硝子瓶

硝子瓶がらすびんから飴玉あめだまを一つ取り出して

ゆっくり口に含む

これは可愛い赤、苺味いちごあじ

丸くて色とりどりの飴玉あめだま

光に透かして見ると綺麗


硝子瓶がらすびんに入れると飴玉あめだま

夢の欠片かけらみたいになるの、不思議

次はソーダ味? それとも檸檬味れもんあじにしようか

硝子瓶がらすびんをカラコロといわせながら考える

冬の日の午後三時、風で窓が揺れる



硝子瓶がらすびんに入れられたままのようなわたしは

いつ、でられるのかしら

此処ここから。

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