登場人物紹介&お知らせ

この度、本作「世界救い終わったけど、記憶喪失の女の子ひろった」がTOブックス様より書籍化決定いたしました! これもすべて読者のみなさんの応援のおかげです。本当にありがとうございます。11月19日発売予定!すでに予約も開始しているので、よろしくお願いいたします!



◆ ◆ ◆



◆勇者くん

・名前 不明

・年齢 23歳

・職業 勇者

・魔法 『黒己伏霊ジン・メラン

・魔術属性 炎熱・迅風

・好きなもの 人間

・嫌いなもの 魔王

・備考 婚活中 騎士学校中退


 世界を救った勇者。世界を救い終わったあと、やることがなかったので悠々自適の引きこもり生活を過ごしていたが、赤い髪の女の子をひろっていろいろあった結果、また冒険の旅に出る羽目になった。わりと場の空気に流されやすく、困っている人はほっとけないタイプ。薄いくすんだ色合いの赤髪が目を引くが、地毛ではない。将来ハゲないかちょっと気にしている。

 戦闘に関しては基本的に脳筋。生まれ持った才と戦いで培ってきたセンスで、真正面からゴリ押しする。騎士ちゃんからは「昔の方が頭が良かったし、機転も利いていた」とか言われるが、ある意味その通りで、様々な命のやりとりを繰り返してきた結果、力押しで勝てる時は力押しで正解という嫌な結論に至ってしまった。勇者なので戦闘の際には専ら剣を使うが、師匠から教わった格闘技術を活かして、拳でもそこそこ戦える。魔術も使えるものの、斬って殴った方が相手が確実に死ぬので、やっぱり近接戦しかしない。どこまでも脳筋。

 魔王が遺していった呪いによって、相手の名前を聞くことができず、自分の名前も思い出せない難儀な体になってしまった。聞く、言うだけでなく、書いて見ることすらできないため、この呪いは口や耳、目といった肉体部位に対してかけられたものではなく、魂そのものに刻まれたものである。しかも、術者である魔王が死んでしまっているので、誰にも解くことができない。王国全土からあらゆる魔導師が集結して解呪を試みたが、すべて失敗に終わってしまった。現国王はそのことをかなり気にしているらしい。

 魔王討伐後はさっさと静かな街に引っ込み、あまり人と関わらない生活を送っていた。基本的に人が好きで、人と言葉を交わすのが好きなので、名前を呼べない呪縛は彼にとって深い傷になっている。パーティーのみんなのことはもちろん大好きだが、昔のように名前が呼べないことが少しつらくて、距離を置いていた。なんだかんだ、みんなとまた冒険に出ることができてうれしい。


・魔法『黒己伏霊ジン・メラン

 勇者の固有魔法。魔法は自分自身と何らかの身体的動作をトリガーとして発動するものがほとんどだが、黒己伏霊ジン・メランはその発動条件が少々特殊であり、対象を殺害することで起動する。効果は、殺害した相手の名前と魔法の奪取。

 魔法使い相手でなければ意味がなく、勝って殺さなければそもそも能力を得ることもできないため、最初は役たたずの魔法。冒険をはじめた当初は、勇者本人も魔法の性質を理解しておらず、かなり苦しんだ。


・魔法『哀矜懲双へメロザルド

 ジェミニから奪った魔法。自分自身、もしくは触れている対象を、視線の先にあるものと入れ替える。魔術に区分するなら、空間移動、空間操作の能力にあたる。かなり応用力が高く、2人で1人というジェミニの性質も相まって、一時は勇者を完封しかけた。

 勇者をこの魔法をジェミニ・ゼクスの名と共に魂に刻んだため、二度とその名を忘れることはない。


・パーティーメンバーへの感情

赤髪ちゃん←かわいい。いろいろ心配

賢者ちゃん←かわいい。守ってあげたい

騎士ちゃん←かわいい。笑顔を見ると安心する

武闘家さん←師匠。頭が上がらない

死霊術師さん←美人。殺してあげたい




◆赤髪ちゃん

・名前 不明

・年齢 不明(推定16〜18歳)

