第4話 学校生活初日

「やあ!もう気分が晴れたかな?元気そうでよかったよ!」


と後ろから肩をつかまれ、どこかで聞いたことがある声だなと思い振り返るとまさかの優子先輩だった。


僕は驚きすぎて動揺していると優子先輩が不思議そうに言った。


「あれ?同じ高校って知らなかったの?」


「そんなの知らなかったですよ!」


と驚きながらも答えると。


「入学式の時、あんなに近くに座ってたのに!なんだかお姉さん落ち込んじゃうなー」


「す、すみません」


と謝りながら歩いていると僕は顔が青ざめた。


それは、レナがなにやら男の人と一緒に学校へ登校してきたのだ。


龍治先輩じゃないのか?


僕の変化を察した優子先輩は。


「確かに可愛いね。あの子、よし来て!」


と僕の腕に手をまわしてきてレナたちがいる方向へ引っ張られた。


するとなぜかどこからとなく視線を感じる。


それもそうだ。こんな美少女に腕を組まれてるんだから。


その場に立っているだけでも注目されるのに。


「ちょっとどこにいくんですか!」


とレナたちの目の前を素通りして玄関の中にはいった。


「なにがしたかったんですか?」


と聞くと優子先輩は自慢そうげに答えた。


「これだけでも女の子には結構ダメージが来るもんだよ」


と何のことかわからなかったが朝の朝礼がなった。


「今日は教科書販売とかがあるから昼から帰れるからラッキー!あ!私2年1組だからいつでも甘えに来ていいぞ!」


と優子先輩がからかい気味で言ってきたので「いかないですよ!」


と答えてお互いの教室にわかれた。


颯太とは同じ教室だったのでまだ気が楽だ。


そしてクラスで自己紹介をして颯太と一緒に教科書販売にいった。


必要な物を色々買ってレナと鉢合わせしないようにさっさと買い、教室に戻った。


案外早く終わり時間が余ったので、二人でゲームをしながら時間が来るのを待っていた。


そして帰りの挨拶をして颯太と教室を出ようとするとなにやら声が聞こえた気がしたがそのまま玄関に向かった。


颯太は部活見学に行くと言ってたので玄関まで一緒に行って僕は帰ることにした。


門に行くと誰かが待っていて、声をかけてきた。

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