夜の色
藍のインクは夜の色
白いノートに
一文字ずつ
ゆっくり綴るのは
わたしだけの言葉
ぽつりと落ちて滲んだインクが
夜の色をひろげていって
わたしの文字を隠してしまう
ぽつり
ぽつり
ぽつり
ああ、こうして全てが夜で覆われたなら
わたしの想いも
眠りにつけるのでしょうか
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