第2話
俺はまず食料調達のために近くのコンビニに行くことにした。
「えっと包丁は2本あればいいから、あとは水も持って、こんなもんかな」
それから俺は動きやすい服に着替えて家を出た。ちなみに俺はマンションの5階に住んでるから多分ゴブリンたちはここまで来ないと思う。
「やっぱり5階になるといないな」
俺は生きてる人がいるか一応5階の人達の家のチャイムを鳴らしたが誰も出なかった。
「まぁそりゃそうだよな。」
それから4階3階と降りていくと2階で声が聞こえた。
「キャーーー」
女の人の声だ。俺はすぐに階段を降り声のした方を見るとそこには緑の生き物(これからはゴブリンと呼ぼう)に襲われていた。
俺は足音を立てずにゆっくり近づいていき相手にバレてもいいくらいの距離になり走ってゴブリンに向かって包丁を突き刺した。するとゴブリンは霧となっていなくなった。
「大丈夫ですか?」
「ありがとうございます。」
すると頭の中で変な声が聞こえた。
『レベルアップです。』
そこで俺はステータスを見た。女の人にバレないように小声で言った。
「ステータスオープン」
田中隆二(たなかりゅうじ)
レベル2
攻撃力 15
防御力 10
スピード 20
スキル 収納
職業 ニート
するとそこにはスキルと職業が書かれていた。えーと収納は好きなものを異空間に時間をとめたまま収納出来る。
これが1番欲しかったやつだ。やっぱりこれがないと始まらないからな。
次は職業ニートか。これはあんまり関係ないか。ニート関係のスキルが手に入るよってことか。あんまり強くなさそうだな。まぁ今は生き残れればいいからいっか。ちなみに他は全部5ずつ上がっていた。
「えっとどうしたんですか?」
するとそこで助けた女の人が心配で話しかけてきた
「あ、すいません。俺は田中隆二と言います」
「私は三井ひなこです。」
あれ、よく見ればこの子めっちゃ可愛いな。茶髪ショートで顔は整ってて出るところは出てるなんて最高だな。しかも制服着てるから女子高生じゃん。
「今から俺はコンビニに行くけど一緒に行く?」
「行きます!」
「わかった。じゃあこれを預けとくね」
そう言い俺はひなこちゃんに包丁を1本預けた。
「基本は俺がゴブリンを倒すけどもし、自分が危険になったらそれで殺してね」
「あれはゴブリンって言うんですね。わかりました。頑張って殺します。」
「あいつらに殺されるくらいなら殺した方がいいよ」
「それもそうですね」
この子意外と肝座ってんな。
そんなこんなでやっとコンビニに向かうのだった。
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