第3話
俺たちはコンビニに向かって歩き出した。
「ところでひなこちゃんはステータスどうなってるの?」
「ステータス?なんですかそれ?」
そっか俺は漫画とか読んでたからわかったけど読んでない人はわからないのか。
「えっとステータスオープンって言ってみて」
「ステータスオープン」
「うわ!なんですかこれ?」
「それが今のひなこちゃんのステータスだよ。」
三井ひなこ
レベル1
攻撃力 5
防御力 5
スピード 10
スキルなし
職業 学生
「じゃあ今見せますね」
え、これって人に見せられるの?
「どうやって見せられるの?」
「見せたいと思った人には見せれるらしいですよ。なんか頭の中で声が聞こえて言ってました。」
この子意外と驚いたりとかしないよな。
「じゃあ見せてもらおうか。」
俺はひなこちゃんのステータスを見た。
が、激弱だった。
こんな弱い人がいていいの?それとも女の人ってみんなこんな感じなの?
「どうですか?」
「はっきり言って弱いね」
そこで前にゴブリンが3体いた。
「静かに、まだあいつらは俺たちに気づいてないからゆっくり近づいて殺そう。俺が2体やるからひなこちゃんは右の1体をやって。」
「わかりました。」
俺とひなこちゃんはゴブリンの背後にゆっくり近づきそれぞれ1体ずつ首を飛ばした。
残りの1体が気づいて振り向いたがその時にはもう攻撃の準備をしていたのでそいつの首もはねた。
「ふーー、やっぱり奇襲だと余裕だな。お、レベルが上がった。」
「私も上がりました。」
田中隆二(たなかりゅうじ)
レベル3
攻撃力 20
防御力 15
スピード 25
スキル 収納
倍加 new
職業 ニート
三井ひなこ
レベル2
攻撃力 10
防御力 10
スピード 15
スキル ヒール new
職業 学生
やっぱり1レベルが上がるとステータスは5ずつ上がっていくのか。新しいスキル覚えたな。倍加?
説明を読むと使ってから1分間ステータスを2倍にできるらしい。これはかなり強いな。
それにひなこちゃんが覚えたヒールはいざって時に役に立つから今回は運が良かったな。
「またこれで強くなった。」
「私も回復覚えられて良かったです。」
「ひなこちゃん、この世界では回復は貴重だからむやみに他の人に言わないでね。最悪酷い扱い受けるかもしれないから」
「わかりました。でもずっと隆二さんといるので大丈夫です」
え、それまじ?
「避難所に行っても俺と一緒に旅するの?」
「当たり前じゃないですか。あんな感じで助けてもらって好きにならないわけないじゃないですか。」
「ん?最後なんて言ったの?最初の方しか聞こえなかった。」
声が小さくて聞こえなかった。
「なんでもないですよ。ほら早くコンビニ行きますよ。」
それから俺たちはコンビニに向かった。
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この作品をご覧頂きありがとうございます。
まだコンビニつかねーのかよと思った方どうか安心してください。次回着く予定です。
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