この不条理な世の中で
どれほどに
やり切れぬことがあったとしても
大声あげて怒ってしまえば
結局、冷たい視線が刺さる
どれほどに
心を土砂降り雨に打たれて
泣いて喚いて叫んでみても
助けなんぞは来やしない
いったいいつから、この人の世は
こんなに情けをなくしたか
責める言葉や揚げ足取りで
溢れるばかりの画面の向こう
自分は違うと知らん顔
闇など持たぬと言うその人の
光の強さが目を焼くことに
本人だけが気がつかぬ
正義という名の
道理を説いては
この不条理な世の中で
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