26デジャブ

ジョー君は、遠慮なく 


そんな感じで


家に入ると


買って来た焼酎とお菓子を出し


僕は、グラスとおつまみを用意した


昨日と同じ


デジャブを見てるようだ


少し飲みだすと、ジョー君は、


律子の事を聞き出した


「俊介さん、久美子ちゃんには、言わないから」


その言葉は、信用できなかった


だからこそ、ちゃんとジョー君には、誤解されないように


すべて思い出し話た


話終わる頃、「何、それ」少し口調が変わっていた


ジョー君の瞼は、重くなって


知らないうちにかなり飲んだようだ


「俊介さん、久美子ちゃん裏切ったら許さないから」


ジョー君の言葉に、「やっぱり、いい奴だな」そう感じだ


さらに飲んだジョー君が、


「久美子ちゃんねー」「離婚届」「持ってるんだよ」


「松崎さんが持ってたの、、、、ジョー君がいない時に旬君が書いてたよ」


そう言うと


「違う違う、旬が出て行った時に書いて置いてったの」


「でも、久美子ちゃん出せなくて、、、、、」


「話が読めなかった」「聞いていた話とは、ちがった」


少し黙ったジョー君は、眠ってるようだった


「俺ね、俊介さんが好きだから言うんだよ」


「久美子ちゃんね、俊介さんと出会った時から、ずっと話してたの俺に」


「再婚を考えてるって」


「でもね」


「旬が出ていった後も、俺が旬と連絡とってるの」


「久美子ちゃん知ってるから」


「久美子ちゃんは、誰かと再婚したら、旬、連絡してくるかなって」


「そう言ってた」


「俺から旬に伝わる事」「知って」


「久美子ちゃんは、ここに引っ越す時には、もう何も旬には、言わないで」


「そう言われたけど」


「再婚するよって言っちゃって」


「千尋と香奈に会えなくなるよって」


「そう言うと、旬、俺のとこにきて」


「でも、久美子さんの気持ちは、本当だから」


「久美子ちゃん、俊介さんのこと、、、、」


少し黙り


「俺やっぱ、俊介さん嫌いだ」


「なんで俺じゃダメなんだ、、、、久美子ちゃん」


そう言うと、バタンと寝転んで寝てしまった


久美子さんが僕を利用していたのか、、、、


ショックだった、、、、


信じたくない話だけど


引越しの時、ジョー君に荷物を頼んだことは、


疑問に思っていた


旬に知らせたかったと思うと、、、、、、


僕は、酔って


そのまま眠った




翌日、ジョー君は、何も無かったように


トラックで帰って行った


僕も今日から向こうで仕事だ


気が重かった、、、、







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る