・職業 なし

・好きなもの 勇者 ご飯

・嫌いなもの なし

・備考 記憶がない


 赤髪赤目の真っ赤な少女。きれいとかわいいの中間のような外見。仕草や反応が子どもっぽいので、少女に見られることが多い。性格は明るく生真面目で人懐っこいが、思ったことはそのまま口に出すタイプ。わりと勇者にはっきり文句を言う。記憶がないため知識や常識に乏しい面があるものの、地頭は決して悪くない。ご飯を食べるのがとても好き。なんでも食べる雑食だが、野菜よりも肉を好む。

 自分の境遇や生まれに思うところは多いが、今はとにかく冒険に行けるのがすごく楽しみ。勇者のことを、もっと知りたいと思っている。


・パーティーメンバーへの感情

勇者さん←好き。もっと好きになりたい

賢者さん←自分よりちっちゃいのにすごい

騎士さん←明るくてすごい人

お師匠さん←長生きですごい人

死霊術師さん←目がこわいけどやさしい




◆賢者ちゃん

・名前 シャナ・グランプレ

・年齢 17歳

・職業 賢者 王室相談役 王室付魔導師

 王立魔導学院校長 実戦魔術科最高指導者

 王立騎士学校魔術科特別顧問

 魔術協議会事務局長 他多数

・魔法 『白花繚乱ミオ・ブランシュ

・魔術属性 砂岩・迅風・流水・炎熱

・好きなもの 勇者 勉強 魔術開発

・嫌いなもの エルフ

・備考 人間とエルフの混血。ハーフエルフ


 勇者パーティーの賢者。触れれば折れてしまいそうな細い体を黒のローブに包み込み、目深に被ったフードから波打つように溢れる銀髪に、翠色の瞳が特徴。典型的な魔導師らしい風貌だが、外見に関しては国王が「お前のように美しい魔導師は見たことがない」と褒め称えるほど。社交界でローブを脱いで着飾った時の可憐な容姿は、貴族の間でも評判だとか。

 パーティー最年少でありながら、頭脳労働担当。10歳の時に勇者に拾われてからもりもりと勉強しゴリゴリと知識を身に着け、すくすくと育ってあっという間にクソ生意気になった。肌は真っ白なくせにお腹の中が真っ黒であり、魔王討伐後はせっせと根回しを行い、わずか一年で王国内に魔導師中心の一大派閥を築き上げた。エルフの里では迫害されていたので、基本的に人間不信。権力や利益、恩義がなければ人心は掌握できないと思っている。普段は敬語で誤魔化しているが、根本的に口が悪く、相手を煽って挑発するのが大好き。テンションが上がるとさらに口が悪くなる。

 室内でも大抵フードを外さないのは、エルフの特徴である尖った耳が嫌いだから。背中の中ほどまで届く銀髪はややくせっ毛で、鬱陶しい、とシャナはよく愚痴っているが、勇者が髪の長い女性が好きであるため、切るつもりはまったくない模様。ハーフエルフなので視力は悪くないが、気分の問題で集中して執務に取り組む時はメガネをかける。


・『白花繚乱ミオ・ブランシュ

 シャナの固有魔法。自分自身と、その手で触れたものを『増殖』させることができる。複製魔術、分身魔術といったオリジナルを元にコピーして増えたように見せかける魔術はいくつか存在するが、それらはどこまでいっても偽物。白花繚乱ミオ・ブランシュは本物をコピーするのではなく、本物を二つ、三つに増やす。そこに真と偽の区別はない。ただし、触れた対象の増殖制限数は100であり、それ以上増やすことは不可能。

 魔力を込めた魔導陣を『増殖』させることも可能で、魔術を用いた対集団への制圧能力は、パーティーの中でも随一。シャナが魔術砲撃で敵を圧殺し、討ち取れなかった相手を残りのメンバーが仕留めていくのが勇者パーティーの基本戦術である。


