第37話 驚愕! 驚嘆!(11)

 彼女は多分?


 と、言うか?


 僕が先ほど説明をした通りの話しの逆のことが。


 そう、女性である宇宙人さんの身に大変に卑猥で、邪、悪意ある行為が襲いかかる可能性がある。


 そう地球人では無い彼女は、人目のつかないような施設に連行され。


 人体実験材料にされ、酷い仕打ち! 行為! を受けること間違えないと思う。


 と、言うか?


 絶対に受けること間違えないどころか?


 最後には、彼女の肢体は解剖、解体……。


 彼女は標本として展示──。


 剥製にされるかも知れないような、残虐行為を日本やA国の研究者達にされること間違いない。


 だから僕は、こんな酷く、悲惨な状態でいる。


 そう僕の目線の下──。


 マツダのボンゴフルエアロカスタム仕様の後部座席で、荒い息を吐き漏らしている彼女──。


 宇宙人さんを見詰めながら考える人……。


 僕自身も思案をすれば。


 この場に宇宙人さんを放置するのはやめよう。


 それと?


 最初は病院へと連れていく予定だった彼女、宇宙人さんなのだが。


 この農協の購買部から、僕が住み暮らしているアパートまでの帰宅の最中にある可部の街に。


 大きな総合病院あるから。


 彼女を緊急患者として総合病院の方へと連れていき、診察を受けさせようと思っていた行為も辞めようと思う。


 もしかすると?


 と、言うか?


 絶対だな、うん! うん!


 宇宙人である彼女は必ず病院から警察へと連絡され、施設に連行──。


 人間達から酷い目!


 悪意ある行為に遭うことは間違えない!


 だから僕は可部の街にある総合病院へと。


 彼女を連れていき診察を受けさす行為は取りやめ。


 僕の家……。


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