2022年3月


3/1(火)

 ウクライナとロシアの留学生の対話集会、ロシアの学生たちから戦争を肯定する意見はなく、いかに今回の武力行使が戦争が不当であるかということでは一致していた。専門家やジャーナリストも何人も来ていて、とっても有意義だった。もち、英語聞き取れなかった部分多数あり。

 swiftって一年生の時、国際制度論か何かの授業で勉強したような記憶がある。こうやって武器になるのか。ほんとウクライナがきな臭くなってからのこの二ヶ月間というもの、大学での勉強がこんなに世の中を見る上で役に立つとは。


3/2(水)

 午前〜午後、某展示。期待してたのがいまいちで、いまいちだと思ってたのがめちゃよかった。

夕方、ずっと力を入れてきたことが結局ダメだったという結果のお知らせ。まじ脱力。無気力すぎて何も手につかず。

 しばらく立ち直れないかも。


3/3(木)

 一日中泣いてた。


3/4(金)

 ポーランド経由でベルリンに移動していたキエフの友人がお母さんとロンドンに到着。パディントンまで迎えに行った。高校生の夏以来の再会。会うなり抱き合った。私の方が泣いてしまった。Uは変わらず明るい。受入の親戚が到着するまで母娘からいろいろ話を聞く。胸が張り裂けそう。

 久しぶりにドイツ語たくさん喋って、すっきりした気分。最近は英語でも感情表現できるようになりつつあるので英語でも良かったのだけど、私たちは知り合った時からドイツ語で話してたので、三人とも自然にドイツ語で話し出す。

 当面ロンドンに疎開するというので、またゆっくり会おうと約束した。


3/5(土)

 友人と入れ違いに早朝からベルリンへ。ギャラリー6件の梯子。水持っていくの忘れたから、水分切れで死にそうになった。途中、駅で買ったけど。ポツダマーそばのホテルに泊。


3/6(日)

 午前から、梱包。搬出。喪失感あるな。ネオナチってやっぱほんとにいるんだ。いや、もちろんいるのはわかってるけど、こんなに普通に行動していても見かけるくらいいるんだってことに驚き。見かけたのは若者ばっかだけどみんなめちゃ体鍛えてそうで、容姿だけ見てたらかっこいいって思っちゃうかも。ベルリンの友人に、ネオナチに気をつけなきゃいけないポイントをたくさん教えてもらった。ドイツの普通の人は、こうやって気を付けて暮らしているのか。

夕方にはイギリスに戻る。


3/7(月)

 某偉い先生のZoomセミナー。本当は対面だったはずなんだけど、リモートになってしまった。会えずにがっかりしていたんだけど、初めてリモートなのに心動かされる話を聞けたと言う感じだった。機会を通しても、こうやって人に影響を与えられる表現力を持たねば。



3/8(火)

 寒いけど日差しが力強くなってきた。春だな。上着の中だけ薄着的な子が増えてきてぽちっと見える胸元にどきっとする。かっこいいお姉さんはだいたいノーブラなんだよな。ノーブラ憧れる。でもそれなりにおっぱいが小さくないと無理かも。ゆさゆさでノーブラなお姉さんみたことないしな。私の程度のサイズだとぎりぎりいけるか。一人ファッションショーで試しみたがキャミ着てれば細身ニットでも目立たない。

 というわけで今日は思い切ってノーブラでニットで出かけた。スッキリ身軽で快適だった。難点は小走りになる時揺れて不快なことか。揺れない程度に小さくなってみたい。そうじゃないならみんなを圧倒できるくらいのサイズになってみたい。私のは中途半端。自分的には気に入ってるんだけど、今のサイズ。


3/9(水)

