登場人物紹介(第66話時点まで)
☆
主人公。
自然に囲まれた田舎の村で育ち、高校進学を機に親元を離れて上京した。
入学式を前日に控えた夜、自分の前世が魔王であったことを思い出す。
前世の名前はサイズオン。
圧倒的な身体能力と無数の攻撃魔法を駆使し、人間の国から送られてくる勇者を何人も退けて世界を恐怖に陥れていた最強の魔王だった。
性格は前世とあまり変わっていないらしく、どういう経緯で転生して地球の日本人になったのかは覚えていない。
充実した高校生活を送ることが目標だが、周囲に誤解され浮いてしまう。
都会では従姉の家に住まわせてもらっている。
一つ年下の妹がいる。
一章の最後で馬飼学園を統べる『馬王』の称号を手に入れる。
☆
馬飼学園に通う一年生。A組。将棋ボクシング文芸部に所属。
赤茶色の髪をした少女。学年一の美少女ともっぱらの評判。
入学して一ヶ月で同学年・先輩問わず様々なイケメン男子たちから次々と告白され、それらをすべて容赦なく断っている高嶺の花。
顔は小さく足は長いモデル体型。特定の恋人はいないらしい。
実は異世界召喚されていた元勇者。
現代に勇者のチートパワーをお持ち帰りしている。
魔力の探知や識別に長けていて、魔力の波形で怜央が魔王サイズオンだと見抜いた。
最初は自分にトドメを刺すために怜央が異世界から追いかけてきたと誤解していた。
怜央を監視する目的で将棋ボクシング文芸部へ入部したが、将棋の駒の動かし方を覚えたり、蛍光灯の紐でシャドーボクシングをしたりして準備はバッチリしていた。
小学生のときはたまに、中学生ではたびたび、高校生になってからは頻繁に街でナンパ目的の声をかけられている。
決めたことはやり遂げるのがポリシーらしい。
無駄なところで意地を張る頑固者でもある。
ちょっと自意識過剰で面倒臭い性格をしている。
異世界で使っていた武器は聖剣トランセンドキャリバー。
気性的に強い力を持たせるのは危険だと判断されて聖剣は怜央が没収したまま。
怜央とは帰り道が途中まで同じ方向。
筋トレの民。
☆
馬飼学園に通う一年生。将棋ボクシング文芸部に所属。
将棋ボクシング文芸部の文芸部を司る存在。
ショートカットの青みがかった黒髪の少女。
その正体は銀河惑星連盟大帝国、先遣調査クローン部隊所属、【エイリア】シリーズ、個体識別記号『ン・NA』。
彼女の祖国である帝国の目的は銀河系惑星の統一。
地球に先んじて潜入し、脅威度の測定を行ない、本星が適切な戦力を派遣できるようデータを揃えるため潜伏していた。
要するに地球を侵略しにきた宇宙人。
突如として現れた帝国の脅威となり得る存在、新庄怜央を帝国側に取り込もうとしたが決裂。
排除しようとするも返り討ちに遭う。
本星と交信するために必要なタグを怜央の気まぐれで破壊され、クラウドシステムのデータにアクセスできなくなり、拠点としていた探査船にも入ることができなくなった。
その後、行き場を失ってしばらく部室に居住していた。
探査船を怜央に破壊されたことがきっかけで彼の部屋の押し入れに住み始める。
YouTubeでは『プラネットフィットネスの紹介動画』がフェイバリット。
武器は銀河惑星連盟大帝国の科学力の粋を集めて作られた戦闘鎧。
黄金に輝く重厚そうな鎧、斧を扱うゴルディオン・トマホークと銀色のシュッとして軽そうな鎧、剣を扱うシルバリオン・ソードを使い分けて戦う。
☆
馬飼学園四天王、花鳥風月の一人。三年生。
耳、鼻、唇にピアスをつけた金髪の男子生徒。
実家はヤの付く自由業。ゴック・ドゥーの一族の跡取り息子。
入学式の日、嫌がる
怜央に投げ飛ばされ、全身複雑骨折を負って入院。
しかし三ヶ月ほどで完治。
出美留高校との一件で舎弟を助けられたのでしばらくは怜央を見逃すことにした。
怜央の処分が学校内だけで済むよう父親に頼んで手を回したが、それは学園から逃げられては困ると思っただけで、いつか必ず落とし前はつけさせるつもりらしい。
☆
花園一派の不良三人。巨漢デブ、モヒカン、リーゼント
本名は
出美留高校の刺客に追われているところを新庄怜央に助けられる。
☆
馬飼学園四天王の一人。二年生。将棋ボクシング文芸部に所属。
実家はイタリアのマフィア。
身長は150センチあるかどうか。
髪の毛はミディアムくらいの長さで煌めくブロンド。
目鼻立ちがすっきりと通っていて、まるで西洋人形のように精緻で整った容姿。
将棋ボクシング文芸部では日ごとに各部の要素を気まぐれに嗜んでいる。
男子の旧制服である学ランの上着と学帽を着用(スカートは穿いている)。
校則違反だと
花園一派に追われていた怜央を助け、自身の『ファミリー』に誘い庇護下に入れる。
武器は折りたたみ式のトンファー。
☆
馬飼学園四天王の一人。三年生。風紀委員長。
黒髪ポニーテール。
キリッとした鋭い目つき。しゃんと伸びた姿勢のいい背筋。女子の割にそこそこ身長が高く、ウエスト部分は括れているのに出るところは出たスタイル。
凜とした雰囲気の美人だが、簡単に良くない人に騙されそうだと怜央に評される。
四天王だが優等生で、彼女の率いる風紀委員はガラの悪い連中の抑止力になっている。
風魔凪子が目を光らせるようになってから、校内では素行不良な生徒たちによるカツアゲや暴力行為がめっきり数を減らしたそうだ。
