どれほどの土地が人にはいるのか(10)
北州公[ロナーテ・ハアリウ]の屋敷へと続く道で、サレの一行はハアルクン一派の使者たちとばったり出くわした。
場所が場所だったので、お互い刀こそ抜かなかったが
これを良い機会に、ハアルクン一派の者たちは場を去って行った。
我々を
ポウラ[・サウゾ]は、北州公を挙兵の旗頭に立てようとしたが、「私は一切、政治には関わりません。なぜなら、
サレは北州公に睡蓮館へ避難するように願い出たが、公はサレにいじわるをして、すんなりと首を縦に振ってくれなかった。
近北公の命令もあり、サレが戸惑っていると、「私はあなたの
サレは急いでいたから、それがどれほど面倒なことかはよく考えずに、二つ返事で回顧録の執筆を引き受けてしまった。
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