかりました。赤ランプが点灯していますが――』
中野が叫ぶ。
「なんでそれを早く言わないの!」
『みんな怯えているんです。外で何が起きたのか早く知りたがっていて――』
「スイッチって、どんなもの⁉」
『小さなリモコンみたいな形で――』
「わたしは操縦席から離れられない。それ、画像を統幕に送って。できればレントゲンも撮って、解析してもらって!」
『了解』
「で、長谷川は意識を取り戻せるの? できれば、そのスイッチで何をしたかのか聞き出したい」
『麻酔の拮抗剤は残ってます。それを射てば、1分ほどで目を覚まします』
「谷垣に変わって」
『谷垣です』
「今の話、聞いてた?」
『全部』
「長谷川を叩き起こして白状させて。多分その装置、爆弾のリモコンだと思う。まだ何も起きていないなら、タイマーで爆発するのかもしれない。気圧感知もできるんでしょう? 着陸態勢に入って降下した途端に爆発して証拠隠滅とか、勘弁だから。みんなの命がかかってるのよ。そのつもりで」
中野は明言しなかったが、それは手段を選ぶなと命じたに等しい。
『了解。爆弾本体もレントゲンを取り直して、変化がないか調べてもらいます』
「頼んだわよ。健さんが――オスプレイが暴れそうで、手が離せないから」
会話の間も、中野は必死に機体を安定させようと奮闘していた。機体の振動はこれまでの眠気をさそうような安定したものではなく、時に鋭く激しい揺れが混じる。操縦桿への細かい操作も、反応が鈍くなっているのを感じる。片肺飛行の訓練は行なっているが、その時の感触とも異なる。
被弾時にエンジンだけではなく、ローターも損傷を受けている可能性があった。オスプレイのローターは、固定翼モードでの不時着時に地面に激突する危険が高い。その破片が機体を傷つけないように、あえて〝壊れやすく〟設計されている部分があるのだ。その一部が被弾していれば、次第に損傷が拡大していく恐れもある。
中野は改めてコックピットの表示を点検し直した。
異常があった。ローターではない。燃料系統だ。
ミサイル自爆直後にチェックしてから、ほんの数分しか過ぎていない。しかし燃料残量が極端に減っていた。燃料タンクも被弾したのかもしれない。この勢いで燃料が減少していくなら、飛行時間はおそらく20分程度しか残されていない。統幕が安全な着陸地を用意したとしても、たどり着ける可能性が一気に減ったのだ……。
中野はつぶやいた。
「ヤバイよね、これ……」
そして、もう1つの可能性に思い当たった。長谷川が撃った銃弾だ。跳弾がオーバーヘッド・コンソールに吸い込まれたのだ。
そこには、緊急着陸に備えた燃料投棄スイッチもある。銃弾が回線を乱し、さらにバルカン砲やミサイルの振動で信号の混線が起きたとしても不思議はない。
と、統幕からの通信が入った。
『中野一尉、状況はどうだ? 送れ』
「機体損傷により、安定性を欠いている。燃料の残量表示が極端に減少、漏れが疑われる。表示を信じれば、飛行可能時間はあと20分程度と予測される。着陸地は確定したか? 送れ』
「今、海自の輸送艦『くにさき』がそちらの進路に急行している。たまたま横須賀に寄港する途中だったので、海上で合流する。以降、『くにさき』はウイルス封じ込め対策の中心となることが決定した。現在位置は、三宅島東方約60キロ。合流後『くにさき』は母島へ向かい、パンデミックの危険が解消されるまで当地で危機管理の指揮をとることになる。母島共々隔離された封鎖区域となるが、貴機に搭乗している民間人は『くにさき』で大病院と遜色のない治療を受けられる。貴機の飛行速度が維持可能なら合流は20分以内に行えるが、『くにさき』への着艦は可能かどうか? 送れ」
『機体損傷の程度が正確に判定できず、依然拡大傾向にある。飛行時間の維持、甲板への着艦も確証が持てない。また、テロリストによって設置された爆薬になんらかの操作を加えられた可能性が大。現在、透過映像撮影中で、終わり次第データを送る。至急解析を行い、対処法を指示されたし。送る」
『長谷川三佐、あるいは山下船長から直接情報を得ることは不可能か? 送る』
「山下はそもそも情報を保有していないと思われる。麻酔で無力化した長谷川は覚醒させて尋問を行うが、情報を開示する確証がない。早急な分析と対策指示を乞う」
『了解。貴機は可能な限り現状の飛行を維持し、『くにさき』との合流に備えよ。正確な合流地点は現状分析後、追って指示する。また、当作戦はマスコミの多大な関心を集めつつある。貴官の行動によって注目を集めたことに起因するが、報道各社が取材機等を投入し始めたという情報も入った。作戦の障害になる範囲への侵入は当然拒否するが、周辺地域での飛行および取材活動は認めざるを得ない。したがって、『くにさき』との合流も衆人環視下にて行われることを前提とする。心して対処せよ』
中野が思わずつぶやく。
「うわ、厳しいな……」
声が統幕議長に代わった。
『中野、お前が決めたことだ。一挙手一投足まで暴かれることを覚悟しろ。貴様の行動は、全て隊の評価に繋がる。だからこそ、最後まで責任を持って、やり通してしてみせろ。みっともなくても構わないから、生き残れ。貴様の失敗は、自衛隊の失敗だ。民間人に被害を及ぼせば、これまで築き上げてきた実績が無駄になる。貴様ならできると信じている』
「了解」
『くにさき』は、おおすみ型の3番艦として建造された8900トン型輸送艦だ。上部甲板は障害物のない平らな構造なので、一見すると空母のような印象を受ける。多数のヘリコプターを輸送したこともあるためにヘリ空母だと誤解されることもあるが、整備運用能力を持たないために空母には分類されていない。