 **に政治を持ち込むなっていう言説、昨今の状況からいろんなところで聞かれるようになったけど、すごく嫌。政治的でない文化的活動なんかあるんだろうか。都合いい時だけ政治と関係ないとか言って自分をクリーンに演出するのみるとムカムカする。


 ニコルとロンドンへお買い物。彼女の猛烈な買いっぷりにびびった。どんどん、なんでも試着するのが基本だよと教えられ、一緒に試着しまくった。日本と違って、試着すると、店員さんも楽しいらしく、話が盛り上がって、どんどんいろんなの持ってきてくれる。「これ、高くて誰が買うんだろうって思うんだけど着てみる?」といって£4000のラウンジドレスも着せてくれた。

 今日の私の買い物はTシャツ2枚とデニム一枚だけだけど、いろんなお店でたぶん20着は試着したな。


コヴェントガーデンで、寒さに震えながら食べたアイスが美味しかった。


3/10(木)

 次の制作、ぱっと直感では形になる感覚があるんだけど、最初に言語化したコンセプトを出さなきゃいけないので、それが今回は全然できなくて辛い。言葉にするとめちゃチープな感じになってしまう。が、言語化できないとゴミクズと一緒になっちゃうというのもある程度納得しているので、がんばる。けど自分のダメさ加減に気持ちが沈んでばかり。これは英語以前の問題だと思うと自己嫌悪の塊になる、


3/11(金)

 某ギャラリー展示のために朝からロンドンへ出る。ああ、なんかこういうのやっぱすごいな、と。アシスタント使おうがなんだろうが、こういう匙加減というかなんというか、こういうのみると自分が惨めに見えてくる。なんかうまく言葉にできなくてさらに鬱屈してしまう。


 ジュリアンが挟みたがるので試してみたんだけど、彼のサイズのものを包み込むには私の胸は十分じゃなかった。挟むには挟めるけどとても包み込むという感じでは全くなく、とてもこれでいかせてあげるのは無理。元カレのはもっとずっと小さかったから挟んで射精までさせてあげられたこともあったけどジュリアンのは無理。

 ごめん。なんかがっかりする彼の顔見て申し訳なくなってしまって、最近ネットで調べたフェラテクを試してみた。めちゃ興奮してくれたからまあまあだったのかな。手順と視線が重要らしい。


 それにしてもなんでみんな男ってパイズリ好きなんだろう(みんなって言っても二人しか知らないけど)。あとでネットで調べたらパイズリで男の子を気持ちよくさせるためには最低Fカップは必要とのこと。だめじゃん、私。

 というか、私のおっぱい、ノーブラでおしゃれするには大きすぎるし、ジュリアンのを挟むには大きさが足りないし、なんかやっぱ中途半端なの?でもこないだ手に入れたディルドで試すと、はさめるんだけどな・・・


3/12(土)

 心を落ち着かせるために、古典技法の特別コースに入ってみた。軸があるのって楽だし安心。ただし技法レベルが低い自分への嫌悪から早晩落ち込む予感がある。でも一年生の時にテンペラの授業で褒められたことあるし、案外、古典技法向いてるかも。でも退屈しちゃうんだよね・・・ けど、未体験のフレスコはやってみたいな。


3/13(日)

 ウクライナからロンドン疎開中のヴェロニカがこの街に遊びにきた。私のこっちの友達をありったけ紹介してパーティーした。話される言語が英独仏伊が入り混じって音的にもほんと楽しかった。今夜はうちに泊まってもらう。高校生の頃を思い出してエモかった。


3/14(月)

 今日は二人きりでフットパス歩きながヴェロニカからいろんな話を聞いた。悲しくなって涙が止まらなかった。なんであなたが泣くの、泣かないで笑ってよ、と怒られてしまった。そうなんだよな。今日も夜はうちに泊まってもらう。彼女とはひとつ同じベッドで昨日も寝たんだけど、今日もそうする。なんかほのかにアーダが妬いているオーラだしてる気がするのだが気のせいか。


3/15(火)

