第35話 驚愕! 驚嘆!(9)
本当にこの人は美しい女性だったから。
それにさ、昭和の終わりによく放映されていた未確認飛行物体、UFO──。
そして宇宙人の特集なのだが。
中にはね、UFOや宇宙人に拉致され、捕らわれ、攫われて。
この地球にいない者達……。
そう、異形の者とも呼べる異性との性行を交わした等の記事や放映もされていたからね。
僕はマツダのボンゴのフルエアロカスタム仕様の後部座席で横たわる金髪──。
大きいけれど、可愛い笹耳を持つ彼女──宇宙人さんの容姿を見て僕は。
「ゴクリ!」と、自身の喉を鳴らしてしまうほど。
僕は彼女を食い入るように見詰め、魅入られてしまうのだと。
僕が宇宙人さんの説明をしたところで話しを変えるけれど。
皆さんは本当にそんな物があったの?
そう、マツダのボンゴの営業車に装着できるような、エアロカスタムパーツ等? と、思うかも知れないけれど。
これは実際、リアルにあったのだよ。
まあ、製造メーカーさんは、一つだけれど。
今は違法になるのかな?
トヨタのハイエースや日産のキャラバンのロングに大変に大きなエアロスペースをセットして。
後部の荷台の窓スペースは全部埋めて、エアーブラシでカスタムした。
内装はキャンピングカー仕様のカスタムカーもよく走行していた時代だから。
某メーカーさんが販売していた物が一つだけあったのだ。
それを僕は装着していたのだけれど。
良く同業者──。
スーパーマーケットやショッピングモール、百貨店等で販売……。
そう、あの頃の時代──。
昭和の終わり頃には未だ【道の駅】等無い時代で。
やっとフリーマーケットが出たか、出ないか、ぐらいの時代じゃなかったかな?
だから今のように、気軽に道の駅やイベント会場で手軽に店頭の販売ブースにて、色々な物品を販売と言う時代ではなかったから。
僕のような個人事業の物品販売者は。
今回のように、農協さんの購買部やマーケット。
その他多々あるスーパーマーケットやショッピングモール、百貨店のイベント特設会場や。
特売セールの商品売り場の周りを使用をさせてもらいながら商い。
まあ、僕の場合は、お酒のつまみになるような珍味や。
地域の変わったお菓子や豆菓子……。
今でこそ誰でも知っている商品になったけれど。
昭和の終わりの頃は未だ。
量販店さんの定番自体も、今の令和や平成時代の人が見たら。
こんなにも加工食品の種類がない。
品揃えが悪いと。
思うだろう、時代だから。
色々なお菓子や珍味を販売させてもらいながら。
僕はリアルにスローライフ生活を送っていたし。
スローライフ生活を満喫している人達が多かったと思う?
まあ、そんな同業者のおじさん達から。
『兄ちゃんの車、戦車みたいじゃのぅ~?』
と。良く言われ、呟かれ。
おじさん達から指さされながら。
ケラケラ笑われたものだよ。
僕のマツダのボンゴフルエアロカスタム、ム〇ンのデスク盤使用は実在したのだよ、と説明をしたところで。
僕の話しがずれ、飛んだようだから話しを元に戻すことにするよ。
本当にごめんなさい。
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