・パーティーメンバーへの感情

勇者さん←好き。世界そのもの

赤髪ちゃん←胸がでかいなと思っている

アリア←お姉ちゃん。無意識に甘えている

ムム←頼れる人。でも自分の方が胸が大きい

リリアミラ←基本的に死ねと思っている




◆騎士ちゃん

・名前 アリア・リナージュ・アイアラス

・年齢 23歳

・職業 騎士 領主

・魔法 『紅氷求火エリュテイア』 

・魔術属性 適正なし

・好きなもの 勇者 鍛錬 料理 お酒

・嫌いなもの 弱い自分

・備考 アイアラス家第三王女


 勇者パーティー所属の騎士。流れるようなやわらかな金の長髪に青い瞳。鍛え抜かれた肢体と生まれからくる高貴な雰囲気が人を寄せ付けない……ように見えて、明るい陽だまりのようなやさしい笑顔がよく似合うお姫さま。作業をしたり体を動かす時は、髪をポニーテールにまとめていることが多い。

 隣国の第三王女にして騎士。農地で領民と一緒に鍬を振るい、鍛錬で汗を流し、酒を酌み交わして一日の疲れを落とすタイプの庶民派パワフルプリンセス。現在の領地と領民はいろいろあってアリアが勝ち取った成果の一つなので、とても大切にしている。直属の部下からの信頼も厚く、姫としても騎士としても人柄は申し分ないが、頭の方に関しては少々残念だと思われている。

 戦闘時には全身に特殊な鎧を身に纏い、力こそパワーを地で行く、強襲突撃型姫騎士に変貌する。持って生まれた魔力を身体強化に全振りし、二振りの大剣を二刀流のようにぶん回す。オークは間違ってもこの姫騎士にだけは喧嘩を売らないほうがいい。

 敵に捕まったら「くっ……殺せ」とか言う前に、勇者を守るために自分の舌を噛み切るタイプなので、あまりにも生け捕りに向かない。よく勇者くんに薬を盛ったりするが、基本的に盛ったほうが事態が好転する時にしか盛らない。彼が無理をしている時は、さり気なく疲労回復効果のある薬草や、よく眠れる薬を料理に混ぜ込んで美味しく食べさせたりしていた。2人で旅をはじめた頃は料理をしたことすらなかったが、旅を通じて酒屋の厨房に入っても問題なく切り盛りできるほどに家事スキルを上げている。とにかく何事に関しても努力家。


・魔法『紅氷求火エリュテイア

 アリアの固有魔法。自分自身と触れた対象の温度を『変化』させることができる。体に触れるだけで熱耐性や凍結耐性がなければ勝負が決まる強力極まりない魔法だが、アリアはパーティーの中で自分の魔法が最弱だと思っており、それがややコンプレックスに繋がっている。事実、戦闘における発動範囲や決定力が低いのは間違いなく、アリアはこれを鍛錬と装備でカバーしている。

 とはいえ、冒険者が持つ魔法としてこれほど便利な力もなく、自分自身の体温操作が自由自在なので、暑くても寒くても問題なし。温い水を冷たい水や氷に、冷えたスープを湯気の立つ状態にしたりと、生活面で非常に役に立つ。ぬるくなったビールをいつもキンキンに冷やした状態で飲むことができるので、アリアは姫という立場であるにも関わらずビールが大好きになった。コイツはそろそろ王女の看板を下ろした方がいい。