実家が道場で剣道や合気道をやっているらしい。
対魔の力を受け継いだ古の一族、対魔人である。
魔力やそれに類似する力を察知する能力を持っている。
怜央に触れた瞬間、全身が震えるようなおぞましい力の波動を感じたため怜央を魔の者と勘違いして討伐しにきた。
武器は
風魔凪子が剣を連想できるものならすべてのものが退歎刀になり得るという。
魔の者は乙女の不浄の穴を常日頃から狙っているようだが、ソースは不明。
今の新庄怜央が魔の者でないことは理解したが、完全に無関係だとは認めず魔の者としての衝動が抑えられなくなっていないか定期的に確認するという名目で度々メッセージを送ってくるようになった。
彼女は後孔を嬲られても絶対に……絶対に屈したりしないらしい。
☆
馬飼学園四天王の一人。三年生。四天王最強の男と呼ばれていた。
灰色の髪。逆立った髪型。タンクトップ。
発達した肩、腕、胸、背中の筋肉を持っている。
身長は180センチを越えているようだ。
風魔凪子曰く、『弱者には興味がないが、少しでも強いと噂になった者には片っ端から戦いを仕掛けにいく危険な性質の持ち主』らしい。
一学期の間は消息不明だったが、それは春休みにツアーを申し込んでいた旅行会社が急に倒産して現地に取り残されていたから。
バカではなくちゃんと考えて戦っている。
怜央の本気のグーパンを食らっても中国の達人から教わった『衝撃を受け流す奥義』で耐えた。
彼の一撃は怜央の身体を浮かせるほどの威力がある。
状況や相手によって強さが大きく変動する。
江入杏南曰く、月光雷鳳は『可能性におけるイレギュラー』らしい。
馬飼学園で最強だったが、自分が強くなることだけしか考えていなかったので馬王の座には着かずにいた。
怜央が『俺はまおうだ』と言ったので彼を認め、最強の称号を譲った。
☆
馬飼学園の三年生。月光の友人。短い茶髪にオサレ眼鏡。
爽やかでマジメそうな優男。背はそこそこ高く、身だしなみの清潔感もある。
普通にしていれば恐らくイケメンと呼ばれる部類に入る。
☆
馬飼学園の三年生。月光の友人。頭にオレンジ色のバンダナを巻いた長髪の男。
筋骨隆々という表現が似合う益荒男。阿修羅像を彷彿とさせる厳めしい顔つき。
身長は190センチ半ばくらいはあるかもしれない。
袖の千切れたノースリーブのデニムジャケットを着ているが、デニムジャケットの下にはシャツなどの肌着を着ていない攻めたファッションセンスをしている。
☆
馬飼学園に通う一年生。新庄怜央とは同じクラス。
将棋ボクシング文芸部に所属。
将棋ボクシング文芸部の将棋の部分を司る存在。
入学式で不良に絡まれていたところを怜央に助けられる。
その後、怜央を将棋ボクシング文芸部に誘う。
将棋アプリで七段らしい。
綺麗な黒髪をしている。
入学式の日はお下げだったが、花園に絡まれてからはストレートのまま。
将棋ボクシング文芸部は将棋部と文芸部とボクシング部、部員が各一名ずつだった三つの部が廃部を免れるために寄り集まってできた合同の部である。
☆
馬飼学園に通う二年生。
将棋ボクシング文芸部に所属。
将棋ボクシング文芸部のボクシングの部分を司る存在。
ボクシング部はかつて強豪だったので設備も優遇されていたらしい。
酒井本人は一年生でインターハイ優勝したほどの選手。
鳥谷ケイティとは一年のときにクラスが同じだったが喋ったことは全然なかった。
二学期の半ば頃『シャー芯を一本くれ』と鳥谷ケイティに頼んだのが唯一の会話。
しかし、酒井は鳥谷の後ろの席の生徒に言ったつもりだった。
☆
隣町にある
チリチリして束になったような髪――いわゆるドレッドヘアの男。
出美留高校のトップに立った後、近隣の高校三つをあっという間に支配下に置いた不良。
その正体は魔界最強の悪魔師団『ソロモン72柱』に名を連ねるダンタリオンという悪魔。
死にかけていた男子高校生、段田理恩と契約して身体を共有している。
段田理恩の『強くなりたい』という願いを叶えるためヤンキーとして日々勢力を拡大中。
もともとの段田理恩はいじめられっ子だったが、ダンタリオンが取り憑いたことで複数の高校を束ねるビッグボスになった。
悪魔の姿にも戻れるが、その姿だと地球では三分間しか行動できない。
馬飼学園を落とそうとして仕掛けるも、新庄怜央に敗北した。
妹がいる。
☆
出美留高校の生徒。マウンテンハットを被った少年。
通称ゴム。段田理恩の右腕と呼ばれているらしい。
☆
馬飼学園の一年生。
怜央と同じクラスで座席が真後ろだった男子生徒。
入学式で怜央と話し、街を案内すると約束していた。
怜央が花園一派と揉めたので距離を置く。
しかし、ずっと罪悪感を持っていたらしく月光との決闘の際は鳥谷ケイティと共に河川敷に駆けつけた。
その後和解。
☆
都会で暮らす新庄怜央の従姉。マンション住まい。怜央の下宿先の家主。
停学処分が決まったときは保護者役として三者面談に参加してくれた。『どう? 学校は楽しかった?』とか、そういう普通の会話はしてこない人らしい。
☆パンチパーマ(鳥谷ケイティの舎弟)
部室で紅茶を入れてくれる。マカロンを作れる。
☆金髪ソフトモヒカン(鳥谷ケイティの舎弟)
鳥谷先輩にタオルを差し出す。
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