 パリに行く前に片付けなきゃいけない勉強があったのに、今日一日空費してしまう。なんて愚かな。

 ウクライナのこと考えない日がないので、それも心を重くしている要因の一つかも。ヴェロニカが「なんで私疎開しちゃったんだろう。キエフに残って支援すべきだったんじゃないかと思うと心がつぶれそう」と、泣き出す。イギリスからの支援活動も必要だよ、と、励ましになるかわからないんだけど、私自身も関わってる学生の支援活動団体を紹介した。ロンドンへ戻るヴェロニカと電車に乗る前に抱き合った。


3/16(水)

 明日からジュリアンとパリ。明日は出発が早いからジュリアンがうちに泊まる。アーダも明日から彼氏とアメリカ旅行に出かけることになっていて、今日は彼氏が泊まりにきている。まちがってうっかりアーダと彼がセックスしているところ、ドアを開けてしまった。あ、ごめん!と、すぐにドアを閉めたけどアーダが彼にまたがって騎乗位してるところをバッチリ見てしまった。結合部も見えてしまった。ま、こないだ私たちも見られてしまったからおあいこ。ちょっと興奮しちゃったな。

今夜のジュリアンとのセックス、私の方から誘ってしまう。


3/17(木)

 飛行機でパリ入り。反環境ですみません、今回は。本当はユーロスターで大陸入りすべきということはわかってます。

 エトエワールのちょっと西側に入ったところのホテル。チェックインしてすぐに出かける予定にしてたのに、荷解きしている私のセーターを後ろからたくし上げて勝手にブラのホックを外しておっぱいを揉んでくる、彼が。振り向いてキスしたらキスしながらジーンズを脱がされ、そのままベッドへ。バックで二回ほど。30分ほどしてしまう。ギャラリーの約束の時間があるので、あわてて服を着て出かける。

 展示はラブ過ぎて言葉が出ない。もう、大好き。

 夜はトロカデロで食事。街ゆくカップルはみんなあちこちでキスしてる。さすがパリ。で、私たちもキス。私、舌絡めるキスされるとそれだけでほぼフルに濡れてしまう体質なので、本当はすぐにパンツ脱いで裸になる前じゃないときにはディープキス避けたいとか思う時もある。濡れたパンツ履き続けるの、やっぱなんか嫌。冬は冷たくなっちゃうし。

 ホテル戻って、窓から外を見ていたら後ろからジーンズ脱がされてそのまま入れられる。下半身だけ裸状態で、窓に手をついたまま後ろからされる。お尻に射精されたので脚をつたって足首にとどまってるジーンズにたれそうになる。やめて。

 二人でシャワーを浴びてたら、立ったまま向き合った状態で片足を持ち上げられ挿入される。体を拭いてから今度はベッドで夜半までセックス。ジュリアン、キミ、今日何回射精してる?という感じ。やっぱパリは人をエロくさせるのかも。ま、どこに行ってもいつもやってる感じだから、どこでも同じか。


 なんか、昨日、日本で大きな地震があったらしい。何人かの友達に連絡して見たら、東京も結構揺れたらしい。実家でも私の絵が3枚落ちたらしい。縁起でもない。


3/18(金)

 某大先生の回顧展。大御所らしく、何が受けるのかよくわかっているのかな、と、妙な方向から感心してしまう。

昼、パリにいる友人二人とランチ。ジュリアンに紹介する。夜はジュリアンのパリの友人二人と食事。そしたら私の友人の方でもジュリアンの友人ん方でも、別の繋がりから実は大さんの友人同士が知り合いであることが判明した。お互い共通の友人が広がっていくのが楽しい。

 夜のセックスでは、こないだガールズトークで友達から教えてもらったフェラ関連の技を試してみる。試した点:(1)彼を仰向けにしてフェラするときにすぐに先っぽを咥えないで周りを舌でせめる、(2)フェラチオの前に乳首でちんちんをなでまわす。特にペニスの先っぽ近くの裏と、たまの袋あたりに乳首を集中する。(3)咥えながら彼の乳首を両方ともいじる。などなど。なんか細かすぎてうざい気がしたけどやってみた。気のせいかいつもよりアンアンいってくれた気がする。


