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再生(十一)」への応援コメント

  • ハエルヌンの「百姓から見れば、騎士や貴族は寄生虫に過ぎない。寄生虫の分というものを自覚して、政を行わなければならない。」という発言は、身分制度が厳格で、職業選択の自由が少ない時代において、支配者の立場にいる者が言うには過激な思想で、驚きました。
    ハエルヌンは間違いなく優れた為政者であると思いますが、時々メンタルが豆腐のようになるなど不安定で疑心暗鬼になってしまう精神性がギャップが魅力的です。(身内で殺し合った境遇故なのでしょうか)
    ただ彼の周りは堪ったものではなさそうなので、独裁者にするには不安要素がありそうです(-_-;)。

    作者からの返信

    kinotakayasuさん。
    こんばんは。

    おしゃられている魅力と不安を感じていただけて、作者としてうれしいです。
    ハエルヌンのセリフは、そこまで極端なことは言っていませんが、だれかが似たようなこと言っていた記憶があります。

    個人的に、独裁者に興味があり、「独裁者とは何なのか」を描きたかったのですが、その辺はうまく行きませんでした。
    ちなみに、ハエルヌンのモデルのひとりは、古代ローマの独裁者スラです。塩野七生の「ローマ人の物語」に出てくるスラが好きなのです。