・パーティーメンバーへの感情

勇者くん←好き。守るべき人

赤髪ちゃん←かわいくて素直で好き

シャナ←妹みたい。甘やかしている

ムム←超えるべき壁。いつか倒したい

リリアミラ←殺すべき相手。いつか殺したい




◆武闘家さん

・名前 ムム・ルセッタ

・年齢 1024歳

・職業 武闘家

・魔法 『金心剣胆クオン・ダバフ

・魔術属性 適正なし

・好きなもの 勇者 鍛錬 観光地巡り

・嫌いなもの とくになし

・魔術属性 適正なし

・備考 武術大会で多数の優勝実績あり


 勇者パーティー所属の武闘家。勇者の師匠。魔法の特性によって1000年以上の時を生きる仙人だが、外見は青髪ショートヘアのロリっ子。背丈も手足も非常にちんまい。街では子どものふりをしてお菓子をもらったり、屋台で値引きしてもらったりしている。涼しい顔をして食えないロリ。

 見た目に反して精神的には非常に成熟しており、赤髪ちゃんに命の大切さを説いたり、勇者の頭をなでなでしたり、シャナからの無茶振りに応じたり、とても頼られている。が、他人と時間の感覚が根本的にズレているせいで非常にマイペースな性格であり、すぐにふらふらといなくなることが多い。年齢に関してはそこまで気にしていないが、他人にババアと呼ばれるとすぐにキレる。ババアと呼んでくるのは基本的にリリアミラなので、彼女をよくおもちゃにして遊んでいる。

 魔術適正は皆無なので、素手による戦闘を行う。育ての親である師父から十数年に渡って拳の使い方を学び、その腕前は拳聖とでも呼ぶべき域にまで達している。長い旅の中で様々な強者と出会ってきた勇者が「拳だけなら間違いなく人類最強」と太鼓判を押すほど。千年の時を経て研鑽された黄金の拳は、巨大なゴーレムを砕き、モンスターの王であるドラゴンすら殴り飛ばす。


・魔法『金心剣胆クオン・ダバフ

 ムムの固有魔法。司る権能は『静止』。自分自身と、触れた対象の動きを完全に停止させる。彼女が年を取らないのは、体の時間が止まっているから。格闘戦では触れただけで相手の動きを封じ込めるため、無類の強さを発揮する。また、ムムが「止めることができる」と認識しているものなら何でも静止させることが可能で、実際に炎や魔術の類いすらも止めてみせている。勇者パーティーの守りの要を担う、絶対防御。

 静止効果のオンオフはムムの自由自在だが、コントロールに不慣れな頃は、うまく扱えなかった。今では、リリアミラの体の動きを止めて、悲鳴だけを聞いてみたり、精密な操作をものにしてよく遊んでいる。


・他のパーティーメンバーへの感情

勇者くん←好き。自分の時を動かしてくれた弟子

赤髪ちゃん←たくさん食べて大きくなりなさい

シャナ←たくさん勉強してるけど無理はせずに

アリア←たくさん鍛錬して強くなりなさい

リリアミラ←装備品。武器。玩具




◆死霊術師さん

・名前 リリアミラ・ギルデンスターン

・年齢 26歳

・職業 死霊術師 ギルデンスターン運送社長 

 南部ギルド連盟特別理事

・魔法 『紫魂落魄エド・モラド

・好きなもの 勇者 魔王 会社経営 酒

 アクセサリー インテリア 美術品

 各地の特産品・名物 甘いもの

・嫌いなもの 自分の魔法 自分以外の四天王

 武闘家 治癒魔術全般 虫 辛いもの

・魔術属性 炎熱

・備考 元魔王軍幹部四天王第二位

 作戦参謀 資金運用担当


 勇者パーティー所属の死霊術師。ついでに元魔王軍四天王第二位。妖艶な美女、という形容表現をそのまま肉付けしたような魔性のお姉さん。腰まで届く黒の長髪は、服がなくなってしまった時に大事な場所を隠すのに必要不可欠。よく頭が破裂したり吹っ飛んだりして髪型が崩れるが、平時はハーフアップで黒髪を結わえている。洒落た服や小物の類いに目がなく、勇者パーティーの中で最も装飾品を多く身に着け、外見には気を遣っている……のだが、全身を吹き飛ばされるような死に方をしてしまうと全てなくなってしまうのが悩みの種らしい。そもそも全身を吹き飛ばされるような死に方をするべきではない。