3/19(土)

 午前、パリでアトリエをもった先輩を訪問。午後はジュリアンと色々パリデート。夜はプレイエルでバレエ。長い一日だった。ほんと楽しい。昼間ジュリアンが耳元で色々エッチなことを囁くので、不覚にも焦らされまくってしまっている私は、悔しいことに夜いつも以上に燃えてしまう。仕返しに昼間私も彼の耳元に色々エッチなことを囁こうか。


3/20(日)

 こないだとはまた別の友人三人をジュリアンに紹介。というか友人にジュリアンを紹介したって感じかも。この友人たちは英語が苦手なので、今日の会話はフランス語になった。彼のフランス語、私の英語以下の会話力なので、なんかたどたどしくてかわいかった。夜、セックスの時、フランス語で会話してたら私が主導権を取ることに。ジュリアンが妙に興奮してエロかった。

 なんだよ、アングロサクソン男子、結局力比べなのか?


3/21(月)

 公共交通機関を何度も乗り継いで、色々回る。すっかり疲れた。夕方、わけあって即席で水彩画一枚描くことに。

 夜は朦朧として眠くてよく覚えてないけど、いつものように3回くらいやったと思う。前から後ろから横から上も下も入れられっぱなしでダッチワイフ状態の私。「男は差し込むもの、女は差し込まれるもの」を地でいってしまう・・・悲しいかな、男女はやっぱオスとメスなのか?


3/22(火)

 朝入ったリュクサンブールそばのカフェのクロワッサンがが美味しくて二つも食べてしまう。

 今日は、あの子と、この子と、その子に会う。Covidの移動制限で今まで会えなかった友達と、とにかくみんな会っておきたい。みんなジュリアンにも紹介できたしよかった。

 今日の夜もベッドに入るなりフランス語に切り替えたら、途端にジュリアンが受け身っぽくなった。これで二回目だ。苦手な言語で弱気になるのか?面白いくらい反応が違う。調子に乗ってフランス語で話し続けて私が主導権をとる。昨日の仕返し的にとばかりに。といっても私もフランス語、苦手なんだが。

 というわけで今宵もずっと私が上。騎乗位でのグラインドで彼もいかせたし、私も自分で動いて中イキさせてもらった。2月、ディルドを床面にくっつけてオナニーしまくったおかげか、騎乗位の時の腰の動かしがめちゃ上手くなったように思う。毎回じゃないけど中でいけるようになったし。


3/23(水)

 パリに来てずっと運動してなかったので、ジュリアンと、朝、チュイルリーを四往復ランニングする。結構観光客が走ってるのね。ほとんどアメリカ人風の人だけど。「難民に寄付を」の紙持った盗人集団、まだこの辺にいるのね。絡まれてる観光客を見つけたジュリアンが追い払ってた。こういう時、西洋人男性ってやっぱ即座に行動するんだね。ラブ。

 今日も騎乗位でジュリアンをイカそうとしたら、反撃されてバックの大勢に転換される。しまった、今夜は言語が英語だったから私が弱い立場になったんだ。でも後ろから微妙なツボをつかれて未体験の快感を味わってしまう。あと少しでバックで中イキしそうになった。あと一歩。バック中イキ未体験。バックでイカされたい。彼がバック好きなおかげか、バックで感じる体になってしまった。ジュリアンと付き合うまでバックの経験一度もなかったのに、唯一の元カレ、バックしなかったから。だからバック歴半年にも満たない。


3月24日(木)

