第221話 僕の嫁は女神、精霊、エルフ様! (3)

「うん、エルママ、よろしくねぇ」と。


 洋子ちゃんも、エルへと、可愛く微笑みながら言葉を返したのだ。


 と、同時に。


〈ボワン!〉と。


 エルの麗しい顔が、煙に覆われる。


 と、言う事はないから大丈夫。


 大丈夫だからねと。


 僕が説明をしたところで。


「「「あっ!」」」


「「「なっ!」」」


「何だー?」


「何?」


「エルさんの耳がー?」


「エルママの耳、可愛い。可愛いねー!」と。


 最初は、家の親父とお袋、美紀の奴が、エルの大きな笹耳を見て驚愕。


 でっ、最後に、僕の娘だと、この場にいる者達が言っている洋子ちゃんが、エルの大きくて可愛い耳を見て絶賛、褒め称える。


 だからエルは、「ふっ、ふふっ」と、洋子ちゃんへと微笑みかけながら。


「洋子ちゃん、ママの耳は、そんなに可愛い? 可愛いのかなぁ?」


 と、問いかければ。





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