第14話 仲良くしていいのか?
久しぶりのプロ野球観戦はスリリングで楽しかった。
あまねは自宅に着いた。自室に入り部屋着に着替えてベッドに寝転んだ。
三四郎との初デートは大満足だった。三四郎はキャラが立っていて一緒にいて飽きない。いつの間にかあまねは三四郎のことが好きになっていた。もう三四郎への愛がとめどなく溢れてきそうだった。でも三四郎が病気だということが少しあまねの心に引っかかっていた。三四郎と話している限りではあまり病気だということを感じないが、ふとした言動が奇妙で、やはり彼の心の病というものをあまねに感じされた。だからあまねは三四郎に告白するのをためらっていた。三四郎が普通の人ならもうとっくに告白していたが、彼は心の病だ。はたして仲良くしていい人なのか。そのことがあまねの心に引っかかっていた。彼の統合失調症という病気もインターネットで調べた。これは結構重い病気だと思った。幻覚を体験する症状や被害妄想などか発生する病気らしい。その他にも普通の人が体験しないような病気の症状があった。正直かなり特殊な病気だと思った。やたしてそのような病気を患っている人と自分は恋などをしていいのか。
そんなことを考えているうちに、あまねは自分が三四郎のことが好きなのかどうか、わからなくなってきていた。
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