 遅ればせながら、アピチャッポンのメモリアを見る。めちゃよかった。フランス語に吹き替えられてなくてよかった。スペイン語の映画をフランス語字幕で見るの初めてかも。

 早いもので、パリにきてもう一週間経った。かっこいい人はみんなノーブラなことはイギリスでも気づいていたけど、パリにいてますます確信した。ほぼみんなノーブラじゃん(誇張)。パリ初日から私もノーブラしてるんだけど、もうすっかり慣れた。先っぽが服と擦れて痛いとかいう日本人の言説、嘘だな。まったくそんなことない。ノーブラ最高。いろんなお姉さんをみておしゃれなノーブラの着こなしを習得したつもりなので、イギリスに戻ってからもノーブラを続けたい。


3/25(金)

 不慮の事故で亡くなった先輩の展示を見る。去年、訃報の知らせを受けた時は衝撃だった。コロナの規制でとてもフランスに渡れる状況になかった。仲の良かった先輩の葬式にも参加できず、一人で泣いて過ごした。今日も展示見ながら泣いてしまった。不審者っぽくなっちゃって申し訳ない。

 ジュリアンをMにするのにハマった。私がSになるにはフランス語に切り替えれば良いだけだし。今夜はフェラでいじめたくなって、女の子の体勢にさせてなめまわした。Sのはずのジュリアンがめちゃ、あんあんと喘ぐのでそんな彼の姿見て私も興奮した。挿入前にフェラで射精させた。いままでも何度かフェラで射精させてあげてるので、精子飲んだりとかそういうのが当然だと思われないようにしなきゃ。どうやら前の彼女はあんまりフェラしてくれたなかった模様。ジュリアンの前の彼女がどんな女の子だったのかは聞きたくもないので聞いてないけど。

 というかめちゃSな彼がこんなMになるんだ。その事実に興奮してしまう。それに自分がまさかSになれるなんて思ってもなかったのでそれもびっくり。ま、この程度をSとかMとか言わないのかもしれないけど。痛いこととかしてないしね。


3/26(土)

 日本から留学中の高校の友達とランチ。ジュリアンにも紹介する。彼がイギリス人だと知って、気を遣って友人が会話の言語を英語に切り替えやがった。彼女は私と違ってめちゃ英語の達人。

 ばかやろう。ジュリアンが優位に立ってしまうではないか。案の定、急に彼が生き生きとし始めて、私はたどたどしくなる。友人はフランス語も私より上手だけど英語は数段達者。あとで「何で英語に切り替えたのよ!」と日本語で抗議したら、「だってアン、フランス語苦手じゃん。イギリス留学してるから英語上手くなってると思ったよ。でもあんまりうまくなってないね」と。ばかやろう。友達の言葉とはいえ、これ、結構傷付いたよ、わたし。

 楽しそうに彼女と英語で会話しているジュリアンを横目で見て、ちょっと嫉妬してしまう。彼女、私より美人だしな。おい、私の友達に浮気するんじゃないぜ。


3/27(日)

 明日帰るのか。楽しい休みも終わりか。セーヌ川のほとりで泣いた。ジュリアンが肩に腕回してきたので彼の胸で泣いた。なんか別れ話がもつれたカップルみたいじゃん。泣いてばかりでごめんよ。

 練習が非番のバレリーナの友人4人とディナー。みんなカラダ気にして食べ物選ぶんだね、やっぱ。

 それにしても、パリ滞在中、ずっと会えなかった友達にありったけ会えたという感じ。ジュリアンが「アンの友達にたくさん会えて楽しかったよ。みんな美人ばかりだね」だとよ。美人とかひとまとめにいうなよ。ま、確かに私よりみんな美人だしな。ひょっとしてアジア人より白人の女の子の方が良かったって思ってたりしないだろうか、彼。なんかそういう不安が胸にこみ上げてきて思わず泣いてしまう。私の友達の方が魅力的だった?本当に私のこと好き?と、うざいだろうということは承知で、そんなことを言ってしまった。

 でも全身でそれを否定することを言ってくれたりしてくれて、気持ちが落ち着いた。でも秋になる前には、私は留学を終えて一旦日本に戻るわけだし、とすると今の私ってジュリアンにとってどういう位置なんだろう。不安だよ。


