4/4 2020

20:50

- [x] 元貴族子息のお茶会①

- [ ] ② シュルトとカナンのツッコミ

- [ ] グスタフ飛び込み

- [ ] ロードへのフォロー

- [ ] セリの憂鬱



「ねえセリの家ってどこ?」


「“元”家。戻りたくない」


そんなジャブから始まった。


辺境の森なら

結構あるかー。騎士の家が多いね?

魔物脅威と他国の侵攻を防ぐ役目


どっちかな?

どっちか別れることってある?


あるさ。南じゃない。

小競り合いで魔物が寄ってこないよ


引っ掛かったらしい。


西の森かあ。


北、東、南寄り。の3箇所


あの町なら、北はないかなあ

あったら子供の時、王都に来てるよね?社交に出てくる

無理してもね


社交はほぼ出てない


王都に出ない社交かあ。


事情に詳しいみたいだね?王族の茶会って出たことある?


あるよ

庭の薔薇の香りとお菓子


王族に呼ばれる家柄

男爵、子爵は無いと思う。


図太い

心臓に

どちらかだ


作法

この慣れた追い詰め方


立場上。









キースの家格?

知らない方が


どこの何者かより状況の


3家

古く発言権。学者を輩出、騎士の家系


森での防衛

見回りに連れてかれる

バレた場合、


婚約に巻き込まれ

打診相手は、隣と2家、他。


甘い汁だけすいたいえ


ーカナン、シュルト

父母記憶なし



ーグスタフ

エルフ

師匠が

関わり?

素材があって交流があったらしいと聞いてる

精霊石が出たことがあった


その希少な素材 取り合ってる



夕食へ


ロードとセリ



逃げたい

駒として動きたくない



セリ、俺の番の自由を守る


朝浴びた











気になっていた。

ロードの突然の変化に。


あの表情は、泣きそうだと思った。

泣かせてしまったのだと、慌てた。


隣にいる男が少し、離れるのは賛成だ。

膝の上や抱きつかれていれば、動きに支障が出る。


今現在は、ロードと手を握っていた。

どこにも行かない。ここにいると安心させようとしたことだ。

振り解かれない手。


セリには、キョロキョロ辺りを見回す余裕があった。

貿易街より旅装の人が多い。


人々が行き交っていた。



ギュッと握り返される手は、自分が子供のように感じるが


先ほどの変貌のが気になった。

ロードを伺い見る。


平常に見える。

クィっと引き寄せられ、前から来た人を避けた。

おっと浮かれ過ぎた。


賑わう街並み、マーケットにも近づいているようで

何があるか見回したくなる。


目的の店で昼を購入。

馬車で合流


キースお湯を頼まれ、魔法で出してから

再び馬車に乗り込む。



馬車の中で食事を取る。

揺れは少なく、

パンに具を挟んだボリュームある

新鮮な野菜多めのものを頼んで。


肉増量と数

足りるにだろうか?


商業ギルドと関係




ここは通り過ぎ、次に町で宿をとる。

情報を得てから、順路を確認してその町の冒険者ギルドにも顔を出す。


貿易街と違い、まともなギルドだろう。

王都に近くなれば尚更。あそこだけが特色が違うのだ。


個性派なとこはなくもないが。


ロードの様子を見た。

少しは落ち着いたか?と思える。


セリの心の問題だ。

プレゼント攻撃が効かないのはわかる。


求めているのは、居場所。

脅威から逃れられ、暮らせること。


馴れて貰えば安定すると思う。







番貯金と冗談で集めた品々。

自分色の宝石、与えたい物

珍しい品


狼獣人のカナンにもある


食べ物

篭れる


今は酒の保管をしている状態だ。

ていの良い、酒管理人。









輝きと


森に潜伏してて、



ヴァルトが狙われる

影 また冒険者。と思ったら

盗賊


他のギルド長の護衛トラブル 獣人

話を聞かないタイプ

さけたい

凍らせよう




お茶会

の取り留めない会話もやり過ごし帰る挨拶をしに来た。

これで、今日の社交発は終わり

密かにため息をつきたいくらいには疲れた。


まだ狩りに出た方がこんな疲れ方はしない。



「それは嫌われてているにではなくて?」

やけに響いたように聞こえた。

なんてない会話のセリフが耳に飛び込んできた。


それに反応することなく、


ニッコリ笑って辞去の挨拶を済ませた。


自分は微笑んでいる。社交の手本にように。


早く行かなきゃ。

誰もいない、来ないところ。


足が向く。


ここならいい

そう思ったとたん。

膝が地についた、


慟哭


考えないようにしていた。

それを思えば、崩れてしまうと思った。


待たせてある馬車に乗り込んだ。

水魔法で出した水を飲む。


メイドにはバレるだろう。

今日は夕食は部屋で取ろうと決めた。

疲れていると言えばそうしてくれるだろう。


書類を見せに来た執事に問う

「そう言えば、父上の名前はなんて言ったっけ?」


なんてことにないもの忘れのように問いかける幼い主人に


淡々と執事は答えた。

「そう。」

と答えた肩は振るえておらず。余計に空虚で寂しいものを感じた。


声色は普段のものだった。





迎えに来てくださらなかった。


セリュート


それは死んだ子の名前ですよ。

死ぬ前に会えれば、良かったですね。


残念だという顔で

自分には関係ないと言われているようだった。

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