いくさのあと (7)
盛春五月。
内定時から、万事休すと考えていたのか、ウデミーラは
ハアティムは東部州州馭使の
いくさびととして名高い者同士、オントニア[オルシャンドラ・ダウロン]とウデミーラはうまく行くと思われたが、顔合わせの酒宴から一騒動あったことを、サレはうわさで聞いた。
それは事実だったらしく、オントニアの扱いについて、ウデミーラから書状で問い合わせが来たが、「近北公にお尋ねください」とサレはそっけなかった(※1)。
※1 「近北公にお尋ねください」とサレはそっけなかった
後年、ウストリレ進攻問題が深刻化する中で露見することだが、ダウロンだけでなく、その旧主であったサレとも、ウデミーラは馬が合わなかった。
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