3/28(月)

 イギリスに帰国。帰国というのも変だけど、とにかく家に戻る。久々にアーダに会えて二人で抱き合ってはしゃぐ。彼女に香水とチョコレートのお土産を渡すと、「なに?ジュリアンと別れて私と付き合いたいわけ?」と。このお土産、恋人同士っぽいチョイスだったのか?なんかちょっとどきっとしてしまう。「アーダ、それ冗談?それともまじ?」と思わず聞き返してしまった。「アン、友達でしょう!大好きだよ!」とはぐらかされてしまった。

 っていうか、アメリカ旅行から帰ってきたアーダからのお土産はなし。うん、お土産っているのは日本文化なんよね。催促しなかったよ、もちろん。

 イギリスに戻ったとたん、生理。やってばかりだったので今回遅かったので実はドキドキしていた。


3/29(火)

 悪友女友達グループで恒例の国際ガールズトーク。私がパリでノーブラ できるようになったことを報告したら、ノーブラ 派のお姉さんたちから褒められた。と同時に追従者を数名生み出した。で、ロンドンではノーブラ 普通に見かけるけど、この街でやるとちょっとねえ、という話にもなった。薄着になる前なら大丈夫じゃない?とか。私はもう全然躊躇なくなったよ。そんなぽちっとならないし。などなどブラジャーとおっぱいの話で盛り上がった。


3/30(水)

 ウクライナからの友人と定例の避難者受け入れ活動に参加。ロシアからの留学生もたくさん参加してる。ひどい話や映像をたくさん見て心が折れそうになるけど、だまってちゃいけないんだ。

 ハンガリーが、バカヤロー状態なんだな。闇だな、Mitteleuropaは。


3/31(木)

 朝からニコルとテニス。彼女の笑顔、好き。こころが和んだ。

 昼、川っぺりでジュリアンとランチ。今日はおにぎりを持っていった。これ、やっぱ日本のスペシャル屋外ランチでしょ。梅干しの美味しさわからせたい。

 そのままいちゃついてたら彼が催してしまう。え?ここで?人目のある戸外ですよ。いくら他にもいちゃついてるカップルがいるからと言って、そういうことしてればバレてしまうかもしれないでしょ。でも我慢できないお願いと懇願され、仕方ないな、と上着をかぶせてから彼のものを取り出して、手で握って上下する。人目が全くないわけじゃないから気づかれたらどうしようと思うとあんまり手を動かせない。だって後ろから見ても肩のうごきでなにしてるかわかっちゃうでしょうが。

 それが不満だったのか、口でしてほしいと要望がエスカレート。彼に膝枕しているように装ってくわえることに。遠目にはまさかフェラしているとは気づかれませんように、と。頭を大きく上下させるわけにはいかないので、吸ったり、喉の奥にあてたり、口に入れたまま舌だけ動かしたり。結構苦しくなったりして涙目になったりもした。戸外なんだから射精は草の上にでもしてくれればと思っていたのだけれど、結局口の中に発射しやがった。喉の奥まで加えたときに射精されたので溺れるかと思った。けどいつもよりも射精までの時間がずいぶん短かったので助かった。でも今日はいつもよりめちゃ量が多かった気がする。。

 お返しと言って、「僕も口でアンを・・・」と言ってくれたんだけど、外で口でしてもらうには露骨にそういうポーズ取らないと物理的に不可能でしょ、Fと違って、無理だよ。と言ったら、バレないよと、彼。でも無理(だって最低限M字で開脚でしょ)、と言っても聞かないので、生理だからといって落ち着かせた。ほんとに生理で、そもそもセックス 控え週間にあるのだよ。


 ああ、三月最後の日の記述なのに、こんな下の話が中心になってしまった。だが、これが現実か。人間てこういうものなんだろう。

 夜はライティングの素材集め。そろそろ授業もふたたび本格化するのでちゃんと準備せねば。

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