 物腰柔らかで教養も気品もあり、冗談を解して軽く返すユーモアも完備しているので、パーティー内ではコミュニケーション能力が高い部類に入る。魔王討伐後に会社を設立、運営しあっという間に地位を築いてみせたことからもわかるように、その商才は本物。優秀な人材の選定にも優れており、魔王軍にいた頃は配下への勧誘などを積極的に行っていた。彼女がいたからこそ魔王軍は組織として問題なく機能しており、逆に言えば彼女がいなくなって魔王軍の戦力は一部が機能不全に陥った。

 勇者パーティーへの加入は最も遅かったが、元四天王という肩書に恥じない働きを果たし、魔王討伐に大きく貢献していた。「死霊術師さんがいなかったら魔王は倒せなかった」とは、勇者の談。口には出さないが、他のパーティーメンバーもそれに関しては認めている。勇者のことは尊敬しており、異性としても好ましく思っているが、最終目的が『自分を殺してもらうこと』なので、勇者には別の誰かと結ばれて幸せになってほしいとこっそり考えている。


・魔法『紫魂落魄エド・モラド

 リリアミラの固有魔法。自分自身と触れた対象を四秒で完全に『蘇生』する。生命の倫理を一切無視した外法。魔王軍に所属していた頃はこの魔法を用いて討伐されたモンスターや幹部格の悪魔を片っ端から蘇生させており、戦力を根底から支えていた。自分自身も死ねばオートで魔法が起動するため、基本的には不死。ただし、不老ではない。老化を肉体への攻撃と認識して魔法が働いているムムの『金心剣胆クオン・ダバフ』とは、このあたりの性質が明確に異なる。

 自分の蘇生と他人の蘇生にはいくつかの条件やリスクがあり、リリアミラはそれを巧妙に偽装している。例えば、

・蘇生した対象は意思を消して操ることができる

 ということは知られていても、

・操って手駒にした蘇生対象は四回以上死ぬと蘇生できない

 というリスクは隠し通していた。やはり食えない女である。

 パーティーでは囮の壁タンク役を担当。よくひどい目に遭うが、誰も気にしてない。大規模な戦場では人類側の死者を片っ端から蘇生させていたこともあり、一部の騎士から女神のように尊敬されているらしい。


・他のパーティーメンバーへの感情

勇者さま←好き。殺してほしい

赤髪ちゃん←わりと好き。魔王様みたい

シャナ←結構好き。才能があるなと思っている

アリア←結構好き。努力してるなと思っている

ムム←お前は死ね




◆魔王

・名前 不明

・年齢 19歳

・職業 魔王

・魔法 不明

・魔術属性 雷撃・炎熱

・好きなもの 部下 配下の悪魔 晴れた日の空

・嫌いなもの 人間

・備考 故人(享年19歳と推定)


 人類を脅かした最強最悪の脅威。魔を統べる王という概念が、形を成して現れたもの。

 本格的に活動を開始したのは、10年前。悪魔やモンスターと共に行動する少女の目撃報告が各地で散発的に報告されるようになり、統率された動きを取るようになったことから、その存在に裏付けが取れた。北方に本拠を構え、勢力を徐々に拡大。人間の生息域を脅かすまでに至る。

 5年前、勇者が旅に出て2年後の冬に、王国軍は周辺諸国と呼応して、大規模な反抗作戦を敢行。当時の五大騎士団の団長が戦列に加わり、魔王の討伐は確実と思われたが、1人を除いて全員が戦死した。これ以降、勇者が魔王の元に辿り着くまで、人類側は生活圏を維持するべく守りに徹することになる。

 カリスマの塊。王になるべくして生まれた存在。無色透明の悪意。彼女との謁見が許された者は、それだけで忠誠を誓うようになった、と言われている。天然の人たらし。


・人間への感情

勇者←大好き

リリアミラ←好き

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