4/13 2020

セリは乗り気だったが、

ロードは渋い顔だ。



番を危険に晒すことに忌避感を持った。


カナンがフォローする


オマエの周りは

狙われるのあ確実だ。

それなら

後手に回らない方法をとった方が良い。


理解はしていたが、

囮にするところと同意なわけで


モヤモヤする。


一方、セリはシュルトに王都の話を聞いていた。

おしゃべりで華やぐ。


グスタフとキースは、本を読んで

飲むと飲み物は違えど同じように寛いでいた。


「王都はやっぱり、流行の先端ね!

貴族の間で流行ったものが

国民にも流れてくる。手頃な値段のものになってるけどネ。」


商人の集まり

職人も修行に集まったり


コンクールが開かれて一堂に会するわ


人も物も集まってくるのよ



王城の背後に広がる森


魔物もいるが

精霊の加護があり


屈強な騎士に守られている


貴族のパトロンに挨拶してから

森の拠点に行くから


どんな森?


浅いところは冒険者が拠点で貰っているところが多いわね


王弟の城砦もあって

人気のある土地ね


買い物より森が気になる。



装備は

弓の拵えも相談できると良いけど。


良いところを紹介するわ!


拠点、森だけど

王都で買い物もするからね!


あまり興味が薄いセリだった。



甘いものがあるよ?

キースのひと言


チーズケーキ


他の地域から流れてくるアイデアと

力量で年々新しいものも出てくる



しばらく来ないと、もう知らない程度に。


キースの語る話に目を輝かせた。


ロードはそんなセリを見て、

キースから情報を聞き出そうと

デートコースに決定する


その視線を感じてセリがこちらに来た。


優しく向かい入れる



カナンの話も少し聞いていた。

自分が危険なのは変わらない。


『竜の翼』の弱点なのだ

囮は慣れている。


それと同時に、信頼もあった。

『竜の翼』に。


ロードをまっすぐ見て誘う

「一緒に狩りしよう?」


何が来ても跳ね返せるよ、と。


ロードは誘いに断る気も起きず

ワクワクしたのだった。

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