船内には巨大倉庫のような空間を擁するため、実際には災害支援の物資輸送や病院船としての働きに重点が置かれている。陸自隊員330名を輸送する能力を持ち、戦車も運べる水陸両用ホバークラフト艇『LCAC(エルキャック)』を2艇装備している。空気を吹き込んで船体を浮かせるLCACは、水の抵抗を受けないために時速100キロの高速移動ができる。しかも海上から直接砂浜に乗り上げられるので、島嶼防衛の際には水陸機動団にとって大きな戦力となる。『くにさき』には、離島奪還作戦には不可欠な強襲揚陸艦の機能も付加されているのだ。
その『くにさき』が迎えに来るのなら、広大な甲板を使って安全に着艦することができる。基本的な医療環境も整っているので、特殊な機材を運び込むだけで高度な治療も可能になるはずだ。
現状では、傷だらけのオスプレイを救える唯一の手段だろう。
通信が終了した途端に、キャビンの谷垣から通話が入る。
『長谷川が覚醒しました。俺らを道連れにする気です。爆弾、着陸で気圧が上がると爆発するそうです』
中野は、爆弾の役目を暴いた時の長谷川の表情を思い起こしていた。コックピットでは明らかに、中野の推論を認めていたのだが……。
「でも、最初の気圧上昇じゃ爆発はしないはずなんだけど……」
『それ、山下も言ってました。で、確認しました。起爆のパターンは何種類か用意したそうです。リモコンにも、テンキーがついてます。で、今は着陸でドカン……』
「解除できないの?」
『できないって言ってます。自爆テロの仕組みと一緒らしいです』
「間違いないの?」
『ないでしょう。痛い目にも合わせましたから』
おそらく、2本目の指を折っている。
「死ぬ気なら、嘘をつく意味もないしね……。救助に来る隊員も、爆発に巻き込まれるってことか……。確認は統幕に頼るしかないわね」
『リモコンと爆弾本体のデータは送信済みです。おっと……早速こっちに返事が来ました』
AOR側の通信は、コックピットとは別系統なのだ。すでにネットとは接続を断ち、秘匿回線に切り替えているはずだ。
中野は、時に激しく揺れる機体を抑え込み続けながら命じる。
「その通信、わたしにも聞かせてもらえる?」
『了解』
と、特殊作戦群の爆発物解析チーム――EODから報告が入る。
『データ解析の経過をお知らせます。そのリモコン、やはり爆発物に何らかの操作を加えたようですね。タイマーには変化はないようです。おそらく気圧センサーに対する操作でしょうが……見た目に変化が現れているかどうか……あ、今、部下から追加報告が。ビンゴです。気圧センサーの電源リレーに変化が認められました。起動したと解釈すべきでしょう』
『で、どうなる?』
『どんなプロブラムを組んでいるか分からないので、断言はできません。しかし、着陸のために高度を下げて気圧が上がると爆発すると考えるのが、現状では妥当でしょう。テロリスト本人を含めて、背後関係につながる証拠を消去しようと目論んでいるなら、ですが』
『やっぱりか……』そしてコックピットに呼びかける。『中野さん、着陸地点は決まりましたか?』
「海上で海自の『くにさき』に降りる」
『ああ、そういうことになったか……。下手すると、甲板で爆発して『くにさき』まで巻き込みますね……』
「注意すべき点はもう一つ。マスコミの取材は拒否できないそうだ。接近は不可能だが、望遠で実況されることを覚悟しろって」
『ホントですか……。ライブ中に大爆発なんて、勘弁してほしいな……』
「EOD。対処法はあるのか?」
『今、検討中です。ただし、爆弾の解体は我々でなければ不可能でしょう。専用の設備や装備が必要ですし、手元が震えただけで起爆しかねません。まして、飛行中の機内では論外です。せめて、与圧が完璧にできる機体であれば――』
谷垣が叫ぶ。
『AORは与圧できます!』
『AOR?』
『この機体の真ん中に作りつけられている小型手術室です。オスプレイはそもそも、化学兵器や核物質の侵入を防ぐために気圧が高めになるように設計されています。その機構を応用して、AOR内の気圧をかなり大幅に変更できるんです』
『負圧にも対応していますか?』
『海自の要請で、減圧タンクにも流用できるよう改造しています』
『爆弾は、その手術室の中に⁉』
『いや、外のキャビンに固定されているんですが……』
『キャビンの気密性は?』
『あ、そうか! AORのドアを解放すれば、キャビンも気圧を変えられますね! さほど広い空間じゃないから、後部ランプの隙間を塞げば爆弾周辺も負圧に保てるかも!』
中野も叫んだ。
「センサーを騙せるってこと⁉」
『気圧が下げられれば、高度を下げたことは感知できません。可能性は低くないです! すぐに隙間をふさぐ作業に入ります!』
「どうやって⁉」
統幕も加わる。
『すぐに設計図を調べて、塞ぐべき隙間を知らせます』
『医療用のテープとかなら、たっぷり積んでますから。最後はキャビンに水をぶちまけます。隙間があれば、漏れが目視できますから』
「頼んだわよ!」
その瞬間、機体が何かにぶつかったように大きく揺れた。主翼周りの部品が壊れたようだ。
中野が身を乗り出して左右の主翼を観察する。停止した右エンジンからは、炎は出ていない。ローターの回転も、今のところは支障がなさそうだ。それでも、機能が少しずつ狂ってきていることが感じられる。
中野はつぶやいた。
「これ……ダメかも……」
まるでその声を聞きつけたかのように、突然オーバーヘッド・コンソールが火を吹き出した。
「誰か! 消火器!」
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