狂気溢れる残虐な描写が美しく、それでいて読みやすい作品です。落ち着いた場所で、一文字も飛ばさず、ゆっくり読むことをおすすめします。 タグにあるとおり叙述トリックのある作品で、最終話はパズルの最後のピースがはまるような爽快感があります。 決して軽い気持ちでは読めない作品ですが、それだけに読了したときの満足感が大きいです。世界観に酔い、没入して下さい。
重厚な文体で綴られる、北の大地で起こった事件を巡り、暴力、狂気、悪魔、妄想が混雑し、意外な結末へと導かれる。非常にリアリティがあり生々しいので、夜に読むと怖くて眠れないかもしれません。