応援コメント

最終話 殺人小説の書き方」への応援コメント

  • 遅ればせながら読了いたしました。完結お疲れ様です。
    犯人は分かっているのに結末が読めないから引き込まれ、鏡花と北斗というキャラクターに惹かれ、最後の最後までどう着地するのか不安になりながら読み進めました。事件の真相ももちろんですが、鏡花と北斗の感情に飲み込まれてしまいました。双方の気持ち、気軽に分かるとは言えないけれど、この感情が少なからず私にもあるなと。なんでしょう、感情の言語化が難しいですね。こうして読者が共感するのも鏡花的には気に入らないのかもしれない…と考えてしまう。じっくり考えてしまいますね。うまく言えません。だって、鏡花のために人殺せないですし。すみません。
    色々と考えさせられる作品でした。素晴らしい作品を読ませていただき、ありがとうございます。

    作者からの返信

    殺人犯だと最初から判明している分倫理的な部分は置いておいて、感情が吹き上がる瞬間が書きたいなと思ってこのラストを書きました。
    鏡花と北斗の二人を見届けてくださってとても嬉しいです。ありがとうございました!


  • 編集済

    鏡花の内に秘める狂気とも言える激情に呑み込まれないように、でも、置いていかれないように食らいつく感じで、毎回必死になりながらようやく読み終えました……。
    途中までは予想できたのに、まさか、北斗が……!って、最後に思い切り予想を裏切られ。
    この物語に正義は無い⁉︎ あ、いや、正義ならあるのか! って、思考がバグりました。笑
    ずっと読んでいる間全力疾走しているとか、歯を食いしばって読んでいるような、とにかく力が入っていた感じで、読み終えたあと疲労感がすごいですが、同時に、自分には至らない領域を体感したように思えて勉強になりましたし、読んでいて全体を通してすごく面白かったです!


    ある意味書く側と読む側、両方の心理を丸裸にしているように思えて、ファンの気持ちも、創作側の気持ちも両方持ち合わせる身としては時に鏡花の言葉が鋭く深く胸に刺さって出血多々……って時もありましたけど(笑)

    鏡花は天才天才って自分では言いながらも、実際天才だったかもしれないけど、誰よりも本能に忠実で、寂しがりで、必死で、私としては誰よりも人間らしいんじゃないかなと思いました。
    あと、今作において一番の狂気は北斗だなと思いました。純粋で、迷いがないからこそ怖いです……!笑
    でも、好きな人を守るために探偵になってそれこそ全てを捧げられる北斗を嫌いにはなれないですし、北斗によってまた熱を取り戻した鏡花の物語を読みたいと思いました!
    須藤鏡花は、私史上面倒で、でも強烈に可愛い、愛してやまない主人公だったと思います!
    見届けられて良かったです!





    作者からの返信

    鏡花は性格は悪いですがわりと普通の考え方と感性をしていて、人が大人になる過程で普通捨てたり諦めたりするものを幸か不幸か握りしめたままでいる人…という感じなんですが、北斗は素で狂気なのであれですね…。

    最後までお付き合いいただけて本当に嬉しいです!ありがとうございました!